桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

取り壊し

2011-10-28 | Weblog
もう住まなくなった利根町の家だが、どきどき行っては、あれこれをしていた。行くたびに玄関の開きが悪くなり、大変な思いをしていた。
本来ならば、もう取り壊しして更地になっていたはずだが、依頼した業者が、大震災で忙しいこともあり、今日まで延びていた。それが今日、中学の先輩でもある業者から「来週月曜日から壊す」と連絡が入った。いよいよだ。
あの家がなければ俺の再審活動はあり得なかった。柱の下部の大部分が腐り、老朽の激しい家だったが、台風にも地震にも、本当に良く耐えて今日まで来た。
良く連れ合いと「この家は守られている」と話したが、父と母の思いが守ってくれていたと感じる家がなくなるのは、父母の死を認識するみたいな寂しさを感じる。でも、きっと両親は、どこかで喜んでいて、良く頑張ったと言ってくれているだろう。

狭山集会

2011-10-28 | Weblog
今日は本庄市での狭山集会。何時ものことだが、俺が行った午後の分散会は、どの会場も満員で、本当に良く人が集まる。
久しぶりに石川さん夫婦にも会ったが、元気。動き始めた裁判に、喜びを感じて活動してるのが判った。
この12月の三者協議では、今後の見通しとなる進展が期待出来るとかで、弁護人の報告も明るくて力があった。
今、再審の山が動き始めたなぁと感じながら集会から帰ってきた。俺のなすべきことは、これからだ。

俺も一言

2011-10-28 | Weblog
昨日のドラフト会議で、てっきり巨人の単独指名になると思っていた東海大学の菅野投手だったが、日本ハムも指名して抽選勝ちした。
この番狂わせについて、あれこれとコメントが流れているが、どれも道理だ。別にルールである以上、日本ハムが指名して悪いことはない。どこの球団に指名されてもプロ野球を志したのならば、素直に入団してやるべきの意見も一理だ。
しかし、自分がプレーしたい球団に拘って、自分の時間を失ってまでも特定球団に入りたいならば、それは個人の自由だ。
菅野投手の将来がどうなるかは判らないが、巨人のユニフォームで沢村投手と両輪で活躍する姿を期待していた俺は、かなりガッカリしたねぇ。
ダルビッシュをメジャーに失う日本ハム球団の事情も判るし、ダルビッシュの代わりにと思うに相応しい逸材だから、来年、ユニフォーム姿が見られないとしたらば、本当に残念だ。

弛緩してる

2011-10-28 | Weblog
今日は本庄市で集会。狭山事件関係のだが、上野に来て高崎線で行こうとしたらば、発車時間になっても電車のドアが開かない。
駅のアナウンスは「5番線の交替乗務員、交替が完了しましたらばドアを開けてください」と、何度も言ったが、全くドアは開かない。
結局、発車時間を6分過ぎてドアは開き、すぐに発車となった。全く弛んでると思ったが、発車しての車内アナウンスを聞いて呆れた。「高崎線内、人身事故のために発車が遅れて申し訳ありませんでした」だと。それも何度も言うのだから呆れてしまう。
弛緩してねぇ。