桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

花吹雪

2009-04-08 | Weblog
どこへ行っても乱れ散るぶ桜が見られ、行き交う人たちも華やいで見える。
今日も新宿方面を回っているが、神田川添いにある桜も、たわわに咲いていた。人や車の上に降り注ぎ、歩くたびに足に絡むように流れ、車が走れば追い掛けるように路面から舞飛ぶ。
春はいいねぇ。

舞鶴での事件から

2009-04-08 | Weblog
今日のニュースで、あの高校生を殺したとされる被疑者の名前と写真が公開され、識者と称される人たちのコメントが出ている。
この人、前に殺しをしていて、いかにも怪しいし、やっていそうな感じだが、感じと事実は違うし、やはり証拠によって判断するしかないだろう。なのに、京都府警察の記者会見はノーコメントの連発だった。
この被疑者は別件で逮捕され、すでに殺しの追及もされていて否認を貫いている。別件の窃盗罪などで有罪になって服役中を逮捕したが、これは自白させるためだよね。
きっと、もう取り調べが始まっていることだろう「証拠は上がってるんだよ、お前を目撃した人がいるんだよ」 って。
証拠は裁判員制度を意識した逮捕だと言う。5月21日以降に起訴になると裁判員制度で裁判になるから、その前に起訴するには、今がギリギリらしい。へぇ~だね。ってことは、裁判員ではマズイと考えていることになるが、何がマズイのだろう?
俺は裁判員の一般常識に期待しているが、警察は一般常識に危惧していることになろう。裁判員制度では有罪に出来ない!と。
裁判官、信頼されていると言うか舐められてると言うか、これゆえの我が42年だと、改めて思う今朝のニュースだった。
この人、本当に犯人だろうか?