桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

8003円!

2006-06-29 | Weblog
 8時間余りの長旅で着いた函館は、昨年の佐藤光政コンサートに続き4度目。
駅に出迎えてくれた支部長のNさんに会い、すぐに集会場で宿泊のホテルに入りました。

 集会は蒲原沢土石流事件で国の責任を問う原告のN.Tさんや地元の労働2事件も参加して訴えがありました。
懇親会が同じ会場で9時終了のため、布川事件の話も15分程度でしたが、殆どの方がコンサートに来てくださっており、十分でした。
集会は35名、懇親会は28名の参加でした。

 昨年のコンサートに来てくださった方のリクエストもあり、喜んで一曲!アンコールで二曲目、「投げ銭は大歓迎です」と言ったところ、何と
集まったのが八千三円!ドサ回り歌手でも食べていけそうです。

北見から函館へ

2006-06-29 | Weblog
 北海道の北東、網走に近い北見から南西の函館まで、電車を乗り継いでの旅。
午前7時過ぎから午後3時すぎまで、延々と続く大地。改めて広さを思い知らされました。

 今日から北海道は空気が変わり、夏になったと天気予報。爽やかな青空に風。これからが北海道らしくなる今日は、このキャラバンの最終地函館です。
今回は鉄道で動いたせいもありますが、過疎という文字を感じました。鉄道の分岐から続く線路が錆びて、もう藪になり始めてる北海道。その先のあった時代を思いますと、金だけが総てという時代の荒れ方が鉄道にも表れていました。人間生活の手段に過ぎない金、その手段が目標のようになった社会の歪み。我が闘いも社会の歪みと対峙するものですから、更に頑張りたいですね。もちろん「布川事件」の闘いらしく、明るく楽しく!