サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

ハミに悩んで・・・が遂に決着

2006-02-18 19:58:40 | ファリス(清陽)
ファリスにどんなハミを使うかあれこれ思い悩んだのですが、今日の運動で迷いがなくなりました。

馬場運動は人指し指程の太さの金属のノーマルハミ。障害運動は、ジョイントが2箇所ある樹脂製の枝ハミで拍車を外す。これが一番心地よいフィーリングでした。

障害運動は樹脂製のハミが良いと聞き、数種類を試したり購入したりしたのですが、真一文字の棒ハミは馬がのめってしまいまとまりがつかない。それを引っ張ってしまうと馬のバランスが崩れる、でした。


何にしても迷いがなくなったということは、私にとっても、私の指導を受ける学生にとっても良いこと尽くめです。
試合の入厩はちょうど来月の18日。ちょうど一月前とは言いながらも4週間を切りました。来週からはYaさんも強化練習を開始です。さて、どこまで仕上げられるでしょうか・・・。


美子は何回目かの風邪でダウンです。早く治さないと・・・ね。
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昔は楽だったな~

2006-02-16 21:41:07 | 庄原TRF
何が? それは考え方が。

セントジョージ賞典馬場に出る基準は踏歩変換が出来るかどうかだった。私だけでなく大半の人間が、です。連続踏歩変換なんか出来たら大したもので、勝ったも同然。

それが最近は何なんでしょう。
セルフキャリッジが万全でないといけないとか、バランスバックの態勢が悪いとか、腰内で馬が苦しがってはいけないとか。余裕を持って運動できる状態でないと試合に出すべきではないとか・・・。


誰がそんな難しいことを私に要求するか・・・ですが、困ったことに私自身なんです。
清兎で連続踏歩変換できたから、『春の試合は学典馬場だ~!!』と思って乗ってはいるのですが、基礎の無い馬に収縮運動は辛い・無理・苦しい。

苦しがって膠着する馬を脚で押し出し、拍車を使い・・・。


無理なものは無理ですね。手順を踏んで、出来ることからボツボツと。

明日はゆうがたから一時雪の予報です。最後の雪になってほしいな~。
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天気と追いかけっこ

2006-02-15 18:09:01 | 庄原TRF
今朝は3月下旬並みの気温で馬場の凍結はなかったのですが、中学校の交通安全指導で登校時間に出かけました。

昨日は休馬にしていたのでどうしても乗らねばならないのに、天気予報では午後から雨。朝の作業をしていたら、ラジオ番組では『広島市内はポツポツと降り始めました~』なんて言うじゃないですか。
これはいかんと、清兎から乗り始めました。外は既にポツポツと降り始めですから2頭乗れるか不安で。
1頭目が乗り終わったら手入れもしないで馬着を着せて馬房に放り込んで、2頭めに。

そして何とか12時半には運動終了です。雨降るかな~と思ったら見事に13時から雨。してやったりです。

でも結局直ぐに雨は上がり、本格的に降り出したのは午後も遅い16時半でした。
焦って損した・・・では有りますが午後から時間があって色々なことが余裕を持って出来ました。


昨日は昨日で、ぐずついた天候で乗る気力無し。全頭休馬とも思いましたが清史郎だけは放馬してやりました。覚悟の上とはいえ、水溜りでゴロゴロして全身泥んこ。
ここまで泥んこにならんでも宜しいでしょう・・・と言うくらい派手に泥んこ。
洗う身にもなってほしいもんですが、乗ったほうがよっぽど楽でした・・・。
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昨夜は満月

2006-02-14 11:58:50 | 清史郎
東の空からぽっかり昇る様子に、一時作業の手を休めて見入ってました。

ま、それもつかの間。早く作業を終わらせて、ビール・ビール!!

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トリノ五輪は負の連鎖状態ですが・・・

2006-02-14 09:20:05 | 庄原TRF
やはり注目度の高い競技はメダルを期待しますよね。

10位以内なら『あ~、頑張ったけどつまらんかったな~』とか正直思うし、30位とか40位だったら初めから入賞圏外なんだし選手派遣をしなければいいのに・・・なんて思わないでもないです。

自分も競技スポーツの選手であり指導者でもあるから、入賞に端から手が届かなくても1歩でも前を目指して努力し続けることが大切で、メダルだけが全てではないことも充分知っているのに。

しかも馬術に置き換えるならば、オリンピックやワールドカップに出場するということが、それ自体がどれほど大変でものすごいことなのかを知っているのに。

競技スポーツの成否は競技場に出かける前が当然に鍵です。
スポーツ選手が強化トレーニングするのに最も必要なものは・・・ズバリ金です。マネーです。
施設使用費、交通費、用具代、コーチに支払う謝礼から競技に専念する為の衣食住を含めた生活費・・・全て金金金の世界です。
馬術界ではやっかみ半分に『あの人は良い馬に乗っているんだから、勝って当り前・・』とか言いますが、ジャンプ界の大御所であるS谷先生は『大金を支払って良い馬を準備するのも選手の実力の内』と仰います。

今でこそ共産圏が崩壊していますが、オリンピックでの成績を国威発揚の場と定め猛烈な強化を行なった旧東ヨーロッパやソ連を例に出すまでもなく、今でも中国や北朝鮮などではオリンピックのメダリストは国家の英雄です。
それに引き換え、日本では金メダルをもらっても生涯食いっぱぐれ無しなんてことも無い。地道に競技団体の中で活動していらっしゃる。或いはプロに転向しても、体を張って生きていらっしゃる。

選手がCMとかにバンバン出て、オリンピック協賛金が多く入る競技団体の選手は少しは恵まれているかもしれませんが、多くの競技選手や競技団体はいつも金のことを考えて苦労している・・・はず。そんなことも理解できるのに、気持ちはミーハー。


競技を続けるには体力が必要です。
身体能力の体力・精神的な苦しいトレーニングを続けるモチベーション維持のための体力・そして経済的な体力。
この3つの体力のうち一つでも欠けたならば、競技選手は続けられません。


それらのことが全て判っていて、トリノに行っている選手達の大変な努力を想像できるのに・・・オリンピックのTVを見たくない、ナショナリズムを意識する数日間です。

頑張れ!!ニッポン!!


そして、レベルはとっても低いけど1ヵ月後の試合に向けて・・・頑張れ自分!!
頑張れ馬たち!!頑張れ学生!!
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馬は難しいですね

2006-02-13 19:53:24 | ファリス(清陽)
背中がしんどいファリスは第3課目レベルの収縮を求めない運動ならかなり良い運動をしますが、収縮を求めないといけない学生賞典レベルの運動になると、インスタントな扶助にはどうしても反抗が出てきます。

昨年の11月に三木HRPで行なわれた全日本馬場を見に行って、第3課目では度肝を抜かれるような人馬はいなかったとこのブログの記事に書きましたが、収縮を求めないで(2006Aには収縮速歩での肩内がありますが、セントジョージクラスの収縮とは求めているものが違います)第3課目のみに集中すれば全日本馬場で上位入賞も夢ではない、そんな手応えをファリスから感じます。

しかし照準を合わせているのは学生賞典馬場ですから、誤魔化しの効かない収縮を求めなければなりません。

馬が苦しがってきた時、一般的にはハミを解放してやり楽にすれば折り合いがつきます。しかし別の技法では更に推進し後駆を踏み込ませることによって強制的に馬に運動を要求することも出来ます。これは非常に難しい。
馬を強力にコントロール下に置くことが求められ、収縮を維持する為には水勒での運動は厳しく、大勒での運動が必要になると感じます。そして大勒で抜いて乗る・・・です。

私一人なら間違いなく大勒で運動でしょうが、私より技量が低く馬をコントロール下に置けない美子が競技に出ることを考えると基本は水勒で我慢です。
水勒で我慢することは非常に意味深いことで、結果は回り道した分許容範囲の広い馬が出来ることになります。

一日の運動の中で、ハミを離して乗る状態と、強烈に腰を張って猛烈にハミを持って乗った、両極端な扶助を使った1鞍でした。
面白い1鞍でしたが、こんな日はメンテナンスが大変です。しっかりとケアしないと次回はガタガタに破行なんてことは経験済みです。

背中・腰・項・首にアンドレス軟膏を擦り込んでマッサージでした。特に耳後というか首のトップ部分のマッサージは効くみたいです。柔らかく揉んでいると馬の目がうっとり気持ち良さそうです。ガシガシ指先で刺激すると・・・ジタバタ。

ガシガシだけど程よい刺激で。言うなれば『・・・痒いところはございませんか~?』のシャンプー程度でしょうか。


みっちり乗り込んで馬も汗びっしょりかもしれませんが、人間もお疲れです。

『肩とか腰とかお疲れでしたら揉んだり叩いたりしましょうか~?』なんて優しい言葉をかけてくれる人は・・・私には存在しません。
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不健康な日々の始まりです

2006-02-12 22:51:11 | 庄原TRF
明日朝の気温予想は-7℃で、今は快晴の星空です。

先週は雪で休馬が続いていたのが土曜からやっと乗れ始め、今日は久々の3鞍運動。

背中だるい、全身疲労と相変わらずの繰り返し・・・。


喜ぶべきことですが、乗れば乗るだけ馬が良くなるから否応無しに乗ってしまう。今週は、また針治療でしょう。

では、


今日は仰山書き込みしたな~。

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米国の牛肉検査不備に思うことから・・・

2006-02-12 19:02:43 | 庄原TRF
安全な肉を食べたい、只それだけ。

安全で、安くて美味しい肉を食べたい・・・はドダイ無理な話。

以前は近所のスーパーで売っている米国産カルビ焼肉用を何の疑問も持たずに食べていたし、特段にまずいとも思わなかった。それが当たり前だった。

材木を買って来て、七輪の網の面がテーブルから10センチほど出るように、テーブルに七輪内臓BOXを作り、手作りの焼肉テーブルを作製したのは何年前だったかな~。多分、TETUが1年生の秋くらいでした。
あれ以来、我が家ではお客さんを持てなすのは【炭火焼肉】となりました。焼肉を食べた後も、炭の火が消えるまで七輪の火を悪さしながら語り合うのは良いもんです。夜にほのかな火を見ると、原始人のDNAが復活するのでしょうか・・・、何となく癒される感じ。

BSEが大問題となり、安い米国産牛の焼肉が店頭から姿を消してからは学生達に気軽に焼肉を振舞うことがなくなりました。
その代り回数を減らして、国産牛肉での焼肉がメインとなりました。

庄原の肉屋さんにはご当地ブランドの 比婆牛 というものが有ります。神戸に持っていけばたちどころに神戸牛となるような、高級和牛です。でも産地ですから、最高級のカルビが100g/700円です。これを高いと感じるか、安いと感じるかは価値観の問題。
口の中でとろける焼肉です。

昨年の夏だったか、学生がバクバク食べるので肉がなくなり、急遽スーパーへ肉を買いに走ったのですが、AUSビーフの堅くてシワイ感触に今更ながら国産牛肉の美味しさを再確認です。


広大の院生となっているTETU君が茨城県の研究機関に出向することになりました。
なかなか会えなくなるし、西条を離れる前に一度飲み会をやることとします。
西条まで行って居酒屋かどこかで飲んで、もう1件梯子してホテルに泊まって帰るか、庄原まで来れば 比婆牛 で焼肉腹一杯でも良いと言いましたらTETU君は後者を希望でした。
焼肉は少人数でやっても楽しくないから、M田君、O川の円ちゃんなどの都合を聞いて楽しくやろうと言っておきました。
とっても遠いけど、Y大OBのM君やO大OBのI君等も来ればもっと楽しいけど、たかが肉を食べに庄原までは来ないよね~。


ご相伴に与かる可能性が高い美子は『・・・』(・・・捻った一言が思い浮かびません)
誰か『・・・』の中に入れる言葉をコメント下さい。
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治療の効果

2006-02-12 13:07:22 | ファリス(清陽)
木曜日に、ファリスの背中から腰にかけて背骨の両サイドに注射治療をしたのですが、効果はありました。

馬体の硬さは注射で変るものではありませんが、背中を押えても以前ほど嫌がらないし、何より運動時に二蹄跡運動や反対駈歩で今までは苦しがって反抗したり踏歩変換に逃げていたのが、随分と楽になり人間が注意して正しい扶助を使えば運動が継続できるようになりました。


先日の審判講習会でも馬に対して薬物を使用することに対する諸注意というか、FEIの考え方として馬はハッピー・アスリートとして尊重されなければならないが有りました。
ここ数年の講習会では、会の冒頭で重要なこととして取り上げられている部分です。

馬を競技に使えば疲労は溜まるし、競技前の運動は無理をさせがちですから(・・・もっとも、人間も試合までは・・・と無理をしているのですが)肢を水道水で冷却したり、肩や背中にアンドレス軟膏を擦りこんだり、場合によっては補液をして薬物投与を行ないます。
薬物投与などの行為は禁止されているわけでは有りませんし、むしろ痛みを緩和してやったりしながら競技に向けての調整をすることは馬の福祉という考えに逆行しているとは感じません。

痛みを緩和する処置までして乗ることは馬の福祉に反するという方も当然いらっしゃるでしょうが、馬の自然回復力のみに頼って競技に間に合わなくても仕方が無い・・・と考えられる人は、素晴らしい馬乗りですが・・・私は無理です。


競技場で出番直前にバナミンを投与して、急激に痛みを緩和させて乗ることを日常的に行なっている人もいます。主催者に告発まではしませんが、軽蔑していいます。
馬に薬物を使用することは禁止していませんが、薬物の影響下で競技させることは禁止もされています。
その人の競技成績が伸び悩んでいるのは、その当たりの思想的な部分にも関連があるのですがね。

ファリスは試合まで40日を切りましたが、これから乗り込んでいくと速歩運動は収縮を求めますので、背中は必ず痛んできます。
次回は薬物治療ではなく、獣医さんをお願いして針治療になると思います。往診料と施術料を思うと財布はかなり厳しいのですが、万全の状態で試合に臨みたいですから。
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座学と実学

2006-02-11 13:38:13 | コーチとして
審判講習会の後、体の疲れや雪による馬場閉鎖で、8日ぶりの運動でした。

岡山の講習会で、肩内・腰内運動の側方ベントの深さについて議論が有りました。

その時は感覚的な意見に留まったのですが、今日は馬に乗っての運動で自分の考えをよりはっきりとまとめることが出来ました。

結論は、側方ベントの深さで点数が決まるのではなく、当たり前の事ですが、馬の総合的なバランスがあってベントの深さは全体の一部分でしか無いということです。
私が講習会で大きな違和感を感じたのは別の次元の話です。

これを詳しく説明すると、色々とややこしくなるから差し控えますが、早くビデオが入荷し自分が指導している学生に見せてやりたいという気持ちに変りはありません。
そのくらい、総合バランスに優れた馬の運動だったから。しかも、従来のオリンピックや世界選手権などのレベルでなく、第3課目2006Aクラスの運動であることの意義が大きい。
このレベルの運動を行なえば、2006Aで70%を超える得点が出来ますよ・・・、ですから。

ただし、日本人の審判が8点をすんなりくれるかどうかは・・・知りません。
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