サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

馬とは無関係な話

2005-12-08 00:26:46 | Weblog
私が地元の簡易裁判所の民事調停委員をやっていることはどこかで記事にしました。今日は広島県内の民事調停委員の研修会が広島地方裁判所内で行なわれ、朝から出かけてきました。

民事調停というのはわかりやすく言うと、当事者どうしでは解決困難になった事を公的機関である簡易裁判所に持ち込み、それを担当する調停委員が双方の事情を聞き取りし、基本的には双方がお互いの主張を述べ合った後に、第三者である調停委員の意見を聞いてお互いが譲り合いの精神でもって双方の妥協点を見出そうとするシステムです。
夫婦間のトラブル・離婚などや、子供の親権を争う場合は家事調停と言い、私がお引き受けしている民事調停とはカテゴリーが違います。

民事調停は交通事故の過失割合に関するトラブル、土地の境界問題、金銭の貸借問題などが従来から多かったものですが、最近の民事調停で圧倒的に多いのは特定調停といって、消費者金融などが絡んだ多重債務の処理です。

一般の方は多重債務の処理というと、自己破産を想像されるでしょうが、一定の収入や土地・家屋などの財産もあり、収入の中で何とか支払原資を確保し返済意志のある方を対象として、消費者金融などを相手方とし、方や債務者の方を申込人として行なうのが特定調停です。

TVコマーシャルに出てくる、武富士・アコム・プロミス・シンワなどの大手は勿論、中小の街金と呼ばれる消費者金融会社が相手方になることも多いです。
大半の方は借りたお金を計画的に返済していらっしゃるのでしょうが、何らかの理由で返済困難に陥った方が調停を申し込んでこられたものを調停委員2名が一組になって債務処理を公平な立場に立って行な訳です。

公平な立場とは言いながら、利息制限法以上の金利で貸付されている債務額を利息制限法の範囲内に計算しなおし、債務者の収入・支出を聞き取りして毎月の支払い原資を確保し、その後消費者金融と返済計画を協議するのです。

本日の研修会は大半の時間をこの特定調停のあり方について、問題提起・検討いたしました。
特定調停について詳しくお知りになりたい方はネットで検索されるか、最寄の簡易裁判所をお尋ね下さい。


だから何なんだと申しますと、雪で乗れない一日を広島まで出かけて、調停委員の勉強をしてきた・・・。只それだけです。
昨日の夕方、少し緩んだ馬場の雪にハローを掛けて、砂とグチャグチャに混ぜておいたのですが、今日一日では馬場は使える状態まで回復していませんでした。
多分明日は雪が溶けて、4日ぶりに馬を馬場に出せるでしょう。
放牧すれば楽ですが、猛烈に走り回りますから、滑りこけたりして危険。明日は、それぞれみっちり調馬索の一日になるでしょう。

では、記事を書き込んでいるうちに日付も変わったようですので
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