忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

ガッシャーンドサッ

2010-01-28 | 日々
 夜土間に降り玄関戸の前でかなりそわそわしているのを見て、気になり声をかけた。「 シッコ? 散歩? 」すぐ近寄って私のあごを舐める。もう一度尋ねると『 ワン! 』と返事した。
 一緒に外に出て庭を通って家の角を曲がるまではいつもと同じ歩き方。ところがそこで犬は急に暴走、リードを握ったまま私はいきなり横倒しになる。ガッシーャン !!とドサッ ! は暗闇でのほぼ同時の音だ。
 猫かイノシシの気配を感じての急な高速を止められなかったのはわかる。だが音は‥‥私の片肘は低いブロック塀の上にあり、植木鉢を押さえた状態で塀にもたれて座っていた。
 外灯が点灯し内側から『どうしたの』の声に、「なんでもない」と答える。明るいままの周囲を見て、危なかったと胸を撫で下ろす気分。下を覗くと傾斜のあるコンクリート舗装の道に砕け散った植木鉢があった。
 うまくクッションの役目を2つの植木鉢が果たしてくれたおかげだ。直接塀にぶつかっていれば片肘を傷めるどころか、道まで落ちて大ケガをするところを土の汚れで済んだのだ。
 ガッシャーンの音に犬も驚いたのか、引っ張るのを止め待っている。犬にも責任はある鉢の落ちた場所に行き、外灯をたよりに証拠隠滅をすませてから散歩。「よかったね」仲良く帰って、まだそのままの外灯を私が消した。

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