忘却への扉

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歩道トンネルを

2005-12-25 | 日々
 その朝は出かける予定があったが、あいにくの雪になった。除雪作業の人たちも、この冬二度目の出動のようだ。
 道路登り坂の途中の場所に車を置いて、歩きなれない歩道を行く。通勤通学時間は過ぎてはいたが、二人と出会っただけでは寒さもあり少し寂しく感じる。
 やがて歩道トンネルに入る。雪が吹き込んでいるのは僅かの部分で、乾いたコンクリートの路面に足早になる。トンネルはカーブしていて、両側の入り口近くからすぐ外が見えなくなる。かなりの長さ、誰かに会っても会わなくても不安になる距離だ。
 トンネルは曲がっていても風はかなりの強さで吹き抜け、予想外の寒さだ。自動車がすぐ横を走る大きな音に危険を感じる。
 となりのトンネル内の音があれほど響くとは知らなかった。やっと出口で雪を踏みながら少し国道添い行き、細く急な道を下りた。
 遠い昔、祖父母や母とよく歩いた道でもある。そこを歩きたくて、「この車に乗ったら」との親切な誘いも遠慮したのだった。歩いても疲れは感じなかった。

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2 コメント

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Unknown (musume)
2005-12-26 17:39:34
雪道の運転にもだいぶ慣れました。

歩くのがいい・・・とは言っても こんな寒い中では心配です。風邪ひかないようにね。
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思い出 (syou3)
2005-12-29 22:58:16
 トンネルを抜けてからの坂道が、想い出の道。

歩く機会も自分でつくらなければ、なかなか歩けません。

 心を暖かくすることも必要です。あなたも寒さに気をつけましょう。
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