忘却への扉

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戦争には勝者も敗者もない

2015-08-19 | 平和を
 【 安保法案 無関心はいけない 】 松山市 女性 (25 ・ 病院勤務)

◇小学生の時夏休みの宿題で、身近な人から戦争体験を聞こうというものがあり、祖父に話を聞いたことがあった。特攻隊にいた祖父は、明日出撃と命令を受けたその日に終戦の知らせを受けたと話した。
 ◇もし、祖父の出撃命令がもう少し早ければ、私は生まれていなかったんだと、子どもながらに少し恐怖を覚えた。同時に、もし戦争がなかったら多くの命がこの世に生みだされていたのに、とも感じた。戦争は今生きている人の命も未来に生まれてくるはずの命も奪う。戦争のない平和な日本に生まれてよかったと思う。
 ◇しかし、今、その平和が壊されようとしている。安全保障関連法案は、日本を戦争に参加させてしまうかもしれない危険な法案だ。武力行使によって国は守ることはできるのだろうか。第2次世界大戦でも勝者、敗者を問わず多くの命が失われた。この法案について皆で考える必要がある。無関心はいけない。]
                     《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」 【 戦後70年に思う 】 より

 ( 忘却への扉 ) 戦の神を祀っていると知ってから意識して村の神社に行くことは避けているが、その片隅に別に小さな護国神社があり、戦没者の氏名と年月日などが記されている。
 合併する前の小さな村としては意外に多くの人命を国が始めた戦争が奪っているのが分かる。村から日本の侵略地へ海を渡った人たちや内地の各地でへ犠牲となった人たちを加えればいかほどの犠牲者がいたのだろうか。
 祖父母や父母など身近な人たちからだけではなく、戦争体験を聞いたことのある若者はどれだけいるのかとこれからを思うと心配になる。海外で戦争をするために、憲法違反を犯してまで「戦争法案」を狙う確信犯の安倍晋三首相。
 その祖父はA級戦犯で本来ならば首相になるどころか処罰されていた人物。少子高齢化で人口減の危機が進行している中、「今生きている人の命も未来に生まれてくるはずの命も奪う」戦争に再び踏み出そうとする安倍首相ら極右勢力の台頭に歯止めをかけなければ、この国の今後が危うい。

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