忘却への扉

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笑顔で「さよなら」とつぶやいて

2015-03-12 | 共に
 【 高齢者問題 身削られる思い 】 宇和島市 男性 (85 ・ 無職)

 ◇どこへ行っても高齢者問題が深刻だ。今は4人に1人が65歳以上だ。私は85歳の身体障害者で、妻は87歳。夫婦ではや10年ほど軽度施設にお世話になっている。
 ◇忘れたりほうけたり、2人でようやく1人前の生活をしているが、なるべく職員を煩わせないよう努力し、介護保険も利用していない。収入は年金以外になく、間食を絶ち、趣味も貸本、川柳やコラムを書くのも折り込みや暦の裏で間に合わせ、衣類はもらいもの。が年には勝てない。2人とも近所の整形外科や内科に通院し、医療費が負担になる。ニュースに「老人福祉が削減」と出ると身を削られる思いだ。
 ◇私たちは戦後の復興に汗と涙を流した自負もある。せめて天国へ旅立つまで安心安全の暮らしをさせてほしい。年金を削ったり物価を上げて年寄りをいじめないでほしい。この国に生まれ、この国で逝く。その幸せを少しでもよいからかみしめ、笑顔で「さよなら」と心でつぶやいて旅立ちたい。]

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