忘却への扉

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背負って

2005-02-14 | 追憶
 昨年の台風被害のため、結局取り壊しとなった大きな建物は、その昔柑橘の集荷場として建てられた。村でも運搬手段のトラックさえ持たない家がほとんどの時代だった。
 リヤカーとか大八車はあったが、我が家では集荷場まで遠回りとなり時間がかかるので背負って運んだ。叺(かます・藁を編んで作った袋)に収穫した夏みかんを詰め、オイコで背負った。1回に50~60kgの荷を背に、30分近く山道を下る。
 何度も何度も上り下りを繰り返す。収穫が終るまでそんな日々が続くのだ。よくやったもんだと今更ながら感心する。辛くはなかった。家族みんなで働いて、いい汗かいていた。
 役目の終った集荷場はその後も別の活用の場として、長く町民たちに利用されてきた。ありがとう・お疲れ様でした。
 

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