忘却への扉

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しっかりとした環境を整えてこそ

2016-05-18 | 平和を

 【 いじめ被害者の傷 全て重大 】 内子町 男性( 28・介護支援専門員 )

 ◇全国の学校で生徒や先生によるいじめが問題になっている。先日も内子町内の小学校でいじめがあったとして本紙に取り上げられていた。このいじめに関し、学校側はしっかりした対応を取っていなかったともいう。
 ◇よく教育者から「重大ないじめは起こっていない」と聞く。「重大ないじめ」とは、どこからが重大なのであろうか。いじめに遭っている生徒が自殺すれば、そこからが重大という認識をして初めて対応していくのだろうか。子どもたちにとって、いじめに大きいも小さいもない。いじめを受けている生徒がいじめを苦痛だと感じれば、すでにそれは心に大きな傷を残す可能性のある重大事件である。
 ◇小学校と中学校は義務教育だ。行く学校も教師も子供たちには選ぶことができない。小、中学校に通うことが義務だとするなら、学校の先生や国、行政が安心安全に学ぶことのできる環境を整えていくこともまた義務であると思う。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) いじめでの自殺であってもメモかメールなどを、残しているか、家族に伝えていたとか、いじめ現場を見た生徒の証言がなければ、なかなか学校側や教育委員会が認めないのはなぜと私も疑問を感じる。
 責任逃れもあるだろうが、現場の先生自身、ほかの多すぎる仕事に追われ、児童・生徒たち一人ひとりに目を配る余裕さえない場合もあるのではなかろうかと気になる。
 私の中学時代の先生は、好きだと感じた先生は国や県からにらまれていて、私たちを分かろうとしていないと感じていた先生は、上に対してごまをすり、やがてどちらも教育委員長になった。今もどうやら変わってはいない?
 現政権自体に上意下達(じょういかたつ=上のものの意志・命令などを下の者に伝える)だけの風潮を好む傾向が強い。自衛隊と名を偽る日本軍はその典型。世界に誇る日本国憲法の改悪を許せば、米国の従属国として暴走の歯止めも無くしてしまう。
 元日本軍の兵士だった先輩たちからよく聞いた。「学校では先生に叩かれ、徴兵された軍隊では上官や古参兵に殴られる毎日。あのころ俺を殴っていた奴を見つけたら、思いっきり殴り返してやりたい」。これって、いじめ?暴力? 許せる仕返し。
 人を人と思わないから人が平気で殺せる戦争もできた。また軍需産業など一握りの金儲けのために、二度と繰り返さないと誓ったはずの戦争への道に、また国民を引きずり込もうとしている。
 加害者側だと気楽に暮らせる立場にいるのは限られた人たちだけ。犠牲者を多数出し破壊を拡大する現代戦争は泥沼に落ちていく。少子高齢化を放置する政策に増税の追い打ちほか収入は減少し生活は厳しさを増す格差社会。
 非正規雇用やブラック企業と戦争法に秘密法、原発推進など。人を人と思わない社会を許すのは投票権を持つ若者と大人の責任でもある。社会が乱れると、いじめや暴力事件や殺人など凶悪犯罪も連鎖して増加するのではと不安に思う。


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