忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

雪の足跡をさぐり

2019-01-11 | 画像
 私の住む町全体が真っ白となる雪景色を見なくなって何年?。九州に突き出た岬の付け根に近くのこの地だが、子どもの頃は30㌢程度は毎年のように積もった。あれは小学高学年か?私は雪の道を1人で歩きたくなり山道を登って行った。
 標高300㍍以上、2時間ほどかけ古い氷倉の石積み横の見えない道を歩いていると無人のはずが、誰か来ると振り返る。五つ年上の兄が、私を心配し探しに来たのだ。促され一緒に帰宅。あの時の「ありがとう」、その後入院した病院に物を持参し、よく行っていたのに二階の病室を見舞うことをしなかったのも、合格しながら亡くなった兄を想い悔やまれる。兄の同級生たちの私へ続く笑顔の声かけも嬉しい。