無保険の自損事故

　民主党菅政権と民主党の支持率が下降の一途を辿っている。前回選挙では友人知人たちも民主党候補者を応援し「１回やらせてみなければ、駄目かどうかはわからん。だから今度だけでも入れてみて‥」といつになく熱心だった。
　結果は初当選したのだが次回はあの友人知人も、民主党候補の選挙運動はしないと言うかできないだろう。国民が見放した自公保守党にさえ笑われるていたらく。
　初めてだからは国民全体の暮らしを守るべき政権には通用しない。ましてや小鳩政治と金問題内閣に継ぐ２代目菅内閣、党内の自浄能力の希薄さにも変化なく再び壊し屋小沢一郎の動きを活発化させる。
　政権党の屋台骨さえ揺らいでいるが党改革など必要なしの自信過剰に人材不足、期待はずれの裏切られた気分。珍しく菅首相が決断力を発揮したと思えば、一般国民のためでなく大企業やアメリカが得すること。
　自民公明連立政権に取って代わるために民主党が長年組織を継続していたイギリスの影の内閣を真似る「次の内閣」で培ってきたはずの政権党の機能はなんだったのか。
　小沢親分のように変わらなすぎる古い人がいる反面、これがあの野党時代と同じ人間かと様変わりした行動を見せる議員がいる。権力の怖さがもともと少ない政治家を政治屋に変身させ、国を牛耳ろうとまで考える。国民支持も無保険の民主党が起こす自損事故、どうなろうと勝手ではない。そのしわ寄せとつけは国民に回ると知っての無責任ぶりには呆れるばかり。