忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

まいごはどっち

2010-09-18 | 共に
 幼稚園児の孫が先日初めて迷子になったと娘から聞いた。2人で電車に乗り買い物に行って、そこでの出来事なのだが母と子供のどちらの迷子の本人なのか、どうもはっきりしない。
 デパートだかの店内で母親が近くに姿の見えない息子に、どこに行ったのかと気になりはじめた。気分次第でうろちょろし離れることはよくあるが、少し時間が長すぎる。
 子供に興味のありそうな店を幾つか覗いて見る。本のコーナーにも入りぐるっと探すが見つからず、他に移動するためそこを出たところでずうっと前方の売り場で店員と話をしている我が子がいた。
 すぐ子供も母親に気づいて走って来たけど、泣いた様子などないいつもの態度。「さっきのお店の人と 何を話していたの?」と聞いたのは別の店にいってから。
 『お母さんが居なくなりました。って僕の名前と住所に電話番号を言ったの』 どうやら売店の店員さんに迷子の店内放送してもらったのに、ちょうどその時本屋いた母親は店内のにぎやかな音楽で放送を聞けず知らずにいたとは。
 もしも迷子になってしまった時のためにと子供にはどうすればよいかの練習をさせていたようで、今回それが役に立つ。お世話になった店員さんにも『お母さんが居ました』と挨拶も済ませている。
 まだ文字を覚えようともしない子が迷子になっても冷静に対応できるのは意外でもある。もしかして孫にしてみれば、お母さんが迷子になったと思い心配していたのかも。