忘却への扉

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かえられていた

2010-09-09 | 日々
 『コーヒー入れて』と頼まれ2人分のコーヒーカップを準備する。どちらかと言えば私はお茶好きなのだが、長年の習慣からコーヒーを毎日数回飲むのが癖になっている。
 以前は外での自販機の缶コーヒーをおごりもあって飲み過ぎに、体によくないと運転時などだけに減らし微糖か無糖にした。家で飲むのはもっぱらインスタントコーヒーだが、これも次第に砂糖の量が減り近年では薄めのブラックコーヒーに慣れた。
 良いコーヒーは好きだけど手間がかかると、家では不評で届いてもすぐに他家へと移動する。『飲みたければ、自分でとうぞ』そう言われても無精な私に、そこまでして飲む気はない。
 だから手っ取り早いインスタントコーヒーになる。いつしかコーヒー好きということでインスタントコーヒーの詰め合わせはよく届くが、味わいや風味の違い も関心は薄い。
 でも今回は味の違いが私にもすぐわかった。インスタントコーヒーの入れ方は庶民の自己流で、大きめのコーヒーカップにまずスプーンでコーヒーを入れ冷蔵庫の氷と牛乳を加え水道水を勢いよくジャーッ流し込みスプーンでよく混ぜる。
 コーヒーカップの中を見て『どれを入れたの』の言葉に「棚のインスタントコーヒーのビンに入っていた少し白っぽいコーヒーを」と私は答える。『見ればわかるはず、あれは○○よ』コーヒー用粉ミルクの商品名。あらためてコーヒーを加えてスプーンでかき混ぜた。
 飲めばミルクの効いた味のはず、だがかなり変な味。また『これは何を入れたの! 』 詳しく説明すればあのビンには、だしの素を入れていたとは知らないよ。まずい味のを捨て、入れ替えて飲んだ。同じコーヒーの容器に入れ並んでいれば、間違いもする。ラベルを貼るか置き場を変えてあれば、私にも大丈夫。