忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

手のひらの想い出

2009-06-26 | 追憶
 川の流れや溜池の水もずいぶんと減少し、水不足が気になる。稲作地帯ではあるが減反政策のせいか他の農作物も多くなりはじめた県北の町でのこと。
 数日前に豪雨が降ったと聞いてはいた。だが前回干上がりかけていた溜池に、少しだけ水が増えているのを見た。他所でもほっとするがまだまだ雨は欲しいだろう。心配しながら留守にしているわが家のある県も、雨待ちの日々が長く続いている。離れていても無関心ではいられない。
 夜は、みんなと二階でごろ寝した。家の周囲からカエルの鳴き声が聞こえて来る。雨の降ったせいだろうか、カエルの声も元気に感じる。
  昼間も歩けば時には場所によってカエルの鳴き声を聞ける。でもあれほど鳴くカエルなのに、一度も姿を見かけないのは不思議なくらい。
 信号機のそばで田んぼを眺めていて、国道横を流れている水路に何かいるのに気がついた。コンクリートの水路で、流れの一部分に四角い深みがある。
 そこだけにオタマジャクシが何匹もいた。足は無いのに太りすぎのもいる。水ごとすくって手のひらで泳がせたいけど我慢した。
 オタマジャクシを家に連れて帰りたい。顔と動きにあいきょうがあり好きだ。オタマジャクシはカエルの子、両方の可愛いさを手のひらが覚えている。
コメント
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