忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

早乙女姿で

2009-05-25 | 共に
 朝食後のコーヒーの一時も終わり、居間を出ようとする私にストップがかかる。一瞬のドキッは条件反射ではない。「ビデオを見ないの」私だけ留守番になった孫娘たちの通う小学校で7年ほど前に復活した恒例行事「花田植え」行われたのだ。
 昨年の運動会で私も踊りだけは見ている。4・5・6年生の参加なので、今回で孫娘は最後。私も見物するつもりでいたが、急な出来事で中止になった。
 孫たちを撮るために新しくビデオカメラも買った。行けて会える間の想い出作りを大切にと考える歳にもなった。田んぼには入らないが、親子の牛も登場する。
 小学校のすぐ裏に舞台の水田がある。鐘や太鼓を響かせて畦道に早乙女姿の孫娘たちが整列する。その上の段に田植え歌の児童たち。田んぼの中には父兄に先生と児童が入る。
 花田植えの始まりだ。カメラマンは孫娘の伯父、初心者にしては上手に撮していて、行事の雰囲気を感じることができる。昔ながらの音と歌と踊りが延々と続く。
 田植えをしている子供たちもこのような催しでもなければ、泥田に素足を入れて仕事などすることない人生がほとんどのはず。小学校3年間の貴重な体験、もちろん1年生から3年生までは見学で先輩を応援する。
 今年3年生の孫も、来年の本番が気になるのか意外と真面目に眺めている。腰を屈めっぱなしの共同作業に、鐘や大太鼓と励ましの田植え歌で豊作を願う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする