忘却への扉

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イタズラされて

2008-02-14 | 日々
 夜、私はもう布団の中で眠れる時を待っていた。玄関の方からウーッ!という鈍い唸り声と、短く笑いと話し声が聞こえる。
 そこにはマットの上で犬が寝ている。どうやら息子のお下がりの上着を枕にしていたのを、盗られそうになり怒ったようだ。
 もちろんイタズラなのだが、気分良く寝ているところをやられたら腹が立つ。犬にとっては特別に大切な品なのだ。
 この犬は優しく自分の所有物になっても、人が触ると怒る品は数少ない。それがドックフードが2種類とお下がりの上着とは、所有権の主張が少なすぎるのではとも思う。
 他のご飯はどうされても我慢しているから、特別大好きなのがわかる。お下がり上着も大好きなお兄さんにもらったもの。
 好きな上着を好きな使い方で身体で感じていたい、犬の気持が見えるよう。夜イタズラ心で、丸まって休んでいる犬の全身に上着を被せた。平気で朝まで満足大丈夫とは、まるで冬眠。