正さん日記

世の中思いにつれて

まともな討論、トランプ氏防戦、53-39でバイデン氏に軍配=米大統領選討論会終わる

2020-10-24 10:08:45 | 世界

 昨日、アメリカ大統領選挙戦最後の討論会トランプ氏対バイデン氏の直接対決は、相手の発言中2分間はマイクの音を切断する新手と、女性司会者の巧妙な進行により、1回目の乱打戦とは打って変わり、先ず先ずの討論会だったとの評価が下された。

 討論では、トランプ氏がバイデン氏の次男のウクライナ企業からの金銭授受について指摘したのに対し、バイデン氏は既に疑惑は晴れていると返し、反対にバイデン氏は、トランプ氏の税金逃れについて指摘したが、トランプ氏からは明確な否定の証拠は示されなかった。

 北朝鮮問題について、トランプ氏が金正恩北朝鮮労働党委員長と会談したことにより、北朝鮮の暴挙を阻んだと誇ったが、バイデン氏は金委員長を「悪漢」呼ばわりし、北朝鮮との接触は失敗だったと断じた。

 また、トランプ氏が、パリ協定の離脱は国内の原油産業を助け、経済の活性化に繋がると述べたが、バイデン氏は、地球温暖化は科学的にも立証され、国際社会の一員としてもパリ協定への参加は必要であり、大統領になればパリ協定に復帰すると明言した。

 会議の冒頭は、新型コロナ対応についてだったが、トランプ氏が、自身、コロナを克服したと胸を張り、コロナはもう暫くすれば無くなると述べ、ワクチンも数週間後には市中に出回ると豪語したが、司会者が具体的には何時になるのかと質問したが明確な答えは無かった。

 バイデン氏は、トランプ大統領の無策によりアメリカ人22万人が死亡した。トランプ氏は直ちに責任をとって大統領を辞めるべきだと糾弾した。

 その他、人種差別問題、社会保障問題など具体的な政策について議論を交わしたが、前回とは様変わりし、比較的穏当な議論が交わされたとの評価が下された。

 注目されたのは、相手の発言に対して妨害を自粛した代わりに、表情で反応したことだが、これもどうやらバイデン氏が一段上回ったと評価された。どうやらバイデン氏は、事前に演技の練習をしたとのことだ。

 討論会の評価は、53対39でバイデン氏に軍配が上がり、トランプ氏の反撃はならなかったようだが、これによりバイデン氏が絶対に有利になったのかと言えばそうとは言えず、激戦州の勝敗と、最も懸念されているのが、トランプ氏が勝敗の結果を素直に受け入れるか否かである。

 その布石を打つように、トランプ大統領は選挙を前に、連邦最高裁判事に保守派エイミー・コーニー・バレット判事の議会上院通過を急いでいる。「関連:10月23日

 

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