即首相になる自民党総裁選挙が9月に行われるが、現段階で、安倍晋三、石破茂、岸田文雄、野田聖子氏らが立候補することになりそうだ。
ただ、岸田氏については、安倍氏から禅譲される可能性を期待し、今回は止めて、次回立候補することも予想されている。
自民党総裁は、今までの2選までから、3選もできることになり、安倍氏は、首相期間の歴代最長を狙って意欲満々で、実際、現段階では3選は固いとされている。
ただ、安倍氏の最初の総裁選では、石破氏が地方票や党員票では安倍氏を一歩リードしたが、国会議員票で安倍氏に逆転されて、総裁を逃した。
今回も、現段階で、安倍氏が議員票で石破氏らを引き離しているようだ。ただ、今回から地方票も国会議員票と同等になったので、石破氏にもチャンスがない分けではない。
森友、加計問題が依然として不透明な中で、安倍内閣の支持率は、30%台で、40%台のアメリカのトランプ大統領を下回っている。
ところが、国会議員選挙の党ごとの投票先をみると、自民党が他の政党を大きく引き離している。つまり、今のままでは、また、自民党が勝利し、安倍首相が第3次内閣を組閣する可能性が濃厚になっている。
そうなると、世の中は旧態依然のぬるま湯状態がさらに長期間続くことになる。
石破氏も、戦争オタクで危うい感じもするが、それでも、時に応じて民主政治の必要性を唱えている。今の、自公政権は誰がやっても、企業本意の政治を続けそうだが、取り敢えずは、傲慢政治を止めさせるために、誰か安倍氏に代わるリーダーが出てこないか。待ち遠しい。