日大はようやく重い腰を上げて、アメフトの部長でもある副学長が負傷した関学大の選手宅へ謝罪に行くことになったようだ。しかし、濁中の内田正人監督が同行するか否かは分からない。
凡そ、日大の動きは鈍いという一言だ。件のプレー中の行為は、誰が見ても自然性は全くなく、正に相手を傷つけるための故意の悪質行為だ。
アメフトのルールは良く分からないが、もし、あのような行為がルール違反で無いとするならば、最早、スポーツとは言えない。
日大側も、まさかあのような行為をルールに乗っ取った行為だとは言えないだろう。つまり、アメフトならずどんなスポーツでも認められない卑怯で、許せない暴力沙汰だからだ。
3週間の負傷を追った選手側は、刑事事件として告訴することを考えているとのことだ。選手はもとより、家族からしてみるとそのくらいの気持ちになることは理解できる。
しかも、事件が起きてから既に2週間近く経っているのに、まだ、日大側からなんら謝罪の一言もないのだから、なおさら怒りが募っているだろう。
ようやく、副学長が謝罪に向かうとのことだが、日大の監督、暴力行為に及んだ選手本人はどうするのか。
日大は、5月24日までに2回目の見解を示すとのことだが、何故そんなに時間が掛かるのか。監督は雲隠れしているが、凡そ、最高学府の幹部がやる行為ではない。
この監督の、まれにみる悪辣な行為によって、いかにアメフトが冒涜され、日大の関係者に多大な迷惑が掛かっているのか計り知れない。
この際、副学長でごまかすのではなく、日大の学長が表に出て、被害者、関西学大、ファンにお詫びをしないと、世論は納得しないだろう。この問題について、関係者は、伝統校日大の大きな危機と受け止めなければならない。「関連:5月17日」