逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

寡黙な暗殺者

2022年07月20日 | 社会

ローンウルフではなく「家人」だった暗殺者

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で三浦家の下人の善児(ぜんじ)を演じる梶原善さん

伊東祐親から娘の八重姫が源頼朝との間で生んだ幼い男の子(千鶴丸)を殺すよう指示される伊藤家下人の善児。この時の善児のセリフは「川遊びをいたしましょう」という短い一言だけだが、おのずと「川遊び」の意味は明らか。

主人公の北条義時の長兄・宗時を後ろから密かに近づいて狭い甲冑の弱点をピンポイントでついて素早く刺殺する手口は鮮やかである。主君である伊東祐親とその子・祐清も躊躇なく殺し伊藤家が亡びた後は、源義経をかくまう奥州平泉の藤原家滅亡を画策する頼朝の密命を帯びた北条義時に勝手に同道していて上手く源義経支持派の暗殺に成功している。流罪になっていた頼朝の弟の範頼を殺したのも善児。常に単独行で殺害を決行するアサシンの善児は当初は伊藤家下人だったが、主人をその時々の勝者側に鞍替えして生き残る狡猾さも持ち合わせているセリフがゼロに近い寡黙な暗殺者伊藤の善児。NHK大河「鎌倉殿の13人」の主人公は小栗旬が演じる饒舌な北条義時で間違いない。ところが、一番大事な転換点の節目節目には必ず現れる影の裏主役が何も喋らない伊藤の善児なのですから怖い


NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第28回「名刀の主」 

梶原景時が北条義時に残した「置き土産」

小栗旬主演の『鎌倉殿の13人』第28回「名刀の主」7月24日放送では、頼朝の最側近として汚れ役を一手に担っていた梶原景時(中村獅童)が失脚。

ドラマ終盤、一族を連れて鎌倉を逃れて京に向かう決意をした梶原景時は、北条義時に悔しさをにじませながら「刀は斬り手によって、名刀にもなまくらにもなる・・・己の道を突き進め…置き土産じゃ」と語ると、ふすまの奥に下人の善児が黙って座っている

<鎌倉殿の13人>残り1分のアサシン善児!犠牲者は範頼 流罪で済んでよかったと思わせておいて「すごすぎる展開」「絶望した」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「変わらぬ人」が6月19日に放送され、本編終了まで残り1分のところで、梶原善さん演じる善児が登場。またも無慈悲に命を奪い、視聴者を震え上がらせた。

善児はもとは伊東祐親に仕える下人で、その祐親を含む数々の登場人物の「死」に関わってきたことから、オープニングのタイトルバックに名前があるだけで、「不穏」「悪い予感しかしない」「背筋が凍るんだが」とSNSがざわつくほど。視聴者から「アサシン(暗殺者)善児」と呼ばれ、恐れられてきた。


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検証

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1 コメント

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リアル,蘇る金狼の世界! (ローレライ)
2022-07-20 19:11:30
大薮春彦の小説世界の現実化した山上徹也氏!
大藪の小説には韓国絡みの腐敗政治屋を襲撃するネタもある。

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