逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

日米摩擦、新戦略を模索する第二次オバマ政権と二番煎じで古すぎる安倍政権

2013年02月04日 | 政治

『二期目のオバマ大統領』

第一次オバマ政権ではアメリカの国家戦略の『継続性』の方を優先させて、前ブッシュ共和党政権のゲーツ国防長官(元CIA長官)をそのまま留任させ、無人機による攻撃を激増させるなど失敗が明らかな対テロ戦争を進めた為に、チェンジを期待してオバマに投票した有権者を失望させる。
大幅に支持率を減らして去年再選された第二次オバマ政権は、現在のクリントン国務長官と共にパネッタ国防長官も辞任させて、ブッシュと2004年に大統領を争ったベトナム反戦活動の経歴があるジョン・ケリーを国務長官に、核兵器ゼロの模索やユダヤロビー批判などを行ったことでニューヨーク・タイムズから『異端』と評されているヘーゲル共和党元上院議員を国防長官に指名して人事を一新する。
二期目のオバマ大統領は今まで米軍が10年以上も続けていた胡散臭い金食い虫の『対テロ戦争』や、もっと金食い虫で効果が無いばかりか危険すぎることが分かっている対兵力攻撃や相互確証破壊などをメインとするアメリカの『核戦略』等の国家路線そのものの大転換を目指している可能性が高い。
オバマは何とかして金融崩壊で破滅寸前の危機に瀕している帝国(アメリカ)を救う方策がないかと考えているのでしょう。

『ノーベル平和賞授賞のツケを払う気になった?』

パネッタ国防長官の後任に指名されているチャック・ヘーゲル(66)は31日上院軍事委員会で北朝鮮は『脅威であることを越え、現実の核保有国だ』と、明確に証言している。
今までの米国は、北朝鮮の核兵器保有に言及する一方で、北の核保有国化を認めていないとするもので、今の北朝鮮が『核を保有しているのか』それとも『保有していないのか』どちらなのか、明らかにしていない。
答えは二つに一つなのに、どちらにも解釈できる何とも煮え切らない中途半端な曖昧な態度であった。
第二次オバマ政権の国防長官のチャック・ヘーゲルが『北朝鮮は現実の核保有国だ』と断定した意味は大きいだろう。
『人間にとってどんなに不安で絶望的なことであろうとも、それが科学的で客観的な知識であるならば無条件で受け容れるべき』だとした『偶然と必然』のジャック・モノーではないが、客観的事実の正誤は、善悪(道徳問題)とは無関係である。
いくら不都合でも『事実である』と認める以外の道は無いし、『正しい対策』とは正しい現状認識が最低条件(前提)であることは論を待たない。

『小さな親切~大きな迷惑』

2月予定の日米首脳会談の事前調整で、日本政府は、集団的自衛権行使(憲法解釈見直し)を目指す安倍晋三首相の姿勢への理解と協力を米側に打診する。
ところが日本側の『アメリカに喜んでももらえる』との予想とは正反対で、米国は日本の集団的自衛権行使容認に難色を示している。
『集団自衛権行使容認』支持表明を期待した日本(安倍晋三)。
最初の日米首脳会談でオバマ大統領の支持を得て、日本は対中包囲網の構築(崩壊したソ連の代役に中国を仮想敵国とする第二次冷戦構造?)に向け、『日米同盟強化を内外にアピールする』というのが安倍晋三首相の思惑だった。
ところが話は反対で、アメリカ側(オバマ米大統領)が反対する具体的理由とは、『中国を刺激する懸念がある』だったので、日本は完全に出鼻をくじかれる。
日本の共同通信記事では『会談に向けた戦略練り直しを迫られるのは必至の情勢だ。』と結んでいるが、この話はそもそもの日本(安倍晋三)の完全な勘違いである。

『右目だけで世界を見る安倍晋三』

対テロ戦争路線(冷戦構造の再構築)で中国と張り合いたい対米従属命の日本(安倍晋三)と、米中合作での新路線(第二次米朝枠組み合意などの平和路線)を模索するアメリカ(オバマ)の根本的な対立構造なのですから根が深い。
こちら側は小さな親切のつもりが、相手にとっては大きな迷惑だった。
日本では小さくしか報道されなかったが去年に米軍の制服組トップ(マレン統合参謀本部議長)が主導して日米韓3国軍事協力が締結寸前までこぎつけたが、韓国の国会で3国軍事協力が大問題となり韓国の国防大臣が引責辞任する騒ぎがあった。
今回の日本の集団自衛権行使容認ですが、安倍晋三などが米国政府の方針を自分勝手に忖度して、『これでアメリカに喜んでももらえる』と、善意に善意に思ったのでしょう。
ところが、オバマに嫌がられて面食らっている。
安倍晋三としてはアメリカに『良かれ』との動機なのでから、今回のように反発されるなど『一度も考えたことがない』のです。
唯一の超大国アメリカが、米軍など軍産複合体だけで出来上がっている訳ではないとの、大人としての当然の社会常識が日本の安倍晋三には少しもなかった不幸(すれ違い)ですね。

『半信半疑で出馬して・・・』

間違って自民党総裁になって、なんとなく日本国首相になった安倍晋三と日本の不幸の連鎖。
橋下徹の維新の会から党首就任を要請された安倍晋三だったが、未練を残しながらも辞退する。
橋下徹の美味しすぎる提案を断った原因とは、任期途中で自ら辞任した自民党総裁選への再出馬であった。
毎日新聞専門編集委員の山田孝男によれば、安倍晋三とかねてから親交のあった政治評論家の三宅久之(コメンテータ、元毎日新聞政治部記者、昨年11月82歳で死去)に強く説得され、当人も半信半疑で総裁選に出馬したところ、当選してしまったという経緯。
あまりにも阿呆臭すぎる裏話には呆れ果てて日本国の一市民としてはもう笑うしかない。
笑い事ではないのですが、あまりに『軽すぎる』のである。

『特集ワイド:ひと皮むけた「ニュー安倍」 どれくらいナショナリスト?』

安倍晋三の選挙区、山口県下関市在住で、「週刊新潮」(1月17日号)に<再起した同郷の宰相へ 弱き者 汝(なんじ)の名は「安倍晋三」>なる文章を寄せている芥川賞作家の田中慎弥(40)の語る赤裸々な人物像。
『政治家としての彼を批判しようというわけじゃないんです。』
『たまたま去年、下関で映画のイベントがあって、そこでお会いしたんです。「田中さんの本は読んだんですが、難しくてよくわかりませんでした」と正直なんですね。』
『ただ、なぜか視線を落として、私を見ようとしない。表情はうつろで、愛想笑いを浮かべるくらい。』
『怒ったわけではありません。悪い人ではない。』
『あまり政治家に向いてない人だなあ、政治家というよろいを着ているんだろうなあ、との印象でした』
そんなオーラのない安倍さんが記者会見やテレビの討論番組で、やたら強い態度に出ることに作家は注目したという。
『マスコミに攻められると、「いいですか、いま私がしゃべってるんですから」、と子供っぽく反応し、意見の違う他党の党首に向かって、せせら笑う。』
『ルーツである長州の政治風土も少し関係している気がします。我の強さ。その強情が外へ向くのが安倍さんで、内にこもるのが小説を書いている私でしょうか。』
『祖父の岸信介元首相と、その弟の佐藤栄作元首相、父の安倍晋太郎元外相……、』『名門政治家の家系に生まれた自負とプレッシャーがのしかかっているでしょう。』
『弱いのに強く見せざるをえないタカ、勇ましいことを口にしても、ピーピーひなどりみたいに鳴いているようにしか聞こえない。』
『ひなどりのままでいることを許されない安倍さんを危うい、怖い、と正直、感じます』。
ほかでもない、安倍さん自身がもがき、苦しんでいるということか。悩ましき『ニュー安倍』である。(毎日新聞 2013年01月17日)

『小選挙区制による人材の枯渇』

今回の第二次安倍内閣ですが、元自民党総裁が3人で元首相が2人もいる超豪華版。
というか人材の枯渇、ここに極まれりで、粗悪品の二番煎じ。
もちろん自民党議員なら作家の田中慎弥に言われなくとも、誰でも安倍晋三が大人になれない気弱な欠陥商品であることは知っている。
去年9月の自民党総裁選で、議員票では長老が押した石原伸晃が一番だったが3位にとどまる。
一般党員票では目つきが尋常でない軍事オタクの石破茂がダントツの一番だったがドングリの背比べで飛びぬけた支持がなく決選投票となる。
積極的に『首相にしたい人』ではなくて、超消極的な動機の、『首相にしたくない』との思惑から石破茂は敬遠される。
一回目の投票で一位になった石破茂ですが、危なすぎて到底一国の宰相がつとまるような器では無い。
自民党議員だけの二回目の決選投票で選ばれたのは、二番煎じの出がらし。箸にも棒にもかからない安倍晋三。
決選投票で安倍晋三総裁が誕生した後で、偶然エレベーターホールで出合わせた森喜朗元総理と福田康夫元総理は、お互いの顔を見交わして大爆笑したそうですが、、森も福田も二人共が即座に政治家の引退を決意しています。
もはや自民党には、まともの人材が一人も残っていないのですよ。
自民党総裁に安倍晋三が再選されるのを見れば、元総理二人の引退決断は当然だったのです。

『死に至る病、恐ろしい安倍晋三症候群』

毎日新聞によると、なんと原発ゼロ見直し(原発の再稼働)や体罰容認派が4割も存在している最新の世論調査の結果に学識者が驚いている。
特に20代30代では体罰容認派の方が多数派なのですから、もう無茶苦茶である。
本当に殴られる程度の代償で金メダルが取れるなら、一流のアスリートなら勝利のために少しも躊躇しませんよ。体罰は逆効果だから女子柔道のオリンピック選手が怒っているのです。
今の日本の多くの若者たちですが、死に至る恐ろしい安倍晋三症候群に罹患している。
田中慎弥が喝破したように『弱いのに強く見せざるをえないタカ、勇ましいことを口にしても、ピーピーひなどりみたいに鳴いているようにしか聞こえない。』ので別名、ピーピーひなどり病。
安倍晋三に個人的に会ったことがある人物は例外なく、『なんとま~ぁ!オーラの無い人だろう!』と呆れ、驚きの声をあげている。
右傾化する今の日本の若者たちの苦境は本物であり、これで怒らない方が間違っています。
そもそもが無茶苦茶なのです。
ヒトモノカネ情報など全てが国境を自由に超える悪魔の碾臼、新自由主義の跳梁跋扈で、大企業が世界を相手に競争しているのと同じで、日本では一般の労働者が、したくもないのに無理やり中国などの低賃金の労働者と競争させられている。
ですから中国など外国に向かった怒る若者の存在自体は何の不思議もないのですが、悲しいかな社会科学の知識が不足しているので『中国共産党が敵だ』と思い込んだのです。
真実のごく近くまで達しているのだが、病的な右傾化で脳みそは空っぽで目は節穴。
口先ばかりが勇ましいが、中身が売国的でひ弱すぎる安倍晋三シンドロームですね。



関係記事
対兵力攻撃(資料)
2009年04月25日 | 軍事、外交
相互確証破壊と日本の核の傘
2009年07月12日 | 軍事、外交
少しも変わらない自民党、安倍晋三の劣情
2013年01月11日 | 政治

コメント (8)   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米グーグルマップが北朝鮮の... | トップ | 今年の日本、漢字一字は「暴... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
安倍晋三は期待に応えられるか (りくにす)
2013-02-03 20:36:12
この期に及んで救世主が現れるはずはないのですが、何かを信じたい人は多いようです。
以下はあるブログの「理想のリーダー像」を問うアンケートに答えた安倍支持者の書き込みです。

>日米欧、中国国民等の世界の共通の敵である中国共産党(自国企業&貿易超保護主義、腐敗、世界武力侵略主義、党員以外の人権無視)を解体出来る世界的リーダ安部首相!!

元の記事はこちらですが、今回聖徳太子が坂本龍馬を上回るなどみんなが外交に関心があることが伺えます。
http://indoor-mama.cocolog-nifty.com/turedure/2013/01/post-6b02.html
ネット上に跋扈している安倍信者からみる安倍首相像はこんな感じですが、この毅然とした偶像は誰が作り上げたものでしょうか。
人類の悪すべてを民主党と中国共産党に押し付けるやからと毎日顔をつき合わすのは苦痛であります。
不思議なのは (農婦)
2013-02-04 01:18:52
田中慎弥さんが、感じた事を自民党議員は、感じる事無く総裁に選んだ事が不思議です。ここ3週間程社会から全く離れた所に居てたのですが、どれほどの国民が、原発に対して危機感を持っているのか不安です。如何にメディア、行政側からの情報が無いとはいえ、あの、福島原発事故から眼をそらしてはダメなはず。日本全土を空爆し、沖縄上陸での民間人殺戮、広島長崎の核爆。『仕方が無い』発言では済まされ無かったはず。静かな所で、突然、上司が、若手に「おい、円高には、なんねーべなあ!」「大丈夫っす。このまんま円安です」。バカ公務員が経済の話でもしてるのかと思いきや、自分の懐勘定をしている雰囲気、ドルでも買っていたのか、自分の仕事より金の話が優先の公務員。怒り通り越して哀れ。私も知識は無いのですが大学を出た20代刑事の作成した調書を見て唖然。4回書き直しでした。「俺文章書くの苦手なんですよ,済みません協力して下さい」。「本を沢山読んで頑張って努力して下さい」。「上司にもそう言われました」。これ本当の話です。笑い話ではありません。
間違えました。 (りくにす)
2013-02-04 12:32:13
「人類の悪すべて」というより「過去の自民党の失策」です。
すみません。
日の丸鉢巻きや寄せ書き (のすひろ)
2013-02-04 21:02:02
以前からきになるのですが、あの日の丸鉢巻き、日の丸の寄せ書き

あれも戦時中の流れそのものではないでしょうか?
なんであんなことするのかな??とスポーツ試合見るたびに感じます。

個人の自由でしょうが、なんとかならんのか?と思いながらのテレビ観戦。
現状認識には、それ程の間違いはないのだが (宗純)
2013-02-05 10:45:20
りくにすさん、コメント有り難う御座います。

それは、死に至る病の恐ろしい安倍晋三症候群ですね。『弱いのに強く見せざるをえないタカ、勇ましいことを口にしても、ピーピーひなどりみたいに鳴いているようにしか聞こえない。』ので別名、ピーピーひなどり病。
少し前に、『通りすがり』のHNで、
少しも変わらない自民党、安倍晋三の劣情
2013年01月11日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/c30cccb195e09037af475ece39226072
にも長文のコピペを貼り付けたネットウヨさんがいたのですが、
この『逝きし世の面影』ブログが主張している現状認識と、自分の現状認識がほぼ一致している事実に全く気がついていないのですよ。
中国共産党が世界の共通の敵であるかは別として、今の日本の若者たちの苦境は、ヒトモノカネ情報など全てが国境こ超える悪魔の碾臼、新自由主義の跳梁跋扈で、大企業が世界を相手に競争しているのと同じで、
一般の労働者が、したくもないのに無理やり中国などの為替関係で違いすぎる低賃金の労働者と競争させられているのですよ。
無茶苦茶なのです。
これで怒らない方が間違っていますよ。
ですから中国など外国に向かった怒る若者自体は何の不思議もないのですが、悲しいかな社会科学の知識が不足しているので『中国共産党が敵だ』と思い込んだのですね。
真実のごく近くまで達しているのだが、右傾化で脳みそは空っぽで目は節穴。
口先ばかりが勇ましいが売国的な安倍晋三シンドロームですね。
小選挙区制による人材の枯渇 (宗純)
2013-02-05 11:32:58
農婦さん、コメント有り難う御座います。

今回の第二次安倍内閣ですが、元自民党総裁が3人で元首相が2人もいる超豪華版。
というか人材の枯渇、ここに極まれりで、粗悪品の二番煎じですね。
もちろん自民党議員なら作家の田中慎弥に言われなくとも、誰でも安倍晋三が大人になれない気弱なネトウヨさんと同程度の欠陥商品であることは知っている。
去年9月の自民党総裁選で、議員票では長老が押した石原伸晃が一番だったが3位にとどまる。
一般党員票では目つきが尋常でない軍事オタクの石破茂がダントツの一番だった。
ところがドングリの背比べで飛びぬけた支持がなく決選投票となるが、積極的に『首相にしたい人』ではなくて、超消極的な動機の、『首相にしたくない』との思惑から石破茂は敬遠される。
一回目の投票で一位になった石破茂ですが、危なすぎて到底一国の宰相がつとまるような器では無い。
自民党議員だけの二回目の決選投票で選ばれたのは、二番煎じの出がらし。箸にもぼうにもかからない安倍晋三。
決選投票で安倍晋三総裁が誕生した後で、偶然エレベーターホールで出合わせた森喜朗元総理と福田康夫元総理は、お互いの顔を見交わして大爆笑したそうですが、、即座に二人共、政治家の引退を決意しています。
自民党にはまともの人材が一人もいないのですよ。
自民党総裁に安倍晋三が再選されるのを見れば、元総理の引退決断は当然だったのです。
日の丸君が代への違和感 (宗純)
2013-02-05 15:22:09
のすひろさん、コメント有り難う御座います。

誰もが感じる日の丸君が代への違和感ですが、これは仕方がないのですよ。
外国では『日の丸の寄せ書き』のような国旗に落書きする例は絶対に無い様です。
まあ、アメリカの星条旗のように全面に星や筋で色分けせれている旗と違い、日章旗は真ん中の赤丸以外は何にもなしの単純構造。
日の丸は『寄せ書きが書きやすいから』・・・ではなくて、実は世界の常識では国旗に落書きしては駄目だからですね。
ところが日本国では国旗国歌問題では大らかでなんでもあり。昔から許されていた。
そもそも外国の国旗の起源は、産業革命とかフランスの市民革命など、近代国民国家の成立以後の話で国家権力の象徴なのですね。
だから落書きしては駄目なのです。
国民国家以前の世界では、国王(国家)と国民とが民族とか宗教が無関係で、国家の国境線も王族の姻戚関係や相続の問題が有りきわめて曖昧です。
ところが日本だけはユーラシア大陸から200キロ離れた位置にあった関係から文化的には影響されても、国家としては常に一体性を保っていた関係から、欧米先進国よりも1000年近くも昔から国民国家に近い形態を持っていたのです。
源平の屋島の合戦の那須与一の弓の的となった平家の女房の掲げる扇に描かれていたのが日の丸。
戊辰戦争で勝った方の掲げたのは日の丸ではなくて菊の紋章の錦の御旗。
逆に、薩長の新政府軍と戦って負けた会津藩など旧幕府軍側が日の丸を掲げた。
日の丸ですが、別に日本軍を象徴する旗ではないのですが近代になって日本の侵略戦争の最前線で掲げられて、被害を受けた側の中国人からは日本軍を象徴する旗として目の敵にされるわけです。
日の丸を掲げた日本は全土を空爆され焼け野原、ソ連軍参戦から原爆投下でひどい目にあい敗北、国家(帝国)が滅亡するのです。
日本以外の普通の国なら、この時点で負け戦の縁起の悪い日の丸の国旗を変更するのですが、そもそも我が日本国では負けた平家とか旧幕府軍など敗者の側が日の丸を掲げていた長い長い歴史があるのですね。
君が代の方も平安時代にまで遡れる長い歴史があるが、そもそも普通の国歌のように全員で合唱出来るような歌ではない。
君が代はもともとは祝いとか祈りの歌なのです。
ところが、この祝いや祈りとは、正反対の怨みや呪いと紙一重のきわどい関係にある。
サッカー・ワールドカップと『君が代』
2010年06月18日 | 政治・外交と天皇制
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/d9ae70c4c2f4f5d68d5d7e88b3a3a86f
このために我が日本国は平成の借金王で脳梗塞の小渕恵三が前後の見境なしに唐突に日の丸君が代を正式な国旗国歌であると決めるまで、敗戦以前も含めてずっと長い間『暫定』の国旗国歌だったのです。
ですから今の正式な国旗としての日の丸は極最近のはなしで、日本の歴史や伝統を無視したものであり病的に右傾化した徒花、21世紀の珍事ですね。だから違和感を感じるのです。
日の丸の棒だけだんだらな理由 (りくにす)
2013-02-05 22:05:33
すっきり明快なお答えありがとうございます。
しかし、中国を悪く言わない資料を彼らは読む気がないようです。「中韓が悪い」というふりかけをかけてあげれば何でも食べるのかも。
ところで我が家にあった日の丸セットはだんだらな旗ざおと金の丸いキャップがついていますが、このような飾り方をするのは日の丸だけだと思います。
正式に国旗になったのだから当然落書きは禁止ですね。つい寄せ書きしたら処罰されるでしょうか。
君が代のことですが、現在の朝ドラのヒロインは失敗して落ち込むと頭の中に「うれしいひなまつり」の歌が流れます。「うれしい」はずなのにどうして悲しげなメロディで歌われるのでしょう。
最近『「かなしみ」の哲学』(竹内整一・NHKブックス)という本を何となくで手に取りました。まだちゃんと読んだわけではないのですが、どこまでが日本人固有の「かなしみ」なのかよくわかりません。
仏教とか儒教とか近代思想を受け入れていても日本人の中には何か原初的でどろどろしていて不可解なものが生き残っている気がします。
不可解な日本人の国民性を表すサンプルとして貴重なので、君が代はぜひ保存すべきだと変なことを考えております。

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事