12月14日昼過ぎ、奈良県上北山村・天川村・川上村にまたがる大峰山系・大普賢岳で登山をしていた男性がクマに襲われてがけから転落したと警察に通報がありました。

奈良県ではことし秋から各地でクマの目撃情報が相次いでいます。

万が一、山の中でクマに遭遇した場合、どうすればいいのか、専門家に対策を聞きました。

中央下の雪の広場は和佐又山キャンプ場

12月14日昼過ぎ、奈良県南部にある大峰山系・大普賢岳の登山道で大阪・堺市に住む46歳の会社員の男性がクマと遭遇して体当たりされ、がけから転落したと一緒に登山していた勤務先の部下の男性から通報がありました。

警察や消防などは、その日は現場が悪天候だったため、捜索は行いませんでしたが、翌日早朝から約20人態勢で登山道周辺を捜索。

そして、午後0時半ごろ大普賢岳近くの登山道の約90メートル下の斜面で男性を発見しました。男性はその場で死亡が確認されました。

警察などによりますと、男性は部下と一緒に登山道を歩いていたところ、突然、左手側から突進してきたクマに体当たりされ、そのままがけからクマと一緒に転落したということです。

部下は、がけの下まで下りて男性の安否を確認しましたが、男性は頭に大けがを負い、反応はなかったといいます。その場にクマの姿はありませんでした。

その後、部下は携帯電話の電波が入る場所まで下山して警察に通報しました。

(抜粋)

12月19日 NHK

5億円宝くじが当たるより低い当選確率

確かに紀伊半島の大峰山脈や大台ヶ原地域でのクマ目撃情報が年間数十件程度が登山者から報告されているのは事実だ。ところが、困ったことに此の地域をフィールドワークとする野生生物専門家による目撃情報はゼロ。東北や北陸地方とは大違いで生息数が少なすぎる絶滅状態なのですから今回の大普賢岳での死亡事故(しかも最も数が少ない冬眠出来なかった穴無し熊との衝突事故???)など5億円の宝くじ程度の極小頻度である。限り無く確率はほぼゼロだった。安部晋三元首相だけが死んで周りの全員がかすり傷一つなかった「消えた弾丸」安倍殺しと同じで、状況設定が丸っきりインチキであり思いっきり胡散臭いのである  (^_^;) 


警備(公安)警察一筋を歩んでいた奈良県警の鬼塚友章本部長(7月9日午後、奈良市で)=菅野靖撮影

(短期間にほぼ同じ事件が連続して起きている不可解)奈良県警(公安警察一筋の知的エリート(高偏差値高学歴お馬鹿)のエスタブリッシュメント鬼塚友章本部長)不気味で不可解。半世紀前のケネディ(JFK)暗殺のソックリさん。胡乱な7月8日「消えた弾丸」安倍殺しの山岳版である。説明不足にも程がある \(^o^)/

1974年(昭和49年)1月1日北岳パッドレス第4尾根登攀、上部雪壁での雪崩にて3名遭難 城東登攀クラブ

冬季登山中に運悪く雪崩事故に巻き込まれると死亡率が極めて高く3分の1が死ぬと言われています。北岳バットレスで雪崩が多いのが取り付き点までのトラバース中で、損害を最小限に抑える目的で一人づつ距離を取ってノーザイルで渡りきる。1974年1月の雪崩事故は岩場を登り切った上部雪壁と北岳頂上直下の2回もブロック雪崩が起きていた。

「雪崩では3分の1が死ぬ」

と言うことは、残りの「3分の2は助かる」のである。1974年1月北岳バットレスの雪崩は1時間以上、2時間程度の時間差で2回起きているが2回とも巻き込まれても運が良ければ命が助かる。(頂上直下の雪壁には至る所に亀裂が入っていて崩壊寸前。尾根道から登山中の同一パーティーによって北岳頂上からザイルを投げてもらい、二回目の雪崩発生時はザイルによって辛うじて確保され墜落を免れていた)

山での墜落事故では滅多に死なない

多くの人々が勘違いしているが数十メートル程度の墜落では、案外に人は丈夫に出来ていて怪我はしても「死なない」のである。私の岳友には本番の冬の岩場でザイルいっぱいの40メートルの墜落を1カ月で3回繰り返したクライマーが軽傷で済んでいるし、何と標高差で1000メートル以上も墜落したが死なずに生還した超幸運の記録ホルダーで「不死身のクライマー」と呼ばれた男もいる。高層マンションから墜落して死ぬのは下の平らなコンクリートの床に激突して落下エネルギーがゼロになるから。植木なり金網なり斜面なりで落下のエネルギーを吸収することが出来れば命が助かる。今回の大普賢岳のように急斜面を30メートル転げ落ちた程度では人は滅多に死なないのである。(★注、雪解け時の剣岳白萩川遡行中に3メートル落下した時に腹にピッケルが刺さって内臓破裂で死亡するとか冬の北穂高滝谷で数メートル落下した時に首にシュリンゲ絡まり死亡するなど思わぬアクシデントが死を招く)

山での墜落と死亡との正確な統計数字が無いのであくまで経験による個人的推測だが、たぶんハインリッヒの法則の様に30回に1回ぐらいではないだろうか。雪崩の10分の1程度の死亡率が考えられる。

上北山村和佐又キャンプ場(和佐又林道)標高1300mまで除雪して車で登れるが、

国道309号線は冬季には行者還トンネル手前の大川口(標高約800メートル)で閉鎖されており天川辻から行者還岳避難小屋に泊まって翌日の12月31日に大普賢岳を目指すが、積雪量がワカンで膝程度のラッセルで1キロ手前の国見岳で時間切れで引き返す。2023年1月1日に下山するまで、行者還から大普賢までの大峰奥駆け道は登山者が一人も無いがカモシカやイタチ、シカやウサギなど獣の足跡は沢山ある。当然と言えば当然だが奈良県警や奈良新聞が報じていた胡乱な冬も冬眠しない「穴無しクマ」の痕跡は何処にも見つからなかった(★注、今まで深刻な墜落事故を何度か経験しているし、致命的な大雪崩にも2回遭遇しているので、そろそろ自分の運をすべて使い果たして「終わっている」可能性があるので少し怖い)

今までの野生動物との遭遇で一番悲惨だったのが夜明け前に国号169号線を走行中にダム湖から駆けあがってきた雄鹿と正面衝突して乗っていた自動車が大破して廃車にしたこと。愉快だったのは豪雪の北アルプス前穂高北尾根8峰下で雪の深みにはまって逃げれないカモシカに2メートルまで接近したこと。鹿やカモシカなら山行毎に目撃しているが数少ないのがクマの目撃情報で半世紀以上も山を歩いているが極めて珍しくたった2回しかない。1回目は北アルプス薬師岳真名川の河原を渡るクマを100メートル上方からゆっくりと眺めた。2回目は九頭竜川源流域でクマが警告音を出しているのにウッカリ無視して5メートルまで迂闊に接近してしまった大失敗。何しろこの時は子熊と母熊との間を突っ切って歩いていたのですから最悪のパターンである。猛烈な速度で急斜面を駆け上がってくるツキノワグマを目撃。腰を抜かすほど驚いたら、なんと8メートルほど上に黒い子熊が数頭うずくまっていたのである(一番危ないと言われる子連れの母熊)