逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

改正臓器移植法全面施行5年 3分の2まで減った臓器提供者

2015年07月17日 | 臓器移植法
『臓器移植を増やす心算だった改正臓器移植法の全面施行で減り続ける臓器提供者』

『心停止後の移植、激減 提供まで時間、医師敬遠か』

改正臓器移植法が施行された2010年以降、脳死したドナーからの臓器提供数は、それ以前に比べ年平均6倍以上に増えた。一方、15歳未満の小児からの臓器提供は7例(うち脳死判定基準がより厳格な6歳未満は3例)にとどまり、心停止後のドナーも含めた臓器提供の全体数は10年前後のピーク時の3分の2程度に落ち込んでいる。
国内では1997年に臓器移植法が施行され、脳死からの臓器提供が可能になった。
改正前の提供数は平均で年6・4例。米国の約1000分の1と少なく、海外で移植を受ける患者が相次いだ。
2008年には国際移植学会が、自国での臓器移植の推進を求める「イスタンブール宣言」を採択。日本も国内での移植機会を増やすため、10年に臓器移植法を改正した。
改正後、脳死からの臓器提供は増えたが、専門家は「改正前であれば本人の意思表示がないため心停止後に提供していた患者層が、脳死に移っただけだ」と分析する。
特に深刻なのは、心停止後からの提供が大きく減った点だ。
昨年は同法施行後で最多だった06年の3割弱しかない。移植希望登録者も心臓や肺、肝臓で増える傾向にあり、今年6月末現在で計1万4000人に近い。
日本移植学会広報委員会副委員長の吉田一成・北里大教授は「法改正後、主治医が負担感の大きい心停止後の提供を敬遠し、家族に選択肢を提示しなくなったことが背景にあるのではないか」と推測する。
改正法では15歳未満の小児からの脳死臓器提供が可能となったが、提供は極端に少ない。家族が死を受容しづらい側面があると考えられる。その中、小児用初の補助人工心臓が先月承認された。今年1月、未承認などが原因で小児用補助人工心臓を装着できなかった6歳未満の女児が脳死となり、両親らが承認を求めていた。重い心臓病の子が移植を受けるまでのつなぎ役として期待される。
2015年07月16日毎日新聞

『滑稽で哀れな高偏差値バカの大失敗』

厚生労働省のグラフで明らかなように脳死と心臓死の割合が大きく変化したことは、移植学会の説明の通りだろうが、提供者が激減した理由は、そもそも5年前に全面施行された臓器移植法案に対して医者も患者も、日本人全体が強烈な拒否反応を示してると見たほうが分かり易い。
そもそもが大失敗だったのであるが、積極的に推進した日本移植学会とは典型的な(官僚的な上から目線の)救いようが無い『高偏差値バカ』の集まりである。
幾ら選挙で負けても反省も辞任もしない日本共産党の志位委員長と同じで、『自分たちは正しい。』、『少しの間違いも無いが、周りが理解していない。』(正しい真理を理解出来ない阿呆の国民が悪い)と思っているのである。
目の前の客観的な現実が少しも見えていない(厳しい現実を見たくない)自己中心的で思いあがった姿は滑稽を通り越して、もはや哀れでさえある。
(科学的真理や災難現場のサバイバルでは『自分が如何考えるか』などの個人の主観はさほど重要では無くて、『自分の判断と客観的事実の一致』だけが重用なのである)

『国民的合意(コンセンサス)無き臓器移植法の拙速な採択と、その後の結果』

2010年7月17日の改正臓器移植法全面施行から5年が経過して、日本では臓器移植手術を受けて現在でも生き続けている患者の総数は15000人を超えている。
河野太郎など一部自民党有志議員と移植学会などが推進したが、我が日本国では『脳死は人の死だ』との国民的合意(コンセンサス)は欧米一神教世界とは違い定着していない。
本来、近代でも古代でも同じで人類の文明史では、人々はこれまで一貫して『人の死の先送り』に努力してきた文化の長い歴史がある。
ところが改正臓器移植法では、脳死移植の都合の為に突然『死の前倒し』を行うが、移植を希望する一部の人達は納得しても万人に受け入れられる筈が無い。
十分な論議や説明の無い粗雑な法案の拙速な採択の結果、法律の元々の目的とは180度正反対に、臓器提供者の人数は3分の2まで減っている。
そもそもの出発点で大な間違いか、根本的な勘違いがあった。
脳死を『人に死』と認めた改正臓器移植法では、たしかに脳死下での提供数が少しだけ増えたが、元々の数字が小さいので7倍増しても50人である。
ところが脳死提供者が増えた分以上に、心停止後の臓器提供が急激に減って仕舞い、法案の改正後に移植医療が危機的状況に陥っている。
心停止後の臓器提供は、施行前は年間70~100件だったが、改正後には毎年劇的に低下して2014年はわずか27件まで減っている。
脳死や心停止後の臓器移植が増えない日本で増えているのが、世界に例を見ない(法規制が無い)生体肝移植であるが、多くの場合に行っている場所が大学病院だったので今まではそれ程大きい問題点が表面化してこなかった。
ところが、アベノミクスの医療ツーリズムの推進で商業目的の民間医療施設『神戸国際フロンティアメディカルセンター』(KIFMEC)では移植を受けた患者9人中5人が短時間に相次いで死亡して問題が発覚する。

『移植医療での治療効果で、日米での大きすぎる違い(内外格差)』

臓器移植が巧く行けば健康な人と同等に長生きできると思い込んでいる者が多いが、実は、被移植者の平均余命は健康人に比べてかなり短い。
移植された臓器の種類により大きな差があるが、10年生きえた人の割合は、心臓45.6%、肝臓45.5%、膵臓20.5%、肺18.6%、小腸0%である。
臓器移植者の寿命は12年程度であるし、その間免疫抑制剤を飲み続ける必要があるので後天性免疫不全症候群(HIV)患者と同じ状態なのである。
しかも問題なのは移植医療での治療効果で、日米での大きすぎる違い(内外格差)が存在することでしょう。
アメリカの統計では被移植者と移植無しの患者(薬物や化学療法)の健康状態は同等で、平均余命には違いが無い。対して日本の場合には臓器移植が全ての数値で大きく上回る。
この日米両国の違いですが日本では利益を目的としていない大学病院が受け持ち、逆にアメリカの医療は全てが民間団体であり利潤の追求が最優先される。
日本でも神戸市の利益目的の営利団体のKIFMECでは移植した9人中5人が死んでいるが『他の病院で断られた悪い患者を受け入れた』からだと反論している。
このKIFMECの反論こそ、日米の臓器移植後の経過の内外格差の重大な秘密が隠されている。
医者なら誰でも自分の手術した直後に患者に死んで欲しくないので、大学病院としては『手術して助かる』との確実な見込みがある患者を優先する。(あまりにも患者の容態が悪過ぎると手術しない)
数少ない貴重な脳死者の臓器を無駄にしないように、『安全な患者』を厳選して移植すれば当然術後の結果が良くなるのは当然だった。
KIFMECのように『他の病院で断られた悪い患者を受け入れ』て、一か八かの危険な賭博的手術をしたら半分以上が移植手術後に死亡した。
何とも悲惨で腹立たしい話だがこれも有る意味では当然な結果であり、やり切れない壮絶な悲劇である。
(死が避けれないと知ったら他の選択肢が無くなり、誰でも全財産と引き換えでも移植手術を希望する。営利企業にとって、移植医療こそ最も儲かる商売だったのである)

『政治を知らない(アメリカ命の)政治家と、命の仕組みや医療を知らない(技術革新や金儲け優先の)医者の複合汚染』

蘇生術の未熟な昔は『脳死』は存在しなかった。生存の限界は脳幹(古い脳)が機能している『植物人間』が限界だったので『脳幹の死』イコール『人の死』だった。
ところが、人工呼吸器などの普及で脳幹が行っていた仕事を機械が代用出来るようになり死の限界点が大きく広がったので古い脳(脳幹)が機能していない脳死患者が生まれたのである。
ところが6年前の2009年の自民大敗の政変劇の大騒動のドサクサに成立した改正臓器移植法(施行は5年前から)では、日本もグローバルスタンダード(アメリカ基準)の『脳死判定』が認められる。
昔は死んでいるか生きているかの限界(人の生死)はほぼ『脳幹の生き死に』になっていたが、脳幹が機能している植物人間よりも重篤の脳死患者の出現で、一旦は古い基準である脳幹の死は『人の死』ではなくなる。生死の曖昧なグレーゾーンが出現したのである。
ところが、臓器移植という『高額な儲かる医療』の出現で、もう一度古い時代の『死の定義』がゾンビのように復活する。
新しい高度医療である臓器移植では心臓死では都合が悪く、どうしても『生きている死体』(生きている臓器)が必要不可欠となる。
それで今までは『生きていた』脳死患者が、2009年の法律改正で『死んでいる』と判定される事になる。
何ともおぞましい限りですね。
(移植医が理想とする)日本よりも何桁も多い年間数千件も臓器移植を行う臓器移植大国であるアメリカですが、ドナーとなる脳死患者の半数以上は『銃に因る死亡』である。
自殺や他殺で銃で頭部を撃つと、若くて健康で脳だけが損傷している理想的な脳死患者が大量発生するのである。(国民が銃で武装するアメリカでは年間3万人以上が銃撃で死亡する)
ただし八王子スーパー強盗殺人事件の3人の被害者女性のように脳幹を撃たれると即死する。逆にロス疑惑の三浦和義の妻のように大脳に銃弾を受けると植物状態になる。(何れも脳死にはならない)

『生命とは「生きている機械」ではなく「動的平衡」(絶え間ない変化のバランス)だった』

脳死を人の死とする欧米の死生観ですが、これは『われ思う。ゆえに我有り』のデカルトに代表されるキリスト教的な一神教独特の霊肉二元論的な宗教観が根底に有る。
しかも『肉体は塵から生まれて塵に帰る』ものなので一段劣る存在であり、不滅の霊魂(変わらない自我)が大事であると考える欧米世界では、変わらない自我が無くなった(脳死した)肉体は無価値で、脳死移植のように廃品利用しても何ら道徳的な問題は発生しない。
しかし欧米一神教世界の霊肉二元論的考え方は霊魂の存在を認めていない仏教の世界観と相容れないし、体と心を一体と考える日本人の世界観には馴染まない。
お馬鹿な自民党議員や移植学会の医師は欧米の様な『脳死は人の死だ』との法律さえ作れば臓器移植が増えると信じていたらしいが、国民の理解が無い臓器移植法案の結果は悲惨で、逆に大幅に臓器移植の提供者が減っている。
西欧近代科学では『生命』を機械のようなものと看做しているが、本来『生命』とは機械の様ではなく、『絶え間ない変化のバランス』のことだった。
放射性同位元素でマークをつけて調べてみると、食べたものは生き物の体内から出て行かない。毎日我々が食べている食物は、日々身体に置き換わって、分子レベルでは『生命』は変化し続けていた。
生きていると言う事は『食べ続ける』ことと同じである。
生命体自身の物質が流れ続けていて、『その流を止めない為に食べ続けているのであり、生きているということは流れそのもの』であることをルドルフ・シェーンハイマーが発見する。
つまり、たんぱく質でできている器官は日々、分子レベルに分解され、そこに食事で摂取したたんぱく質の分子が素早く置き換わる。ネズミでは3日で、身体のたんぱく質のほぼ半分が置き換わっているので、一週間後のネズミは一週間前のネズミとは物質的には別の存在であるとも考えられる。
生命とは、水の表面の渦のような運動のことで、渦自体は同じでも渦を作っている水は同じではない。
人間の体も数カ月たてば、脳も心臓も分子のレベルで新たに置き換わる。『生命』の本質は『機械』のようなものではなく『流れ』(動的平衡)だったのである。

『阿呆臭い無責任お馬鹿法案全面施行から5年後、メルトダウンする日本』

『責任者には責任は無い、無責任国家日本の悲劇』

6年前の改定臓器移植法を推進していた政治家や移植学会の医師は、今では全員が沈黙を守っている。
意味不明にべらぼうに高い建設費への批判が高まっている新国立競技場の問題で、デザイン採用の審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄ですが、肝心の最終案のJSCの会合にもマスコミの取材にも応じず逃げまわっていたが、7月16日に会見を行い、建設費が膨らんだ理由は『自分には分からない』『金額が膨らんだ責任はない』と話した。
同じ7月16日の衆議院本会議では矢張り意味不明で首相も防衛大臣もまともに説明出来ない(誰にも分からない)安倍晋三『なんちゃって平和法案』が自民党公明党により強行採決されている。
『手術は成功したが、患者は死んだ』との有名な言葉(ブラックジョーク)があるが、今回の強行採決では、『審議は十分尽くしたし懇切丁寧に説明したが、国民は納得(理解)しなかった』ですね。なんと、強行採決直前の15日午前の衆院特別委員会で、安倍首相自身が、『残念ながら、まだ国民の理解は進んでいる状況ではない』と答弁している。
衆院平和安全法制特別委員会の浜田靖一委員長自身も、強行採決した後の記者会見で同様の発言をしているばかりか、10本を一つにまとめた法案が乱暴だったとか、質問と答弁とが噛み合っていなかった(首相が真面目に答えなかった)と政府を批判する。
ところが政府(安倍晋三)は、『法案の採決は国会の責任だ』と最初から責任を議会側に丸投げして、責任問題を回避していた。
国会(浜田委員長)と政府(安倍首相)の双方が、責任の押し付けあっているのですが、この構図は川内原発再稼動でもまったく同じだった。
原子力規制委員会(田中俊一委員長)は『稼動は政府の判断』であり安全とは言い切れないと逃げるし、政府(安倍晋三)は、専門家の規制委が行う『安全審査に従うだけだ』と、矢張り全責任を丸投げする無責任。
原発の再稼動の責任問題をババ抜きのババとして、原子力規制委と政府がお互いに押し付けあっているのである。
新国立競技場でも、文部省はデザインを決めたのは安藤忠雄だといい、安藤忠雄は予算額は最初に決まっていたのだから自分の責任ではないと言い張っている。
肝心の、決定した責任者が誰一人も納得していないし、もちろん責任を取る気持ちが最初から何処にも無い。
ところが立ち止まらず全員でまっしぐらに破滅に向かって暴走する様は、74年前の真珠湾奇襲攻撃と同じ構図である。
ドイツでは独裁者のヒトラーやナチスドイツが戦争を強引に指導した。
ところが日本では天皇も軍部も政府も、もちろん国民も誰一人戦争を望んでいなかったが、空虚な大言壮語を繰り返しているうちに、何となく戦争に突き進み滅亡している。



コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月15日内閣総辞職 7月... | トップ | わざと騒動を起こし社会を混... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高度医療こそが医療費高騰の真の原因 (宗純)
2015-10-14 15:31:50
PALさん、はじめまして。コメント有難うございます。

毎年毎年医療費が1兆円以上も膨れ上がっていくのですがマスコミなどは高齢化がその原因だとしているが、本当の原因とは臓器移植を含む高度医療こそが金食い虫。
普通の医療行為とは別次元の天文学的な経費がかかる事実は、何故か誰も指摘しない。
もちろん将来性の有る分野なら研究費としていくらかかっても、長い目で見えれば、逆に安くつくが、臓器移植に限っては将来性はゼロですよ。脳死者が増えることは原理的に有り得ないのです。
必ず圧倒的に臓器が不足する不公平な仕組みなんですから、いくら免疫抑制剤の良いものが出来ても、根本的に解決することは無いでしょう。特に問題点だと思えるのは臓器売買の危険性です。闇の子供達は恐ろしい。
カトリック国家では堕胎が禁止されているところも有るが、今後臓器移植を禁止しないまでも厳しく管理するだけでも医療費の高騰を一分抑える効果が有る。その分だけでも一般医療に余裕が出れば、我々の様な普通の市民にとっては利益は大きいでしょう。
脳死は人の死ではない (PAL)
2015-10-14 03:58:37
脳死法案の施行前から言われていた事ですが、現在の脳死基準は、移植ありきの基準であり、生存可能性のある人間を殺す基準です。

東京・新宿の春山外科病院は、昔から重症患者を積極的に受け入れ、重傷者の生還を担ってきた病院です。ここの外科部長の経験では、”これは助からない”という患者でも、35人に1人の割合で、生還する患者が居るそうです。

私の知り合いにも、同様の経験者が居ます。50代の女性でしたが、自宅で脳出血を起こし、救急車で病院に運ばれましたが、”CT画像が真っ白”との事で、医者から息子さんに、”脳死”と言われたそうです。

しかし、息子さんは医者に食い下がって、何とか手術が行えました。

そして、3日後。ケロッと本人が目を覚ましたのです。

開口一番、”お腹が空いた”。(笑)

入院1ヵ月後に退院して、職場復帰しています。言語障害も、行動障害もありません。

現在の脳死判定基準は、こういう生還者を一律に殺す、恐ろしい基準なのです。年間死者100万人の中の生還者の人数は、恐らく、数百人を超えるでしょう。

最も重要な事は、こういう生還者の数と生存期間、移植成功者の数と生存期間を比較するですが、そういう解析データは、全くありません。

一方、移植医療の件数は、年間たったの50例ですか...これでは、移植医療を進める意味がありません。移植医療には、コーディネータの育成費用・待機人件費、移植医療の装備・待機人件費が莫大です。全国では、数千億円~1兆円もの巨費が投じられています。移植患者一人当たりの消費額は、何と、100億円以上!という天文学的な数字です。こんな偏重医療は、やるべきではありません。

老人医療の自治体負担が一人年間10万円程度であれば、移植医療を止めるだけで軽く500万人分は支払う事が可能となります。

百害あって一里なし。それが、日本の移植医療です。そもそも、成功率が20%を切る様な、例のダメ病院が手術再開、なんてねえ...こんなダメ病院に、補助金が大量注入です...もう、官僚と病院との癒着以外の何者でもありません。(官僚が病院理事に天下りの構図)
親の背中を見て育つ子供 (宗純)
2015-07-18 16:38:31
ネプギアソリッドさん、コメント有難う御座います。

今小選挙区制による世襲政治家の弊害が言われて久しいが、世襲でも能力さえあれば問題が無いが、安倍晋三のように寝小便するような知恵遅れが独裁者として振舞うから問題が生まれるのです。
ところがですね困ったことに、世襲の知恵遅れの天皇だった大正天皇の時代が、大日本帝国としては一番民主主義が輝いていたのですね。ですから本当に悪いのは世襲でも能力が無い知恵遅れでもないことになる。

アメリカの医療ですが、昔は日本よりも優れていたし、GNP比の医療費も高くなかったのですよ。ところが医療費は無限大に拡大していくアメリカと、ほどほどの増加で止まっている日本の違いですが、アメリカの麻薬のオキシコドンの多量服用は末期症状。完璧に狂っています。
臓器移植も同じ範疇で、社会全体が狂っているのですよ。悪貨は良貨を駆逐すると言葉は医療業界にもピッタリ当て嵌まり、良心的な病院は悪質な病院に経営的に勝てないのです。結果は明白で、儲かる悪い医者とか病院は蔓延り、儲からない良心的な医者は滅んでいく。
医者でも政治家でも同じで、本来これ等の仕事は儲けてはいけないのです。
と言うか、本当に患者とか国民の為に働けば『金儲け』とは無縁なのですね。商売として考えたら到底勤まらないでしょう。
世襲商売化した医者と詐欺ワクチン (ネプギアソリッド)
2015-07-17 17:07:16
精神病や発達障害の子供を薬浸けにする多剤多量処方、癌患者は抗がん剤大量に盛られ殺されます。
盲腸やインフルならともかく、場合によっては真面目に病院に通い薬を飲むと早死にします。

子宮ケイ癌ワクチンの副作用を、厚労省は認めず、製薬会社も一切批判なし。
(放射線被害もたぶん同じ道になる)
この子宮ケイ癌ワクチンの真の恐ろしい副作用は不妊作用だとか。
今後、日本列島の人口は著しく減少するでしょう。
国民に支持されなかった脳死と臓器移植 (宗純)
2015-07-17 16:44:05
ましまさん、コメント有難う御座います。

6年前には、この脳死問題や臓器移植や、光市母子殺害事件の元少年の死刑論議でネット界の限界集落である護憲左派村が大賑わいだったのですが、今は昔。
今では誰もが忘れている。
脳死を人の死とする臓器移植法の改定では、欧米一神教世界の常識は我が日本国では通用しない、
『無理やり改正しても増えないだろう』と予測したのですが、結果は私の予測よりももっと過激で、総数が3分の2に減っていた。
提供者が激減した問題に対して、法案を推進していた日本移植学会が毎日新聞で弁明しているが、『自分たちの考え方が間違っていた』のと発想が無いのですよ。
本当に困った話です。
この移植学会ですが、この話、大昔のフルブライト留学生と同じような話ですね。
敗戦直後のビンボウな日本の有能な人材をアメリカが金を出して留学させて、米国の素晴らしさを見せ付けて、アメリカ教信者を作り上げることに成功する。
今の移植医にとっては、今のアメリカは理想国家、天国であり、対照的に日本は未開野蛮な非文明国だと思っているのでしょうね。
トヨタの米国人役員がモルヒネよりも強力な麻薬性の鎮痛剤オキシコドンを密輸して逮捕された件で、アメリカ在住の日本人医師の研究者が発言しているのですが、
アメリカ命の移植医と同じで、『日本ももっとオキシコドンやモルヒネを使え』と主張しているのですよ。
そのアメリカですが、クスリ漬けで、医者が積極的に薬物中毒を作り出している。
アメリカの医療行為ですが、日本で同じことをやれば100%犯罪なのですよ。麻薬の鎮痛剤を処方する医師も大問題だが、臓器移植も問題であり、全米で年間数千件行われているが、全てビンボウ人の臓器を金持ちに移植している。その逆は無いのです。
腐敗した資本主義の究極の姿が、今のアメリカの医療現場。
『自分の命は自分で守る』自己責任のアメリカなら支持されても、『命は平等である』との原則の我が日本国では誰も賛成しないでしょう。
身体髪膚 (ましま)
2015-07-17 08:46:45
「身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり」

幼いころから身についた格言です。
刺青はともかく、整形美容、茶髪にまでこれを言うと笑われます。

コメントを投稿

臓器移植法」カテゴリの最新記事