逝きし世の面影

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挙国一致「一か八かの賭け」救国大連立か?

2020年04月29日 | 政治

補正予算案 衆議院、全会一致で可決 新型コロナ 4月29日 スプートニク

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現金10万円の一律給付などの経済対策を盛り込んだ補正予算案は、衆議院本会議で採決が行われ、全会一致で可決された。参議院に送られ、30日に成立する見通し。NHKニュースが伝えている。

今年度の補正予算案は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現金10万円の一律給付など事業規模で117兆円に上る緊急経済対策を実行するためのもの。追加歳出は一般会計で25兆6914億円となる。

補正予算案は29日午前、衆議院予算委員会で安倍首相らが出席して採決が行われ、全会一致で可決された。

補正予算案には野党を含み全党、全会派が支持を表明。通常、共産党をはじめとした野党は与党・自民党が審議にかける法案に反対票を投じるため、これは極めて稀なケースとなった。

補正予算、立憲民主党会派賛成へ 共産党も、コロナ対策に協力 4月28日 共同通信

立憲民主党などでつくる野党会派と共産党は28日、新型コロナウイルス感染拡大に対応する2020年度補正予算案に賛成する方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。1人一律10万円給付が盛り込まれた点を評価し、政府の対策に協力する姿勢を示す狙いがある。日本維新の会も賛成する。29日の衆院予算委員会では全会一致で可決される方向となった。
与野党が対立することが多い予算案に、主要野党が賛成するのは珍しい。
立民会派と共産党は29日の予算委に、自治体向け臨時交付金を5倍にする組み替え動議を提出予定。反対多数で否決の見通しだが、補正予算案の採決では賛成に回る意向だ。

前代未聞の大ニュース!新型コロナ(かみかぜ)で唐突に挙国一致の救国政府が成立する?

政府自民党の作成した予算案に賛成するのが「与党」で、反対するから「野党」なわけで、今回のように政界最左翼の日本共産党も含めて全会派が満場一致で賛成するなど、有り得ない珍事中の大珍事。吉と出るか凶と出るかは不明だが前代未聞(日本では80年前にも起きたので空前絶後ではないが)の大ニュースである。(★注、所属する議員の全員が自民党入りしたい「日本維新の会」は今までも自民党政府の予算案に賛成票を投じていた)

この補正予算ではPCR検査に49億円。1日当たりなら1500件なので日本政府(厚労省)は現在までのPCR抑制を今後も続けるが(満場一致の賛成なので)それを全野党も黙認する。


新型コロナ神風邪の挙国一致、救国大連立で言論統制 2020年03月05日 | SARS-CoV-2と情報戦

「特措法」協力で与野党党首会談 「非常時」首相の休戦要請に警戒する野党   3月5日 毎日新聞

新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、安倍晋三首相は4日、野党各党との党首会談で新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案の成立に協力を要請した。対応が後手と批判され、内閣支持率が下降する安倍政権が、政治休戦を呼びかけた形だ。
野党は「抱きつき」と警戒するが、「非常時」に苦境の政権が政治休戦を呼びかける光景は、2011年の東日本大震災時と類似する。

党首会談を呼びかけた2日、自民党幹部は野党側に「議員立法でやりたい」と打診した。議員立法なら国会審議前に与野党で合意形成されるため、迅速な成立が見込めるからだ。ただしこれは表向きの理由で、野党は政権の真意を「一緒にやることで野党に責任を分担させたい」とみる。
(抜粋)

志位委員長が安倍首相と党首会談 3月5日赤旗

3月5日の赤旗第一面の見出しや志位和夫日本共産党委員長のツイッターで明らかだが、「安倍首相と政府は「新型インフル特措法は、新型コロナに適用できない、だから法改正が必要」と言ってきた。ところが、政府はすでに、新型インフル特措法にもとづく措置を新型コロナ対策に適用していた」

そもそも新型インフル特措法ではなくて、正しくは新型インフル等特措法(国民の基本的人権を制限する『非常事態宣言』の根拠となる恐ろしい法律なのに「など」が付き、拡大解釈がいくらでも可能)で、決して2009年流行の新型インフルエンザ限定の法律ではない。(そもそもインフル等特措法成立は未曾有の国難3・11フクシマの2年後の2013年なので、新型インフルエンザの流行とは無関係だった)

★注、山中伸弥は「人類が未経験のウイルスなのでエビデンスが無い」といっているのですが、・・・それにしても政治的に見て胡散臭い不吉な動きである。(未知の国難に対して挙国一致の救国政府など、あまりにも縁起が悪すぎる)



責任者に責任が無いガラパゴス島日本。それなら最高責任者は、もっと責任が無い \(^o^)/

4月6日緊急事態宣言翌日、あまり日本語が上手ではないイタリア人記者が、国民の命をもてあそぶ一か八かの大博打のPCR検査抑制策について、
「失敗だったらどういうふうに責任を取りますか?」と我が日本国の安倍晋三首相に質問したら、「最悪の事態になって・・・私が責任を取ればよいというものではありません。」、「イタリアよりはマシ」と出来の悪い中学生のような答えが、・・・

むべなるかな

「責任者には責任が無い」最高責任者にはもっと責任が無い巨大なガラパゴス島。美しい伝説の「絆社会」(摩訶不思議な疑似共同体)の日本。
これでは事の良し悪しはともかく、最悪の事態になった場合、もう最後は「みんなで渡れば怖くない」(誰の責任でもない)挙国一致の救国大連立政府の樹立しか道が無い。なんとも致し方ないのである。

 

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3 コメント

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みんな仲良くで (飲んだくれ)
2020-04-30 08:33:19
みんな仲良くでもっとも得するのは賊である。
極端に図々しいのがもっとも得をする。
お花畑は賊を増殖させ、増長させる存在である。
そのへんまで意識してればよいのですが。
Unknown (ローレライ)
2020-04-30 13:11:42
コロナ患者隠しと戒厳令の合わせ技の矛盾した日本政府に合わせる翼産絆政治!
Unknown (ロハスな人)
2020-04-30 17:51:19
PCR検査に予算も人手もつけないで、全て現場(保健所等)に丸投げするのが安倍政権クオリティですね…。

その激務の保健所に『アベノマスクの不良品処理』をさらに押し付けるという非道ぶりだそうです。
((T_T))

どう考えても安倍政権はまともに新型コロナを終息させる気はないとしか思えないです。

※まもなく『歩行者が突然死』等の続発で感染者隠しがばれ、安倍首相が『緊急入院(苦笑)』する光景が目に見えるようです。


⚪アベノマスクで不良品続出、戦場と化した「保健所」に大量の検品を“押し付け”…現場の怒り 2020.04.27 18:10
(ビジネスジャーナル)

⭐ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が妊婦向けに配布した布製マスクのうち数千枚に汚れなどが見つかり、配布が一時中断している問題で、全国の自治体保健部局は混乱を極めている。厚生労働省に返品するために、地域の保健所や自治体職員がマスクの検品を行わなければならないからだ。ただでさえ感染拡大防止の要として業務が集中しているのに、不必要な負荷がかかっている。

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