逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

福島原発事故評価レベル5から7へ二階級特進

2011年04月13日 | 放射能と情報操作

『福島原発:日本政府が事故評価引き上げ、レベル7へ』

福島第1原子力発電所の事故と関連し、日本の原子力安全委員会は11日、原発から最大で1時間当たり1万テラベクレル(テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質が放出されていたとする試算を明らかにした。 
日本政府はこれを受け、原発事故の深刻度を示す「国際原子力事象評価尺度(INES)」に基づく評価を、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」とする方向で検討に入った。
INESの評価では、ヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上の場合、最も深刻なレベル7と規定している。
原子力安全委員会の班目春樹委員長は、1時間当たり1万テラベクレル水準の放射性物質放出が数時間続いたとする推計を発表した。
日本政府は引き上げを検討する背景には言及していないが、同日午後5時16分ごろ発生した、福島県浜通りを震源とするマグニチュード(M)7.1の余震が影響を与えたとみられる。(朝鮮日報2011/04/12)

『縁起でもない福島第一の二階級特進の恐怖』

有り得ない出来事が起きている。
日本政府は、国際的な評価を無視して日本国以外の、その他の各国や国際機関が言っているレベル6では無くて、今まで誰が見てもスリーマイル(レベル5)以上なのに2~3段階低い『福島第一はレベル4だ。』と長い間言い張っていた。
少し前の3月18日にやっと、渋々レベル5に嫌々引き上げたばかりですよ。
今まで国際的評価よりも数ランクも原発事故の被害を低い様に見せようと、散々苦労していた日本政府が君子豹変する。
突然態度を翻して二階級特進とは、・・・・言葉を失う。
今の政府や担当者の顔ぶれが以前と同じで変わっていないのですから、これは今までと同じような慎重すぎる異常に低い評価態度であると仮定すると、事故レベルの評価も1~2ランク上乗せしないと正しくないが、それなら評価外のウルトラ7(レベル8)か、それ以上の恐怖の超怒級レベル9となる。
管直人首相や斑目安全院委員長が、今までの『評価を低く設定して安心させる』隠蔽体質を大反省して、これからは『隠さずに事実を正しく発表する』と、根本的に今までの態度を『悔い改めた』のだと、心から祈らずにはいられない。
そもそも二階級特進などは例外中の例外であり、日露戦争で旧日本軍の軍神とされた広瀬少佐は一階級特進で中佐になっている。
二階級特進の最初の例は、早く終わらしたいのにダラダラと際限なく続いた(福島第一原発事故と同じような)忌まわしい不吉な日中15年戦争での戦争プロパガンダ爆弾三勇士の二階級特進であり、その後戦況が悪化して戦死者が急増した為に制度化された。
二階級特進など、普通は名誉の殉職程度しか考えられない異常な事態である。

『クロル(塩素)38の半減期は37分』再臨界を黙認か

3月26日、2号機タービン建屋のたまり水の表面で測定不能の毎時1千ミリシーベルト以上に遭遇。
この時半減期が53分と極端に短いヨウ素134が炉内の冷却水より1千万倍強い濃度を検出している。
ヨウ素134なら福島第一原発は間違いなく『再臨界』を起こしいる。
このために9時間半後の28日未明に、一たんコバルト56(半減期約77日)に訂正。再度確認したところ最後には『三度目の正直』(二度あることは三度有る??)でセシウム134(半減期30年)である、と東京電力は発表する。
本当にセシウム134だったのか。
それ以降の推移から判断すれば大いに『疑い』は残る。
セシウムではなくて本当は東電の最初の発表の通りのヨウ素134(再臨界の発生)だから突然フランスのアレバ社に対して、今まで拒否していた支援を緊急要請したのではないか。
原発の再臨界がどうしても止められない『不都合な真実』が把握されたので、それが今回の異例の二階級上げのレベル7への変更ではないのか。
しかし、以前のヨウ素134よりも半減期がもっと短い、今度の塩素38は発表後にも修正されず、有ってはならない『再臨界の証拠品』が未だに訂正されていない。
それなら福島第一原発での再臨界は間違いなかろう。
今回の二階級特進のレベル7ですが、これは驚くべき事実である。
やっと日本政府も、目の前に有る避けれない悲惨な現実『福島第一で再臨界した事実』を認める決心が付いたようなのです。




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12 コメント

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事故の長期化が理由か (Black Joker)
2011-04-12 14:14:47
日本政府が事故評価を引き上げた背景として一つ考えられるのは、自宅の様子を確認したり持ち物を取りにいくために20キロ圏内に一時的に入る人が後を立たないこと、事故が長期化することで20キロ圏外でも避難が必要になってきたこと、があります。

政府が最も重視しなければならないのは、やはり国民が被爆しないように管理することであり、その点で危険を知らしめるためには「事故評価引き上げ」も仕方ないと判断したのかもしれません。

ただし懸念は、これが海外での日本製品の風評被害をさらに加速することになるのではないかという点です。 日本政府は「放射能に汚染された製品は決して市場に出回らないように管理していること」「日本の汚染区域は厳重に立ち入り制限しており、それ以外の地域は基本的に安全であること」を世界に十分伝える必要があります。
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ブラックすぎ (毒多)
2011-04-12 14:30:00
二階級特進、、、って、不覚にも笑ってしましました。
原子力“なんちゃって”安全委員会がレベル6を飛ばしたのは、すでにみんな死んでいるってギャグですかね? まさか、テレビにうつるあの官僚がそんなギャグかませる度量を持っているとは思えません。

ちょっと前までマイクロベクトルとかミリベクトルって騒いでいたのが、いきなり万テラベクトルになりましたね。御用学者も愚の音もでないんじゃないですか?

2chでは、フランス の「日本人はこの状況でも逃げずに仕事をし、TVではお笑い番組を放送している。明らかに異常」ってニュースを紹介したスレが立ってました。冷静なのか落ち着いているのか、はたまた達観しているのか、日本人って意外と凄いと感じています。というワタシも日常生活ですが、、、笑


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失礼 (毒多)
2011-04-12 14:56:55
シーベルトとベクレルでは単位が違うんですね。しかもベクトルと書き間違いまでしている。もうダメです。お邪魔しました。
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放射能は無味無臭で目にも見えない (宗純)
2011-04-12 16:26:28
Black Jokerさん、コメント有難う御座います。

放射線の被害ですが、地球が出来たての頃には今のようなオゾン層や大気のバリアーが無いので宇宙から降り注ぐ宇宙線や太陽からの太陽風で遺伝子が正しく保てないので生命の生存は無理であったのです。
これ等の有害な放射線が今では極僅かに減ったので、それで今の地球には生命が満ち溢れている。
人類ですが、この禁断のプロメテウスの火(原子力)を手に入れてから半世紀(ラジウムの発見からなら1世紀)程度の短さで『生命に害がある』ことは判っているが、『どの程度に恐ろしいのか』が未だ良く分かってはいない。
そのよくは分かっていない原子力の怖さですが、生命の持つ遺伝子を傷つけるので、それで人々は根源的な恐怖感を持つのでしょう。
しかも危険を防ぐために生命の持つ視覚とか嗅覚では放射能を感知出来ない。
どれ程大きなな危険が有っても、生命と放射能との付き合いが短すぎて、この両者には基本的に接点が無かった為に、普通ならあるはずの何の検知方法も無いのです。
ですから測定機器を持っている専門の気象庁や安全院の市民への放射能レベルの広報は大事なのですが、市民がパニックになるを恐れて小出しにしてしかも遅い。
東京の数値でも本当に帽子やマスクの着用、屋内退避の必要な日が過ぎてから、後から数値の結果が知らされる。
今までの政府のやり方ですがこれでは市民が、かえってパニックに陥るでしょう。
最悪の方法であると思います。

『政府が最も重視しなければならないのは、国民が被爆しないように』のはずなのですが、
今までは国民の命や健康よりも『パニックになら無い様に』が最優先されていたのです。
今回政府が今までの非人道的な行いを悔い改めて『正道に立ち返る』と決心したならこれ以上に喜ばしいことは無いが、・・・・
そうとも楽観視出来ないのですよ。
何故なら東電のあからさまなインチキ臭い印象操作の『福島第一の津波は14メーター』とは、日本政府と東電の一心同体の悪行ですよ。
国土交通省の津波被害の調査は青森県から精細に行っているのに相馬町でそれ以南は空白です。
気象庁も大震災から1月たっても津波の高さの記録の公表がない。
政府の必ず無いと不思議な報告が、福島県だけは例外扱いで抜けているのです。
原因は簡単で東電の嘘発表14メートルを否定する公式発表が出来ないが、お役所なので丸まるの嘘発表も出来ないので、立ち往生しているのです。
東電も最初は7メートルだった。
ところが原発事故で誇大宣伝の印象操作で14メートル嵩上げしたのですが、福島第二は誰も関心が無かったのでその後東電も何も発表しない。
ですからお馬鹿な産経では一つの記事中に福島第一は14メートルで第二は7メートルなるお粗末極まるお笑い記事が残ってしまった。

福島第一4号機を作った日立の中西社長が恐ろしい見通しをかたっているのですが、今後数ヶ月ではなくて何年も水で冷却しないと爆発の危険性があるのです。
この冷却を怠れば最悪はチェルノブイリの汚染とは桁違いに大きな汚染物質が日本の上に降ってくるのです。
それならレベル7への変更は当たり前だとの話になります。
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もう少し早く言ってくれないと手遅れです (宗純)
2011-04-12 17:09:16
毒多さん、コメント有難う御座います。

シーベルトは放射線の強さなので距離の二乗に反比例して弱まりますが、ベクレルは放射線の元になる放射能の大きさなので、半減期(時間の経過)で弱まっていきます。
しかし我々一般市民にはシーベルトであろうがベクレルであろうが単位が違っていても大して意味はありません。
基準値の数百倍の汚染の数値で驚いていたら、それが数万倍になり、今では1・5億倍になるなどドンドン桁が違ってきている。
もう無茶苦茶です。
今までの傾向から考えれば、発表されてモノよりも必ず悪いのですね、(悪くなければ正直に発表する)

まあしかし、放射能ですが子供達には可哀想に大問題だろうが、我々年長者はそれ程恐れることはないでしょう。
散々今までに体に悪いことをしてきているので、今更放射能を恐れても手遅れでなのです。
昔の話ですがDDTは頭から被っているし予防注射なんかは同一の注射針で学校中の全員が回し射ちだったのですよ。発癌性があるとして禁止されたサッカリンやズルチン、チクロなんかも大量に食っている。オートレースが趣味の友人はわざわざ安全性が高いと言われていたアスベストの服を着用していたのです。
チクロやサッカリンなど人口甘味料が危険性を理由に禁止されて、我々の仲間は困ってみんなが文句を言っていた。
砂糖だとコップ一杯分の粉末ジュースが大匙に山盛り必要なのですが、危険な甘味料なら小さじに一杯程度で重量に大きな差があったのです。
精鋭的な岩登りでは担げる重量は限りがあり、『荷物が重い』とはそれだけ危険が増すのです。当時は将来の健康よりも目先の命が大事だったのですね。
しかし、此の頃はみんな悔い改めて随分まともになって『命よりも健康』を心がけています。
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効き過ぎる安全キャンペーン (原発マグロ改めマグロ)
2011-04-13 20:15:36
レベル7に特進?半月前に予想された事を今になって後追いされても、驚きはしませんが、今だに避難範囲を拡大しない政府には呆れるばかりです。住民は自宅に戻ってしまう人もいて、自衛隊が避難するよう説得しているとか。農家や漁業者は風評被害を心配しても、自分や家族、消費者の健康、安全性を深刻に受け止めていない。原発の近くの住民は、放射能の危険をごく軽微と刷り込まれているんですね。
外国ならパニックだと思うのですが。
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事故評価引き上げは疑問 (もえおじ)
2011-04-13 21:37:04
福島原発の事故レベルがチェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げられたからと言って、双方の実際の被害には雲泥の差があるのは明らかです。 チェルノブイリの被害例を挙げると、

例1 事故現場上空を飛んだヘリコプターパイロット600人は、被曝によって後に全員死亡。
例2 自国がパニックになるのが嫌だったため、周辺諸国の一部(例えばフランス)も含め、被曝の恐れはないと嘘の発表を繰り返した。
例3 事故時に原発に居合わせた職員や消防士たちは約2000人。 事故の後始末や汚染除去作業に従事した人は 60万~80万人。
例4 責任者レガノフは被曝により 4万人がガンにより死亡すると結論づけたが、政府はこれを 4000人として発表。(レガノフは2年後に自殺。)
例5 Y・バンダジェフスキー博士は放射能と疾患の関連性を研究し、論文を発表すると別件で逮捕され、5年間懲役刑。
例6 周辺住民は汚染食品を食べて 1152人が小児ガン(甲状腺ガン、白血病)を発症。食物汚染の危険は一切知らされなかった。
例7 チェルノブイリ 30キロ圏内から強制避難した住民は約13万人。 25年たった今でも人は住めない。
例8 放射能物質は 5年で地下5センチに達して植物を汚染。 除染には土を深く掘り起こして汚染土を覆うしかないが、実施できていない。
例9 事故の数年以降、高汚染地から移住した住民は数10万人。 今だに汚染地域に居住する住民が 600万人以上おり、健康被害が出ている。

放射能汚染量からみても被災者数からみても、福島原発事故はチェルノブイリ原発事故の一割未満に過ぎず、福島=チェルノブイリ という比較は妄想に近い。 チェルノブイリ原発事故の被害者は、間違いなく広島・長崎の原爆被害者合計を上回っていると考えられます。( 匹敵するのは、中国ウイグル地区の46回の核実験による被害。推定被害者129万人・死亡者19万人。) チェルノブイリ原発事故は甚大な健康被害を引き起こしましたが、福島原発事故は甚大な経済被害を引き起こしたに過ぎません。 福島原発事故では、報道される限りでは誰も放射能汚染で亡くなっていません。(汚染の除去に関しても、日本ではうまくいく可能性が高い。例えば、汚染した海岸の埋め立て、汚染土壌をスーパー堤防で覆う。農地の土壌入れ替え。)

実際に、ロシア、中国、フランス、および、国際原子力機関IAEAは、「同じレベル7のチェルノブイリ原発事故は別格である」として、福島原発事故のレベル7への事故評価引き上げについて疑問視しています。 私は、これは単なる原発避難者への配慮(もしかすると避難を強いたことへの言い訳?)と理解しています。
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避難条件を細分化すべき (もえおじ)
2011-04-14 00:01:33
大人は年間30ミリシーベルト(20~30キロ圏内)の放射線量でも問題ないかもしれませんが、「胎児・乳児」の場合は年間10ミリシーベルト以下でも健康上の被害が出る可能性があるので、30キロ圏外でも避難が必要です。 政府は、数ヶ月以内に放射能漏れを止めることを目指しており、その兼ね合いで退避命令を遅らせてきているのでしょうが、もっとはっきりと「胎児・乳児」の場合の危険性を住民に伝えるべきです。
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マグロさん、コメント有難う御座います (宗純)
2011-04-14 15:45:14
そうですね、原爆マグロではブラック過ぎて、少し不謹慎と思われかねないので原爆は無いほうが良いでしょう。

この今度のレベル7の発表ですが3月12~15日の水素爆発やベントでの外部への汚染物質流出量はチェルノブイリの10分の1ですが、
それでもIAEA基準のレベル7の10倍もの膨大な量であり、格上げ自体には何の意味もありません。
それよりも原発事故以来レベル4だの5だのとん何段階も低く嘘を言っていた方が余程大問題でしょう。
1月間もの時間、レベル7の発表が遅れて、その間に住民の被曝は進んだはずなのです。
これは怠慢ではなくて犯罪行為ですよ。
危機管理の基本は最悪の事態を想定して早めに対処するのが大事ですが、今回はその反対で最善を想定して徹底的に対策が遅れている。
『早期に収束して欲しい』との願望が優先して、現実の厳しさ『レベル7』に目を瞑ったのです。
10年~20年帰れないので別の場所に新しい都市を建設するとの管直人首相の発言を松本健一内閣官房参与が13日に記者団に説し、福島県民からの怒りの声に撤回したが、この軟弱な腰の座らない態度こそ大問題です。
自民公明などは早速無責任などと、党利党略の無責任極まる非難を行っているが、事実を認めないではどうする心算でしょう。
管直人の10年~20年とは、レベル7をレベル4だと言い張っていた『出来る限り小さく表現する』今まで通りの発言であり、事実は100年間以上は住めません。
怒りは当たり前であり納得できないのは当然ですが、しかし被災民は別の場所に移住するしかないのですよ。
あまり大きく報道されなかったがロシアのメドベージェフ大統領はシベリアなどへの被災民の受け入れを事故当日には発言していた位なのです。
日本国に安全な被災移民の為の新都市の建設が是非とも必要でしょう。
20キロ圏では地震直後に起きた原発事故で、全ての身の回りの物を置いたままで緊急避難しているのです。
ですから家に帰ってとりあえず入用なものや大事なものを探したい気持ちは人情ですが、止めたほうがよい。
福島第一原発から南に5キロ地点で原発事故から2週間後に警察により見つかった震災での死亡者は放射線の数値が高すぎて収容も火葬も出来ず、仕方なく現地に放置されたと報じられています。
福島県ですが死者の数が宮城や岩手とは何十分の一の少なさなのです。
ところが行方不明者数では若干少ない程度であり、死亡者の内で見つかっているのが4分の1程度。
岩手宮城とは大違いで、探したくても探せない。
警察が最近になって防護服で完全武装での行方不明者の捜索活動がようやくにして始まったが 遅々として進んでいないのが現状です。
最近にフリーのジャーナリトが原発の近くまでの退避圏内のビデオ取材を行っているが、・・・・牛の群れは牧歌的ですが、犬の群れは恐ろしい。
犬とは元々は肉食なのですよ。何故警察はこの現実を放置しているのか。怒りのために手が震える。
鬼哭啾啾
放置されている数千の行方不明者の膨大な遺体の存在と、この飢えた犬の群れを考えれば自ずと結果は明白であるのです。
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自衛隊ヘリのセミのション便放水 (宗純)
2011-04-14 17:15:05
もえおじさん、コメント有難う御座います。

今日本の報道機関、特にテレビなどの映像メディアでは産学官のギルド的な内向き利益共同体の原子力村の住人たちが、チェルノブイリでの急性被曝で死んだのは29人(あるいは33人)であり、慢性被曝では汚染された牛乳を飲み続けた幼児が甲状腺願に6000人なったが死亡者は内15人だけだ、
放射能は怖くないと、口を揃えて大合唱しています。
今回のコメントにある、ヘリの乗員600人全員死亡など、日本のマスコミでは誰も言いませんよ。
今回のもえおじさんのコメント内容と、マスコミ報道の内容とでは、比較し様にも違いがありすぎて、言葉もありません。
いったい、どちらがデマであり、どちらが本当なのでしょうか。
東京の南にある横須賀の海軍基地から大慌てで逃げ出した米軍は、日本のマスコミの説ではなくて、もえおじさんの説を採用しているのは間違いないでしょう。
また実質的に米軍の指揮下に有る日本の自衛隊も矢張り日本のマスコミ宣伝よりも、もえおじさんの説に近い判断をしている。
例のヘリによる放水ですが、日本政府の放水指示を自衛隊は16日に高度30mで250ミリシーベルトの値だったので拒否して放水せず逃げ帰っている。
その翌日があの腰が引けたセミのショん便です。
危ないことは基本的に『やりたくない』ので、色々な口実を考え付いて言い訳して拒否している。
最大限が50ミリシーベルトであっても、原発の上空が毎時200ミリシーベルトでも1分なら3・3ミリシーベルトで、10秒なら0・55シーベルトの低い値にしかならない。
普通の放水作業なら5秒程度で0・27ミリシーベルトであるのですから、現場まで折角飛んで行ったのに意気地なしにも、臆病風に吹かれて何もせず逃げ帰ったこの自衛隊員の腰が、いかに引けているかが良くわかる。
自衛隊によると16日に高度30mで250ミリシーベルトの値だったので断念した。しかし再開された17日は高度100mで87・7ミリシーベルトだったので『下がっていると』と判断して水の投下を100mの高度で行ったとしているが、これでは自衛隊は痴呆状態か大嘘つき、責任逃れの悪質なデマ宣伝の類であり支離滅裂、何とも腹立たしい限り。
距離の二乗に反比例して放射能の数値は弱まるので、昨日の16日時点でも100mの高度なら30メートルの11分の1程度であり、それなら23ミリシーベル以下だったのですよ。
何と、自衛隊が『放射能汚染』を恐れるあまり政府の命令を無視して1日間も任務放棄している間に事態は極度に悪化して4倍近い87・7ミリシーベルトまで急上昇していたのです。
ところが調べると、
自衛隊発表は根本的な間違いで、もっと事実は違っている。
この計算は高度0メートル地点に放射性物質が存在した計算だが、
実際には使用済み燃料棒を貯蔵するプールの高さは通常の五階建て15メートル程度ではなく、これが存在するのは格納容器建屋(60メートル弱)の5階部分のオペレーションルームに併設されているが、何とこの高さが40メートルです。
それなら我らが自衛隊が発表した『30メートルでの測定値』とは何処で計ったのか。
呆れかえる話である。
また100mで放水と報道されたが鉄塔の高さ(120メートル)の倍以上であり、それなら300メートル程度の高度からの国辱もののセミのション便の放水作業だったのですよ。
自衛隊は、徹底的に福島第一原発の放射能の怖さに怯えていたのです。
この自衛隊や米軍が無知で臆病であっったのか、それとも実は事前に研究しているので放射能の危険性を一番良く知っていたから恐れたのか。
果たして何れであるか。
この問題は考え出すと、その結果がどちらであれ、これだけ民間人と軍人との扱いが違うと、いずれにしても不道徳でもあり恐ろしくまありまた何とも腹立たしいですね。

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