逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

歴史を動かした人工知能(AI)アラン・チューリング

2020年10月15日 | 政治


80年以上前の第2次世界大戦中、チュ-リングは解読不可能と言われたナチス・ドイツの暗号機エニグマ(画像はレプリカ)を破り、連合国を勝利に導いた。

学術会議問題でデマを流す国会議員が知らないこと 軍事研究とチューリングの悲劇

週刊朝日

日本学術会議推薦の会員候補6人を菅義偉首相が任命拒否し、河野太郎行政改革相が学術会議の運営見直し言い出した。甘利明元経済財政相が学術会議は「中国の軍事研究に積極的に協力している」との根拠がないデマを流すが「間接的に協力しているように映ります」と小幅修正。フジテレビは、学術会議の会員になれば自動的に日本学士院の会員になれ、年間250万円の年金がもらえると報じ、細野豪志、長島昭久両衆院議員も同じデマをツイッターで拡散したが、フジテレビは翌日間違いを訂正。細野と長島も謝罪した。

与党がデマ“口撃”を続ける原因とはなにか。

学術会議が2017年3月に軍事研究に反対する声明を出したが、この声明は、防衛省が2015年に「安全保障技術研究推進制度」に伴って検討され1950年と1967年に学術会議が発表した軍事研究に反対する声明を継承しているが、単純に軍事研究に反対しているわけではない。(★注、2016年6月24日学術会議会長大西隆は防衛省の「安全保障技術研究推進制度」に合わせて軍事研究の解禁に動いている)

任命拒否された1人、立命館大学の松宮孝明教授は、
「学術会議には、組織として軍事研究を禁止する権限はありません。一方で、この声明はおもに大学関係者に向けて発表されたもので、政府機関や民間企業は対象ではありません。ウラ読みをすれば、軍事研究をするなら、防衛省などが研究者を終身雇用して身分保障してやれば、ということかもしれません」

たしかに声明では、大学での軍事研究について<技術的・倫理的に審査する制度を設けるべき><研究の自主性・自律性、そして特に研究成果の公開性が担保されなければならない>と書かれているが、軍事研究を禁止する文言はない。それでも、科学者たちが軍事研究に慎重になるのはなぜか。

軍事研究は研究者のキャリアにならない危険性がある

軍事研究は、研究成果が先進的であるほど秘密性が求められ、特定秘密保護法では軍事技術に関連する研究成果や技術を『特定秘密』に指定でき、特定秘密になると研究者は成果を論文として公表出来ない。若い人は研究者としてのキャリア形成ができない。

軍事研究の歴史的な例では、英国の天才数学者であるアラン・チューリングの悲劇がある。
チューリングはコンピューター科学の基礎を築き、「人工知能の父」と呼ばれている。ベネディクト・カンバーバッチが主演した映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のモデルにもなった。
チューリングは第二次世界大戦中に英国の暗号機関に雇われ、ドイツの暗号機「エニグマ」の解読に成功した。

しかし、英国はエニグマの解読に成功していたことを終戦後も国家秘密にし、その業績は親しい知人すら知らなかった。その後、チューリングは1952年に同性愛者であることで逮捕され、1954年に死去。死因は青酸カリが含まれたリンゴを食べたことによる自殺とされているが、他殺説も根強い。
第二次世界大戦で英国を勝利に導いた英雄であるチューリングだが、戦後に不遇な立場に置かれたことで英国政府は次第に彼を警戒し、監視対象にした。エニグマの秘密が旧ソ連などに流出することを恐れたためだ。その結果、チューリングの功績が広く世に知られるまでには、死後約20年の歳月がかかった。英国政府がチューリングに対する不当な扱いを公式に謝罪したのは2009年だった。
(抜粋)
10月14日 週刊朝日オンライン

フランケンシュタインの誘惑E+アラン・チューリング 2019年06月13日 | 社会・歴史

#11「強制終了 人工知能を予言した男」6月13日木曜 NHKEテレ1

今や我々の日常の中で活躍を始めている人工知能(AI)。今回は70年も前にこの人工知能を予言したイギリスの天才数学者アラン・チューリング! 第2次世界大戦中、解読不可能と言われたナチス・ドイツの暗号機エニグマを破り連合国を勝利に導いた。しかしその業績は軍事機密ゆえに戦後も封印され、チューリングが同性愛者として逮捕されたこともあって長く評価されなかった。彼の構想した人工知能、その先に何があるのか?



『連合国を勝利に導いた天才数学者アラン・チューリングの功績を、すべて闇に葬ったチャーチル』

世間からは世界一の先進国で民主主義の手本と見られているイギリスですが、実は1960年代でも聖書で禁止されているホモは犯罪で、世俗の刑事警察が同性愛を取り締まっていた。このため、第二次世界大戦で連合国を勝利に導いた国家英雄である天才数学者アラン・チューリングも逮捕、有罪となり薬物による去勢が行われ自殺に追い込まれる。享年41歳。
★注、
今までは偉大な科学者が暴走する科学史の話だった。ところが、今回は権力者が暴走して科学者を弾圧するという政治的話なので極めて歯切れが悪い。
NHKEテレではアラン・チューリングの功績を国家機密としてすべて抹殺した冷戦の生みの親であるイギリスのチャーチルの犯罪を闇に葬って仕舞うのですから怖ろしい。(怪物フランケンとはチャーチルのことだったとのオチ)

宗教(キリスト教)を理解することが日本人は一番苦手。一神教精神を無視しては根本を間違える。
宗教的戒律(同性愛)に寛容な日本と違い、欧米のホモは神に背く行為で色々な厳しい迫害がある。
2010年7月にプライベートジェットで極秘来日したが、関西空港ではビップ扱いでは無いため手荷物検査を受けて『二度と日本に来るか!』と怒鳴ったらしい。
ホモはカウンターカルチャーや既存の宗教的価値観に対するオルタナティブ的な抗議(反逆)の意味もあるが、自分自身に恋をしたギリシャ神話の美少年ナルシスの伝説のように究極の自己愛(ナルシズム)なのですね。
死の直前の劇痩せ写真ではワンピース様のものを着ているので多分彼もホモ。(妻と子供も居るので正確にはバイセクシャル)
それならオルタナティブ的で見かけが他と全く違うアップルのパソコンも、『愚かであれ』との彼の言葉も『毎日の死の予測』も、まったく別の宗教的に深刻な意味が含まれていることを暗示しているのでしょう。

『アメリカンドリームの影の部分(ヘイトクライム)』
日本では三輪明宏やマツコデラックス、お杉とピーコとかレーザーラモンHDなど、ホモは深刻な人権や『差別』ではなくて、『お笑い』以上の問題は何も無い。基本的に楽しい愉快な存在と看做されている
ところが欧米一神教社会では大違い、文字どおり命がけの危険な異端だった。
全米一有名な男性誌ハスラーを出版する実業家ラリー・フリントは極右原理主義者からの銃撃で命は取りとめたが下半身不随となっている。(ポルノ解禁のアメリカでもバイブルベルトの南部諸州では今でもハスラーなど男性誌は販売や流通が禁止)
衝撃的だったが映画イージーライダーで主人公のヒッピー達がまったく無関係な農民に突然銃撃されて殺される驚愕的なラストシーンの意味(アメリカで頻発するヘイトクライム)が、悲しいかなキリスト教の本質を知らない当時の日本人達は、誰一人も理解出来る者はいなかった。
ヒッピーは日本では単なる風俗程度だが、アメリカではオーソドックスな宗教的価値観に対するオルタナティブ的な異端な存在で、このハリウッド映画の描く様に『命がけ』の危険すぎる自己主張だった。
ヘイトクライム(憎悪犯罪)の危険性は、現在でも事情はそれ程変化はなくて『堕胎は殺人で神に背く行為である』と主張する宗教右派によって公立病院の爆破事件や産婦人科医師への銃撃事件が頻発している。ポルノやヒッピーなどオーソドックスで無いと看做されたもの、産婦人科医師であるとか黒人であるとかホモであるとかの理由で常に殺される危険性があるので、スティーブ・ジョブズもスタンフォード大の卒業式で語ったように『自分の死』を何時も意識していたのでしょう。
(抜粋)

中国「千人計画」で日本の技術が盗まれる 参加の東大名誉教授が告白「中国は楽園」

配信 デイリー新潮

菅義偉総理が、新会員候補の任命を拒否したことで大きな注目をあつめている日本学術会議。中国政府が推進する「千人計画」は、そのメンバーを含め日本人研究者も多数参加するプロジェクトだ。日本の科学技術が盗まれる可能性も囁かれる、その実態とは。

中国政府が2008年に開始した「千人計画」は、海外の優秀な研究者、技術者を誘致することを目的にしている。米国では「千人計画」に関連する中国へのスパイ容疑での摘発が相次いでおり、知的財産窃取のための計画として世界的に問題視されているのだ。  

今回、週刊新潮は中国の教育機関や論文などの情報を基に、「千人計画」に携わる日本の研究者を独自に特定。7月頃から接触を試みてきた。が、例えば、マイクロナノロボットや生物模倣ロボットシステムの権威で、日本学術会議の会員だった名城大学の福田敏男教授は再三の依頼に無回答だった。  

口を噤む研究者も少なくないなか、“隣国という気安さから新天地を選んだ”と取材に応じてくれたのは、東京大学名誉教授で物理学が専門の土井正男氏(72)だ。 「現在は北京航空航天大学の教授として、専門のソフトマター物理学を教えています。9年前に北京の理論物理学の研究所に呼ばれて連続講義をした際、知り合った中国の先生から『千人計画』に誘われまして」  

土井氏が論文リストを送ったところ、中国政府から招聘を受けることになった。

「東大は辞めても名誉教授という肩書しかくれませんでしたが、北京の大学は東大時代と同じポストで、待遇も少し多いくらい用意してくれました。普段は学生相手に講義をしなくてもよいし、日本の公的な科学研究費(科研費)にあたる『競争的資金』にもあたりました。私は中国語を書くことができないので、申請書類は准教授が代わりに出してくれました。日本では科研費をどうやって取るのかで皆が汲々としている。そういう意味ではまるで楽園ですね。面倒なことをやらずに学問に没頭できて本当に幸せです」

と喜びを隠さないのだ。とはいえ、土井氏が籍を置く大学は、日本でいうところの防衛大学。軍事研究も盛んと聞けば、自らの研究が悪用される懸念はなかったのか。

「よもや日本にそんな技術がありますかね? アメリカや日本が技術的に進んでいて、中国がスパイで盗んでいるという考えは間違いだと思います」  

土井氏は自身の研究が中国に盗用されるとはつゆほども考えていない。が、自由に研究させて、利用できるところを吸い上げることこそ、中国当局の狙いではないのか。  10月15日発売の週刊新潮では、土井氏と同じく「千人計画」に参加する他の研究者の証言も紹介。なぜ彼らは中国に渡り、怪しげなプロジェクトに参加することになったのか。その実態に迫る。
「週刊新潮」2020年10月22日号 

2002年小泉純一郎首相の日朝首脳会談(ピョンヤン宣言)から吹き荒れる北朝鮮バッシングで極限まで病的に右傾化した日本

ブログ管理者として記事の掲載では普通の大人の常識に反しあまりにも恥ずかしいので、ヘイトコメントの部分を抜くことも考えた。

ところがヘイトを全部抜くと今回の週刊新潮の汚い記事の本質が丸々分からなくなる。(★注、仕方なく今回だけは例外的にヘイトコメントを含め全文掲載します。それにしても「病気である」「もう日本は終わっている」としか言葉もない)

軍事研究が問題なのは機密だから。科学の研究成果は広く公開されるのが大原則

右翼的な論調の新潮社が中国バッシングに走るのは分かるが、政府自民党までがネトウヨの真似では笑えない。日本が日没する国になっていたとの悲劇。

年間たった10億円程度の金(日本学術会議の年間予算)で科学者の頭を抑えるとの考えがいじましい。カネも出さない。ポストも用意しないでは国内が空洞化するのは止められないでしょう。

そもそも軍事研究が問題なのは、素晴らしい研究成果が全部軍事機密だから公開されないことに尽きるのである。軍事機密(原則非公開)の部分が無条件に研究成果を公開する科学の大原則とは正面からぶつかり科学進歩を妨害する。(★注、だから日本学術会議は軍事研究を戒めている)

それにしてもアメリカでイスラエル(ユダヤ)人脈が正常な米外交を、病的に大きく歪めるように、我が日本国では台湾人脈が日本外交を歪めていて正しくものが見えないのである。(★注、中国の「仙人計画」云々より、ノーベル賞学者が日本の待遇の悪さに呆れて、怒りか待遇面から不明だが日本国籍を捨ててアメリカ国籍になった青色ダイオード開発者の話は有名なのになぜ問題としないのか)

日本学術会議って何

ニューズウィーク日本版で東京大学経済学部首席卒業ハーバード大学経済学博士 (Ph.D. Economics)の小幡 績が「中国共産党化する日本政治」と題して、日本学術会議のメンバーが誰になろうと、世の中にまったく影響はない「金の無駄だ」と言い切っているが、もちろん本人は学術会議の会員ではなてて元大蔵省の財務官僚で、緊縮財政と消費税増税万能論者である。
そもそもが各国アカデミーは、そのアカデミー内の会員により推薦・選出される co-optation方式なので、キャリア官僚(高偏差値エリート)程度の資格では絶対に入れない仕組みに出来上がっている。
これは、アカデミー会員は学術上高い評価を得た者で構成されているべきであり、会員選出の判断はアカデミー会員のみによって可能であるという考え方による。

菅首相、105人の名簿「見ていない」 任命再考は改めて否定(10月9日)毎日新聞

なんと、判断した人が存在せず、判断だけが存在するミステリー

謎の菅政権

川内 博史@kawauchihiroshi·10月10日

これで、ハッキリした。学術会議から105人の推薦名簿が総理に提出されたのは8月31日。菅新総理が99人の名簿しか見ていないのであれば、105人から99人にしたのは安倍前総理。なぜ、こんな到底納得できないことをしたのか、体調も良いようなので、安倍氏に証言してもらいたい。

すぐに役に立つとは、時間が経つと大概は役に立たなくなる

多くの科学研究のほとんどは最初から何の役にも立ちませんが、新型コロナウイルス感染症の流行によって緊急事態宣言が発せられた後、さまざまな業種の店舗で時短営業や休業が広がった。そのなかで社会や暮らしに欠かせない仕事(スーパーやコンビニのレジ係とか介護施設職員、流通など)に従事するエッセンシャルワーカーが話題になりました。

ところが、社会性にとって一番大事な存在のこのエッセンシャルワーカーを、よく考えたら今回の(基本的に社会に直接的には何の役もたたない)日本学術会議とは正反対で、典型的な3K仕事で、社会的身分が低いし収入も低い。しかも自分で自分の仕事の裁量権がほぼゼロですよ。
しかもしかも、実は社会生活で代替が効かない「絶対必要なエッセンシャルワーカー」は1割程度。テレワークなんか無くても誰も困らない代物だった。

新コロで判明した恐ろしい事実「社会の9割は無駄」(^_^;)

なんとも胡散臭い新コロ騒動の都市封鎖で判明したこととは、我々の生活では、実は9割は無駄の上に成り立っていたとのオチですね。これでは消費不況は今まで以上に酷くなり世界大恐慌は必然であり、今まで猛威をふるっていた新自由主義の崩壊、グレートリセットは間違いなく起きる。ただし、下からの革命ではなくて、上からの無理やりの強制リセット(クーデターの戒厳令)なのが腹が立つ。

学問の自由は、正しくは「学問の権力や権威からの自立や独立」でしょう。今の学術会議ですが原子力ムラの一員でありフクシマの核事故に責任があるし、インチキ臭い気候変動詐欺にも加担しているのですから国家権力や権威べったりの御用学者の集団ですよ。間違っても小出裕章なんかは任命されません。


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牢獄で死ぬ天才軍事技術者! (ローレライ)
2020-10-15 12:34:45
牢獄死ぬ天才軍事技術者の生涯は誰も注目しない!軍事技術には誰も関係したくない!

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