逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

母国語は下手でも英語は上手い麻生首相

2009年02月28日 | 軍事、外交
『初めての日米首脳会談』
得意のはずが。麻生さんの喋る英語に困惑する米側、『何を言っているのかが聞き取れない』。

『共同会見空振り、米メディアも反応冷ややか』

2月24日のオバマ米大統領と麻生太郎首相との初めての首脳会談は予定を約20分超過して約1時間20分に及び、話が盛り上がったかに報道されているが実態は如何であったのだろうか。?
ギブス大統領報道官によると、『世界経済危機などで突っ込んだ意見交換を行った』とされるが、同盟国であり世界第二の経済大国の最高責任者でもある麻生太郎首相との初会談である。
マサカ本当であっても『意味不明で話にも成らない』とは口が裂けても言えるわけが無い。
日米関係の親密さをアピールするはずだったが、『世界経済危機などで突っ込んだ意見交換を行った』なら必ずあるはずの共同記者会見は、とうとう行われる事は無い異常事態である。
首脳会談なら必ずある恒例の昼食会も行われずじまい(同盟国としては異例)、反対にこの会談が何の意味も無い単なるセレモニーである事を印象付ける結果に終わった。


『無視したアメリカのメディア』

この時、アメリカの報道機関の関心は、直後に行われるオバマ大統領の初の議会演説に集まっていて、日米首脳会談を報道、解説するメディアは何処にも無かった。
僅かに、CNNテレビなどが『1時間の会談のために1万1000キロの長旅』と日米首脳会談での麻生太郎首相を皮肉る程度で、米メディアの反応は冷淡そのものである。
 

『日本側の要望を袖にしたオバマ大統領』

麻生首相の政権浮揚(点数稼ぎ)の為に日本側(外務省)は会談後に両首脳による共同記者会見を熱望したが『繁忙なスケジュール』を口実に袖にされる。
(このような首脳同士の会談では、事前に共同記者会見の文言は根回しされ既に作られている場合が殆んどで、万一会談が不調でも文章は公開される例が多い)
そもそも、議会に対する大統領就任最初の演説は、事前に日程も時間も決まっている。
ならば何故、今回の様に、
日本側は、『外交慣例上、果さなければ失礼に当たる事になるほど程の忙しい日である事が事前に分っているにも拘らず、何故その日を選んで訪米したのか?』。
アメリカ側は、『まったく時間が無い日に初めての「日米首脳会談」の日程をわざわざ挿んだのか?』との疑問が当然湧いてくる。
自民党議員さえ麻生太郎首相とのツーショットのポスターは敬遠されているくらいだから、支持率1割の、何時やめるか分らない首相との記者会見は、オバマならずとも誰でも嫌だ。
しかし、オバマ大統領は好き嫌いにかかわらず、大統領の職務上、嫌でも日本の麻生太郎と会談しなければならない。
嫌で仕方が無い事でもするしかない時に、人はどうするか。?
わざと議会演説直前の超多忙な時期に設定して、日米首脳会談なら必ずある恒例の共同記者会や昼食会を回避したとの、穿った見かたも出来そうだ。 



『ノブレス・オブリージュ』

欧米の身分制度の染み渡った社会では階層で言葉も違ってくる。
日本も江戸時代では其々の身分で喋っている言葉が違っていたし、各地方でも其々違っていた。
日本ではそれが明治維新後の『標準語』の創設で中央集権的な一つの言葉で統一される。
しかし夏目漱石が訪英した時に、彼の英語がロンドン下町言葉とは全く違っていて通じなかったように、欧米では、今でも身分や階層や出身で言葉が微妙に違うようです。
オードリー・ヘップバーン主演の映画マイ・フェアレディでは下町英語(コックニー)しか喋れない娘にクイーンズ・イングリッシュを教える言語学者の話がミュージカルになっている。
英会話が得意な麻生さん。
オバマとの日米首脳会談で通訳を介さず「さし」で話をしたそうですが速記で『聴取不能』の箇所が何度も出てきたとか。
(議会でも聴取不能は多いとの弁護発言もあるが、論争の場の議会と国家を代表して行う首脳会談を同じだとでも思っているのか。贔屓の引き倒しにも程がある)
麻生さん。どんな種類の英語を喋っていたのでしょう。?
今の若い英語の得意な学生さんの中には公式の場所とか年長者、識者などが使ってはいけないとされるスラングを平気で使って顰蹙をかう人もいるとか。
使ってはいけない言葉を使うと馬鹿にされるか、軽く見られるか、どちらにしても良い事はない。

身分には違いが有り、高い身分には高い責任が伴う。
最高責任者にはそれに相応しい態度とか言葉使いがある。
私生活で本は漫画しか読まなくても、新聞は見出ししか読まなくても仕方が無いが、その事を公言するような人物では公職は務まらない。
麻生太郎に『知性』が無いことよりも、麻生太郎の『知識』を軽んじる態度の方がより問題であろう。
麻生さん。公式の場所での発言でも自分の事を『俺』と言っているが、そんな言葉遣いの首相は今までの日本国には一人もいなかった。
ノブレス・オブリージュとは程遠い態度ですね。



『近大中元韓国大統領と麻生太郎首相の違い』

交渉ごとに長けた近大中元韓国大統領は現職の時に、全く訛りが無い流暢な日本語を喋れるにも拘らず公式の場所では、決して自分の持っている日本語の能力を出す事は無かった。
外国人との交渉ごとで『誤解のもとになるから英語がわかっても絶対直接答えず通訳を通せ』と昔から言われている。
この事は首脳同士での交渉ごとのイロハである。




『ネズミ講とサラ金が合体したようなアメリカ経済』

サブ・プライムローンのような悪質で必ず契約者が破綻する事が約束されている仕組みが、大手の名門金融会社によって堂々と行われていた。
そのことで(世界企業でもある)アメリカの投資銀行は大儲けしていた。
これ等の現象から考えられる事は、アメリカ社会全体の根幹部分が根本的に腐ってきている証拠です。
今分っている金融危機は氷山の一角で、その下にはとんでもなく大きい危機が沈んでいて、このままで収まるはずが無い。
経済規模が何十分の一のソ連は簡単に崩壊したが、巨大なアメリカは潰れるにしても時間がかかり、影響(被害)もそれだけ大きい。
対米従属、アメリカ命の日本は早くこのことに気がつかないと一蓮托生、沈没するアメリカの道連れになる可能性がある。


『高くつく麻生訪米』

ノーベル賞3人同時受賞したのも、今回初めてアカデミー賞を受賞したのも、アメリカ国務長官の初めての訪問国が日本だったのも、オバマが初めて会う外国首脳が日本国首相だったのも、日本を煽てあげて気分を良くしておいて絶対償却(現金化)できない数兆ドルの国債を無理やり押し売りする算段かもしれません。
日本にとって解約が出来ず、増資しか出来ないアメリカ国債の仕組みは、利子だけは契約者に支払うが、解約が出来ないで増資しか出来ない『ねずみ講』である。
利子だけは確実にくれるので安心していたら、そのうちに破産して契約者が丸損した円天商法とソックリ。
日本国民としては、新自由主義による金融崩壊で大量に抱え込んだ『アメリカ国債』が『円天』にならない事を祈るばかりである。

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4 コメント

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Unknown (ejnews)
2009-02-28 21:42:53
一般的にアメリカ人は種々帝国の例に漏れず外国の文化情報に興味の無い人が多く、其の上、現在の“レーゼーフェア”放任市場主義と言われる資本主義ではメディアは他の商業活動と何の変りりも無い単なる利益を得る商業活動で広告料に繋がらないニュースは取り上げないのです。勿論、アメリカのメディアは独立した会社ではなく別の大きな企業の一部ですから其の企業の意向の反映が大きく、其の上にプロパガンダの手段ですから(御存知の様にオペレーションモッキンバードと言う中央情報局が大衆扇動の為のニュースをメディアに流していた史実もあり≪現在も続いていると思っている人も多い≫)アメリカの主要な新聞、テレビのニュースは誰が書いた記事か先ず調べる必要があるのです。だから浅生太郎の記事が出ないのは興味が無い、首相の人気が無い、何か余り騒いで欲しくない理由がある等の理由が考えられますよね。
 アメリカ英語ではイギリスの様な階級による違いは無い様です。唯、他の言語と同様、黒人独特の喋り方も含めた方言、教養による語彙の差、年齢による違い等は在ります。アメリカ南部では鈍間と思われるほど怠慢な喋り方をする方言があり、疎の様なアメリカ人は主に東北部のアメリカ人からは“ババ”(無教養な南部白人)と言われています。このババと言われる無教養な白人はKKKとかイヴェンジェリカル(近年のメガチャーチ“巨大教会”と言われるキリスト教はこの系統のキリスト教で、其の中にキリスト教原理主義もあり共和党の票田です。)と言われるキリスト教集団に属す人が多い様です。
 此方のニュースで“麻生の人気の無さと中川財務相のG7での泥酔パフォーマンスが外国の日本に対する不安感を呼び起こし円安を誘発!この2つは日本政府のクリエイティヴな対円高対策か?”と言う様な冗談も見た様な.................。
自民党はアメリカに見限られたか? (ブログ主)
2009-03-01 12:06:00
アメリカのメディアでは、オバマ大統領のペットの犬が決まったことの方が、オバマと麻生の会談より大ニュースのようです。
報道されたものはみんなが知っているが、報道されなかったものは知るすべが限られている。

実はマスコミとは『何を報道するか』よりも『何を報道しないか』が一番大事な事柄のようです。
しかし、書かれなかった大事なニュースを理解できる人は極限られた人だけで、多くの人は(マスコミが提供した)目の前の事柄だけしか見えない。
麻生と会ったことはニュースの価値が低かったと見るか、ニュースに(アメリカが)したくなかったと見るかで見解が別れてくる。
アメリカでの日米首脳会談直前に、日本でクリントン国務長官が小沢一郎と会談していますが、米政府は麻生自民党政府を値踏みしていることだけは確実なようです。
アメリカは韓国朴軍事政権やフィリッピンのマルコス独裁政権と同盟を結ぶが近大中やアキノらその次の政権とも密接な関係を持っていた。此処が日本と違うところで、アメリカが覇権国家たる所以でしょう。
それにしても自民党の政権政党としての寿命はすでに尽きているようです。


日本でも黒人のラップ音楽が大流行ですが、イギリスの様な階級による違いは無いが、アメリカ英語では人種による違いが有るようです・・・・・(また聞きで不正確ですが)
ラテン系移民向けの放送ではスペイン語単語が半分以上ある英語放送をしているとか、ラップの歌詞の意味は黒人英語の色々な隠語を含んでいるので直訳では意味が全く違っているとか。
日本でもラップ音楽は流行っていますが、子音優先の英語だからあの黒人音楽特有のリズム感が生まれるが、必ず母音で終わる母音優先の日本語では無理があるようです。
最近の笑話 (志村建世)
2009-03-01 20:27:42
まるっきりの遊びですが。
最近、マスコミ関係者から、こんな「なぞなぞ」を聞きました。「麻生総理とオバマ大統領の共通点が一つ見つかった、それは何か?」……答は……
「どちらも漢字が読めなかった。」
それにしても麻生太郎はひどすぎた。 (ブログ主)
2009-03-02 10:09:46
日本の新聞社の社説が面白い。
読売は、日本の責務を強調しているし、
産経は、同盟深化への期待する。

対して、
朝日は、会談の成果を積極評価した部分が約3分の1で、あとは弱い首相の「民意なし」批判が3分の2。
毎日は、「弱い首相」部分が約5分の1。
東京は、『外交を延命の道具にするつもりならば、本末転倒』と首相批判に朝日より多いスペースを割く。
何と言っても、今回二番面白いのは日経で「米国内での関心は低く、対米国世論の観点からは最悪の時機だった」
(1)共同記者会見がない
(2)米側声明文は「日本の首相」と表記され、麻生首相の名前がない
(3)歴代首相はキャンプデービッド山荘、ブレアハウス(迎賓館)に宿泊したが、麻生首相はワシントン市内のホテルだった。
「麻生氏を日本の首相としては大切にもてなすが、政治家同士の個人的な関係を築く気持ちにならない--。
日本の内政の現実を直視すれば、仮にオバマ大統領が、そう考えたとしても無理はない」

オバマは、『日本国首相とは会談するが麻生太郎個人とは話をしたくない。』との本音が語られている。
ホワイトハウス公式ホームページに面白い(日本人としては腹立たしい)写真が公開されています。
http://www.whitehouse.gov/blog/09/02/24/Welcoming-the-Japanese-PM-to-the-Oval-Office/
一つは親密そうに笑いながら語りかける麻生太郎と反対側にそっぽを向くオバマ。
もう一つは日米両首脳が親密そうに顔を近づけて語り合っているが、オバマは正面だが日本の麻生総理は後頭部が写っているだけ。
プロ中のプロのホワイトハウス専属カメラマンが写しているにも拘らず、どちらも我々カメラの素人がする間違いを犯していて、通常公開出来る写真ではない。
写真には、御馬鹿な麻生太郎個人に対するオバマのどうしようもない『嫌悪感』が滲み出ている。

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