逝きし世の面影

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「温暖化」最強硬派の「赤旗」が寝返る?

2018年05月14日 | 地球温暖化
2018/5/14(月) 『地球の「エアコン」異変 半世紀以上前から 』 (日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」)

地球の表面積の70%をしめる海では、1000年~2000年単位で暖かな赤道付近から寒冷な極地域に海水が循環している『海洋大循環』と呼ばれる現象で、地球の気候を穏やかにさせるエアコンのような役割を担っていた。
地球が太陽から受けた熱を海流が循環させる『海洋大循環』で暑さ寒さの極端な差を緩和していた。ところが、この『海洋大循環』が150年~半世紀以上前から『弱まりつつある』との二つの別々の報告が明らかになる。

『見出しと中身が180度違っていた!?!』詐欺か手品のような赤旗記事

歴史的な快挙である。今回の『しんぶん赤旗』の記事ですが、あまりにも素晴らしい。
日本共産党機関紙しんぶん赤旗ですが、今まではエアー御用学者の筆頭(偽科学批判教の教祖)の菊池誠(国立大阪大学物理学教授の看板で善良な日本人を騙していた)を人為的CO2温暖化説で1ページも使って宣伝していたことを思えば、信じられないほどの大変身である。
今までは共産党こそが、一番の人為的CO2温暖化説の最強硬派だったのである。
今回の驚くべき180度正反対のコペルニクス的な大変身ですが、何かの大変革が地球規模で起きているのでしょうか。
(★注、赤旗記事の見出しには『温暖化』とある。ところが、中身では逆に海洋循環の停止による寒冷化『氷期の到来』を誰にも分からない様に密かに警告していた)



『海洋大循環が減速』しんぶん赤旗
★注、
この『海洋大循環』と氷河期(氷期)とは密接に関連していて、もしも、今後『大西洋子午面循環』が完全に止まると、ヨーロッパや北米に厳しい氷期が訪れることが分かっている。



大西洋子午面循環(Atlantic Meridional Overturning Circulation:AMOC)

AMOC(大西洋子午面循環)とは、赤道付近で太陽のエネルギーを受けて温められたメキシコ湾の海水は北極に向けて秒速数cmというスピードで移動、温かいメキシコ湾流は緯度の高いヨーロッパ諸国に温暖な気候をもたらしながら北上、グリーンランド周辺の海氷で冷やされ、やがてゆっくりと海の底へと沈み込み、今度は逆に深層海流となって大西洋を一路南下する。この流れが連鎖的におこることで、地球規模の海流が作り出されています。この流れは熱塩循環と呼ばれ、風に力によって起こる海流・風成循環と合わせて海洋大循環の原動力となっています。
この地球規模のエアコンのような役割を担っていた『海洋大循環』が現在弱まりつつあるので、地球規模で色々な異常気象が起きていると考えられています。

 19世紀半ば(150年前)に小氷期(LIA)が終わって地球規模の温暖化が始まる

『小氷期終了後』

小氷期(Little Ice Age, LIA)とは、ほぼ14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことである。小氷河時代、ミニ氷河期ともいう。この気候の寒冷化により、「中世の温暖期」として知られる温和な時代は終止符を打たれた。
テムズ川やオランダの運河が冬の間完全に凍結、1780年ニューヨーク湾が凍結し、人々は安全にスケートや歩くことが可能だった。アイスランドの人口は半減、グリーンランドのヴァイキング植民地は全滅。日本も東日本にたびたび飢饉が発生し、これを原因とする農村での一揆の頻発は幕藩体制の崩壊の一因となった。
(★注、なお、氷河学『地球物理学』では、この『小氷期』や現在なども含めて氷期の中でも比較的温暖な時期が続く『間氷期』にあたる)

『もしも「小氷期」の存在を認めると、→人為的CO2温暖化説の間違いが自動的に決まって仕舞う』だから、今までは全員が沈黙していた

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は人為的CO2温暖化説(産業革命後の炭酸ガスの増加による温暖化)を主張しているのです。150年ほど前にLIA(小氷期)が終わったので、今の地球が温暖化しているのは当選過ぎる話だった。
ですから論理的に『天敵』のような役割の、この、『小氷期』(LIA)の存在について口にすることはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)にとっては最も恐ろしいタブー中のタブーなのである。
(★注、今回赤旗では『温暖化するぞ』と言いながら逆に小氷期を初めて紹介した意味は限りなく大きい。明らかにIPCCへの裏切り行為『造反劇?クーデター?』なのである)



『AMOC(大西洋子午面循環)の異変が関係したヤンガードリアス・イベントを参考にしたシミュレーションによると、』

大西洋子午面循環(AMOC)の異変はヨーロッパに厳寒だけではなく炎暑をもたらす可能性がある。メキシコ湾流が止まると北太平洋上空に高気圧が留まるブロッキング現象でヨーロッパは夏には猛烈な熱波や干ばつが、冬には極端な寒波が押し寄せることが分かった。



『19世紀の小氷期(LIA)終了より問題な、(地球温暖化が始まる)13000年前のヤンガードライアス・イベント(最終氷期の終わり)』

更新世の終わりの13000年前の最終氷期のヤンガードリアス(Younger Dryas)はヤンガードライアス、新ドリアス期、ヤンガードリアス期とも呼ばれるが、その最後の大変化がヤンガードリアス・イベント(YD)。ヨーロッパを中心に氷河が発達、1000年以上にわかって地球が寒冷化したが、AMOC(大西洋子午面循環)の異変が関係していた。
YD(ヤンガードリアス・イベント)は、最終氷期が終わり温暖化が始まった状態から急激に寒冷化に戻った現象で、現在から1万2900年前から1万1500年前にかけて北半球の高緯度で起こった、このYDの変化は数十年から1000年の期間で起きたとされている。これほど規模が大きく急激な気候の変化はその後起きていない。
2万1000年前をピークとして数万年間にわたって続いた最終氷期が終わりを迎え暖かくなり、北米大陸を覆っていた氷床が解けて巨大な湖が出現、氷で支えられていた湖が決壊して太平洋に大量の淡水が流れ込み、大西洋子午面循環(AMOC)を止めたと見られている。

『IPCCの「人為的CO2温暖化説」にとって、赤旗の「最終氷期の終わり」は最大最高の怖ろしすぎるタブー』
★注、
赤旗記事ですが、一応は地球温暖化について語っている体裁なのです。ところが、『産業革命後の炭酸ガスの増加による温暖化』とのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の人為的CO2温暖化説とは100年間で0・7度の小さな小さな変化で、大西洋子午面循環(AMOC)が止って起きたらしいYD(ヤンガードリアス・イベント)とは話の規模がとんでもなく違いすぎるのである。
そもそも46億年の地球規模の温暖化と言っているわりに話が産業革命以後で100年単位。あまりにも矮小で話にもならない。海水面の上昇も短期間に100メートル単位で変化するのですから、現在の地球が如何に安定していて安全であるかは論を待たない。
再生不可能な『化石燃料の抑制』との道徳的なIPCCの地球温暖化説ですが、数十万年単位で今も続いている『氷河期の地球』を言い出した途端に跡形もなく木端微塵に吹っ飛ぶのである。



『科学評論家』などナンセンス     2018/4/27(金) 大槻義彦

最近のように科学が極度の高度化、専門化されると一般市民との断絶が激しくなる。物理学会総会の研究発表会に出席しても自分の専門分野の隣の会場を覗けば話の内容などさっぱり分からない という『悲劇』が起こる。
専門家と称する人たちですらこの有様であるから一般市民と専門研究者の断絶は言うに及ばずである。
 そこで最近幅を利かすのがいわゆる『科学評論家』の類である。
『科学史家』と呼ばれる人たちもこの種の科学評論家と見なされる場合もある。この種の科学評論家は、物理系大学院などを終了、博士号すら所有している。
 もちろんこの種の 評論家は何も物理科学に限ったことではない。よく耳にするのは文芸評論家とかで美術、音楽評論家である。とくに文芸評論家は高く評価されている。太宰治が自分の作品に対して文芸評論家の評価をいかに気にして一喜一憂していたか、は有名な話である。
 例えば文芸評論家,政宗白鳥は当時転換期にあった自然主義文学を切り捨てた『自然主義盛衰記』を書いた。文芸評論家小林秀雄は『ドストエフスキーの生活』を書き日本のドストエフスキー研究の草分けとなった。いずれも文化勲章を受章した。有名なのは『チャタレー夫人の恋人』の伊藤整である。これが発禁本となり裁判にかけられ文化勲章はもらわなかったが日本芸術院賞、日本文学大賞を受賞した。
 一方わが科学評論家はどうしたか。科学啓蒙本は書いても、科学研究はやらない。科学の潮流を批判して、科学史全体を一新するような科学評論家は出ない。文化勲章の候補にもならない。考えてみればそれは到底無理な話なのだ。
それは何故か。
 科学評論をやるからには科学の最先端に精通していなければならない。そのためにはその最先端の研究者でなければならない。しかも科学評論家なのだから一分野だけでなくすべての分野の最先端にいなければならないのだ。朝永振一郎、ランダウ、南部陽一郎は広い分野の最先端にいた。
それでも電磁流体力学や創薬量子力学は苦手だったかもしれない。つまりこの天才物理学者3人でも真の科学評論家はできなかったのだ。
 科学評 論家は科学啓蒙書をチョコット翻訳しただけで、科学評論家となり、あるいは自分でそう名乗る。しかし、これは文化勲章クラスの文芸評論家、音楽評論家などに比べてあまりにオソマツな肩書である。自分のことで恐縮だが先端物理から遠ざかり『物理学者』と名乗るのも気がひける。幸い著書も140冊以上も書いたし、パリティの編集長もやらせてもらっているから『科学評論家』と名乗ったらどうか、とわがマネージャーが冗談まじりに勧めて れたことがある。しかしこれはきっぱりと断念した。文芸 評論家、小林秀雄の業績に恥ずかしくなったからだった。
(物理科学月刊誌『パリティ』(丸善)の大槻のコラムより)


 
『最大の謎』!!!氷河期の真っただ中で『温暖化』を叫ぶ愚

大槻義彦さんが言うように科学の細分化が進んだ結果、すぐ横の分野でも分からなくなったとの主張には納得するが、この話はそれ以上に深刻化していた。
1980年代以降に唐突に世間で言われ出した摩訶不思議な『人為的CO2温暖化説』ですが、中学生程度の知能があれば間違いが分かる。高校生なら全員例外なく、誰が見ても詐欺である。
ところが、20世紀最後のアメリカ大統領選挙(2000年)に共和党のブッシュ候補に負けた(クリントン政権の)ゴア副大統領とかIPCC(気候変動に関する政府間パネル)がノーベル平和賞を受賞したのが2007年である。
確かに、気象学者たちが『人為的CO2温暖化説』を主張していることは事実だが、他の分野の科学者たちは(一部の例外を除き)ほぼ全員が胡散臭いと感じているのに、困ったことに自分では決して主張しないのである。
国際北極圏研究センター (IARC) の初代所長でオーロラなど地球と宇宙の境目である電離圏の研究で有名な地球物理学者の赤祖父俊一さんは、人為的CO2温暖化説が成り立たない事実を指摘しても、誰も聞く耳を持たないのである。
マスコミとか政治家などではトランプ以外は誰も彼も同じ。全員が科学的根拠が一切解明されていない(何の検証もされていない)『人為的CO2温暖化説』を信じているふりをしているのですから不思議だ。
特にひどいのは護憲左派で、その非科学ふりには呆れるばかりである。7年前の3・11フクシマでの未曾有の放射能汚染で多くの護憲左派ブロガーが乳酸菌での除染を主張する飯山一郎のデマに惑わされていたのですから口がアングリ。これでは温暖化詐欺に騙されても当然であろう。科学リテラシーが余りにも低すぎるのである。


金星は、地球から見える惑星で最も明るく『明けの明星』として有名。地球-太陽間の3分の2強離れていて(太陽光が地球の2倍)公転周期は224.7日、直径で地球の95%(体積は85.4%)。大気の成分は二酸化炭素96.5%。気温は400度の灼熱地獄だった。

『逆張り王子、「車椅子の天才物理学者」ホーキング博士の最後の挑戦(警告)』

ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』などで有名なスティーヴン・ウィリアム・ホーキング博士が今年3月に76歳で他界した。去年ホーキング博士は『温暖化で地球が金星になる』と発言(最後の大予言、警告)したことから世界が大騒ぎになっていた。
ところが、ホーキングが預言(学会などで予測した)ことのほとんどが直後に間違いだったことが分かり、ホーキングはあえて(科学界の悪弊をからかう目的で)わざと『逆張り』を行っていたのだろうと言われている。
金星と地球は太陽の周回軌道とか公転周期、大きさや質量が似ているだけではなて、内部構造も極めて似ていて、双子の惑星と呼ばれているが、実は原始の地球と金星の大気はどちらも主成分は二酸化炭素であることが分かっている。
去年死の直前のホーキング博士は『地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る』と言ったが。まさに『逆張り王子』の面目躍如。たぶん、もうすぐ今世界中に猛威を振るっているIPCCの『人為的CO2温暖化説』が、コペルニクス的に180正反対に引っくり返ると予測していたのである。



『科学の「間違い」こそが進歩の原動力だった。  (^_^;) 』

あえて『逆張り』を行って科学界とか権威に極めて弱い世間一般を笑いものにした車椅子の天才物理学者ホーキング博士の場合は称賛されているのに、ほぼ同じことをした理研の小保方春子博士の方はマスコミから袋叩きにあっている不思議。(科学上の間違いなどは日常茶判事で、常に起きている『普通のこと』ですよ)
科学進歩にとって『間違い』の存在を認める大事さを失念しているのである。もしも『絶対に正しい科学』なるものが存在するとすれば、それは新興カルト宗教(科学教)ですよ。
子供たちに教える義務教育の理科の教科書では『間違い』は大問題であり、小さい部分でも『誤』は決してあってはいけないのである。多分、これと科学一般とを混同(勘違い)したのでしょう。(今の科学的真理の誤りを見つけるのが科学者の仕事であり、正しい科学を教えるのが教師の役目。この両者は似ているようでまったく別々)
小保方さんを『科学の間違いは許さない』と全員で激しくバッシングした極めて道徳的な日本のマスコミですが、実は『科学の進歩』とは、今までの科学の『間違いを認める』との意味なのですから、『科学進歩は許さない』と言っているのと五十歩百歩。これ以上に非科学的な態度は無いのである。

『むべなるかな』逆張りで成功した天才ホーキングは例外だからで、普通は失敗する

しかし、小保方さんを『科学的間違いを許さない』と激しくバッシングしたマスコミとか有識者ですが、『むべなるかな。』としか説明のしようがない顛末である。  (^_^;) 
これは、ある意味では 何んとも致し方ない成り行きだったのである。日本人的に横並びで世間一般に合わせるのが、一番間違いが少ないと経験的にしっていた、・・・
(日本人に強い集団同調性バイアスですが、通常はプラス方向に働く)今まで正しいとされている科学的原理や原則を、『間違いである』と言い出した場合ですが、小保方さんとか飯山一郎のように大概は言い出した本人の『間違い』なのである。 


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