「大東亜帝国の馬鹿」良くある放送事故の類(うっかり)か?それとも故意の愉快犯か?
2021年12月6日、就職・転職・進学情報の大手「マイナビ」から就活中の大学生に送信されたメールのタイトルが「大東亜以下⑨」となっていたとTwitterで物議を醸している。メール自体は東急のグループ企業のインターンシップの募集だったがTwitterで同様のメールを受信したというユーザーが複数名乗り出ている模様だ。
「大東亜」とは首都東京圏内の偏差値50程度の滑り止め大学の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)の意味で、⑨は「馬鹿」の隠語らしいが、アジア・太平洋戦争開戦80年目直前の時期の情報大手の「馬鹿な大東亜帝国」の誤送信とは話が出来過ぎているブラックジョーク。
愛犬を抱え、庭師の孫娘と共に写った一枚。車椅子姿のルーズベルトを写した稀少な写真(Wikipediaから)
日本時間1941年12月8日、山本五十六の日本海軍連合艦隊による真珠湾奇襲攻撃前に打電されるはずだった駐米日本大使館あての暗号通信の解読が数時間遅れて「宣戦布告」が攻撃後だったことから第32代アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルト(在任:1933年3月4日 – 1945年4月12日)の「リメンバー・パールハーバー」の合言葉で2年以上前の1939年9月1日に開戦していた第二次世界大戦に満を持してアメリカ軍が参戦したことは良く知られている。
多くの人々が誤解しているが他国への宣戦布告など開戦の権限はアメリカ軍最高司令官のルーズベルト大統領ではなく連邦議会にあり、いくら友邦のイギリスが危機的状態に陥っても11万人が死んだ第一次世界大戦の記憶が残る国民の反戦意識は高く参戦は不可能だった。その絶対不可能の難事を可能にした錬金術こそが山本五十六の日本海軍連合艦隊の真珠湾攻撃の「リメンバー・パールハーバー」のプロパガンダ。敗戦直前だったイギリスのチャーチル首相は日本海軍の真珠湾攻撃の第一報を聞いて狂喜乱舞して喜んだという。
太平洋戦争開戦80年
毎日新聞 2021/12/3 東京朝刊 有料記事 4408文字
1941年12月8日の太平洋戦争開戦から80年。3年8カ月に及ぶ戦いで日本は敗れ、被害・加害ともに歴史に大きな負の遺産を残した。なぜ、無謀な戦争を始めたのか。どんな教訓があるのか。被害者への補償は済んでいるのか。そして、戦争体験者が減っていく中、その体験と記憶を継承していくために何が必要なのか考える。
山田 朗 (ヤマダ アキラ)
明治大学文学部教授、平和教育登戸研究所資料館館長
1956年大阪府生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。博士(史学)。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書に、『大元帥・昭和天皇』『兵士たちの戦場』『日本の戦争』『軍備拡張の近代史』『世界史の中の日露戦争』など
国際法に違反することは承知で、最初から開戦後に宣戦布告することになっていたのだ。実際、対イギリス戦では何の布告もなく、陸軍が英領マレー半島に上陸した。
これは例えるなら、100円で買った宝くじ1枚が何回も連続で3億円当たるのと同じで馬鹿馬鹿しくて話にもならないが、そもそも日本はアメリカと「引き分け」を狙っていて勝つことは想定していなかったとの悲惨過ぎるオチ。
我が国を代表する戦史・現代史研究家である山田 朗や加藤陽子など知的エリートの80年前の日本が行ったアジア・太平洋戦争開戦云々「日本側の数々の間違い」の指摘は正しくはあるが、致命的な欠損があるのです。そもそも「戦争」とは競技スポーツと同じ原理で動いていた。相手も戦争する気が無いと「戦争」が絶対起きないのである。
日本側は唯一の主権者であるヒロヒト天皇大元帥も東条英機陸軍大将も同じで日本がアメリカに勝てないと知っていたので戦争をしたくなかった。しかしアメリカのルーズベルト大統領は友邦のイギリスがドイツに降伏するのを防ぐには第二次世界大戦に参戦する以外の方法が無いことを知っていた。(★注、山本五十六の真珠湾攻撃の1手が無ければ中立国アメリカのWW2参戦は不可能)
仮想敵国に、日本中の原発の詳細な位置情報を事前に提供して「原発には攻撃しないで❗再処理工場はゼッタイあかんよ❗❗」ってお願いしておくのでしょうか❓
「あ、間違った❗三沢基地を攻撃しようとして再処理工場を誤爆してしまった❗❗」・・・北半球(だけで済むかな?)が決定的なダメージを食います。
底抜けのオオバカがいっぱいです。バカさ加減ではミニオンズも負けています。
①(当時の産業の生命線である)石油確保が最大の目的だったはずなので、『石油確保』と『植民地解放』だけを目的にして、イギリスとオランダとだけ開戦しておいて、『植民地解放と石油の確保』が終わった時点で、一方的に停戦しておけば、本当に楽勝だったようです。
※アメリカは『世論が戦争反対の意向が非常に強い』状態であり、『イギリスとオランダとだけ開戦』していれば、アメリカ(ルーズベルト政権)は切歯扼腕しながら戦争をできない状態だったはずです。
②チャーチル及び、ルーズベルトは『日本と戦争することによりアメリカの対独開戦』を狙っていた。
アメリカ通の『名将』山本五十六が対日参戦に於ける『アメリカの世論と議会の産生の必要性』や、『ルーズベルトの目的が全く分からなかった』愚劣極まりない司令官なのか、『アメリカの意向を受けた裏切り者』なのかはわかりませんが、『徹底した失敗だった真珠湾攻撃』(空母を逃した時点で壊滅的な失敗です。)をやらかした山本五十六氏他の愚行が『アメリカ(および連合国全体)を救った』のは間違いないようです。
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☆太平洋戦争、こうすれば勝てた 単行本 – 1995/7/1
日下 公人 (著), 小室 直樹 (著)
敵に勝つことよりも、自らが傷つかないことを優先する“日本的決断”で日本は負けた!!
50年を経て今もまかりとおっている日本人の「口先だけの決戦主義」を大胆に批判、分析する白熱・注目の大闘論!
[主な内容]
真珠湾攻撃は不十分だった/決戦をせずに敗れた決戦主義・日本/日本は潜水艦で戦争に負けた/ミッドウェーの日本空母は引いて帰れた/兵器を絞り込めなかった弱さ/日本はなぜ航空戦に負けたか/三国同盟を破棄すれば、ドイツは喜んだ/「だまし討ち」と非難される謂われはない/イタリア人は日本人よりも勇敢か/日本人はどうして戦争が下手になったのか/土地に執着した農民国家・日本の失敗/日本がイギリスを叩けば、ドイツはソ連に勝てた/戦略爆撃機があれば特攻の必要はなかった/日本は国際国家にはなれない