逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

9・11事件から18周年目のボルトン解任

2019年09月18日 | 政治

腹に一物 手に荷物 『兵士5000人をコロンビアへ』(何時もの表情だと言えばそれまでだが、)憮然とした面持ちの(不満げな)ジョン・ボルトン


アメリカはベネズエラのマドゥロ政権を倒すために軍事力行使を示唆。ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官が記者会見のノートに「5000名の部隊をコロンビアへ」と書かれていた、コロンビアはこれまで対ベネズエラ工作の拠点。
本気でアメリカ(トランプ大統領)が反米ベネズエラのマドゥロ政権打倒で5000人の米軍を侵攻させる予定だったとすれば、うっかりして、事前アメリカの奇襲作戦を漏らしたネオコンのジョン・ボルトン主席補佐官(安全保障担当)の有り得ない大失敗。これでは米軍は侵攻出来ない。
ミスではなくてボルトンが単独で、意識的に情報漏洩を行ったとすれば反逆行為なので大統領首席補佐官の解任は当然で、何故8カ月も待って9・11事件の18年目に合わせたのか。2017年4月戦う 修道士マティス米国防長官から『悪魔の化身』と呼ばれボルトン任命が不可解。

 

★ベネズエラ情勢に関する有識者の緊急声明 ~国際社会に主権と国際規範の尊重を求める

2019年2月21日 
ベネズエラ情勢が緊迫。マドゥーロ政権に反発するグアイドー国会議長が「暫定大統領」を名乗り、米国とEU諸国がただちに承認。米国は軍事介入も仄めかしマドゥーロ大統領に退陣を迫って世界の主要メディアは「独裁」に対抗する「野党勢力」といった構図で伝えている。米国の「人道支援」は前世紀末のコソボ紛争以来、イラクやシリアへの軍事介入で無秩序の混迷に陥れ生活基盤を根こそぎ奪って「難民問題」となってきた。
「民主化」や「人道支援」の主権侵害が、ベネズエラの社会的亀裂を増幅。明らかに国連憲章や国際法違反の状況には既視感があり1973年チリのクーデター後20年にわたってチリ社会を暗黒支配。ベネズエラは1999年にチャベス政権が成立。欧米石油メジャー統制下にあった石油資源を取り戻し、無料医療制度や農地改革を推進したが、富裕層や既得権層、米国はチャベスを「独裁」だとし軍クーデターを演出。
ここ数年の石油価格の下落と、米国や英国が主導する経済封鎖措置や既得権層の妨害活動のため、ベネズエラでは経済社会的困難が深刻化。チャベス路線(ボリバル主義)と米国の経済支配との対立である。それを「独裁に抗する市民」といった構図にして国際世論を誘導するのは米国の常套手段であり、南米でこの手法があからさまに使われている。
▼ベネズエラの事態を注視し、独立国の主権の尊重と内政不干渉という国際規範に則った対応を求める。
▼国際社会は、ベネズエラが対話によって国内分断を克服するための支援をすることを求める。  (メキシコ、ウルグアイ、カリブ海諸国、アフリカ連合等の国々の仲介の姿勢を支持する)
▼ベネズエラの困難と分断を生み出している大国による経済封鎖・制裁の解除を求める。
▼メディア機関が大国の「語り」を検証しつつ事実に基づいた報道をすることを求める。
(抜粋)

★注、国際法やラテンアメリカ研究者26名による緊急声明に反応したのはネットメディアのIndependent Web Journal(IWJ)代表岩上 安身だけ。残念ながら他の既存のメディアは2011年のリビアの時と同じで全員沈黙する。 

ボルトン解任はトランプにしては賢明だった 2019年9月11日(水)Newsweek_JAPAN       

<トランプは軍事パレードや好戦的なツイートが好きな割に戦争は望んでいない。おかげで史上最悪の国家安全保障担当補佐官をクビにすることができた。ボルトンはもう戻ってこないだろう>
やった!ジョン・ボルトンは去った!

ドナルド・トランプ大統領もたまには賢明な決定を下すものだ。
9月10日彼はジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任したとツイートで発表。「ボルトンの提案の多くに私は反対だった。政権の他のメンバーも反対だった」――トランプのツイートのなかで有数の傑作だ。
それでも、多くの疑問が残る。そもそもトランプはなぜボルトンを起用したのか
ボルトンの意見ははっきりわかっていたはずだ。
ボルトンは、北朝鮮に対する先制攻撃を求め、イランの宗教指導者を追い出し、アメリカが署名したすべての国際条約を廃止しろと唱えていた。
トランプはそれをすべて知っていた。
だから18カ月前にボルトンが国家安全保障担当補佐官に指名されたとき、「今こそ非常ボタンを押す時だ」あのネオコン、ボルトン復活に恐怖せよと書いたのだ。
ボルトンは、イラン核合意からの離脱とロシアとのINF条約の廃止をトランプに促すという点で、重大な(負の)役割を果たした。
しかしトランプは、派手な軍事パレードや巨額の国防予算や好戦的なツイートをこよなく愛する割に、戦争そのものは望んでいない。
だから、国務次官や国連大使を務め、常に自分の意見を声高に披露していたボルトンが、国家安全保障担当という要職にふさわしい人物でないことは明らかだった。(抜粋)

ドナルド・トランプ米大統領は10日、「狂犬」の異名を取ったジェームズ・マティス前国防長官に「悪魔の化身」と呼ばれた超タカ派のジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したとツイッターで発表した。 

ボルトン氏は北朝鮮やイラン、ベネズエラ問題で強硬路線を主張し、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンとの対話を巡ってもトランプ氏と対立していた。  

ボルトン氏はブッシュ(子)政権で国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)や国連大使を歴任、イラク戦争を強行したネオコンの1人。イラン核合意からの離脱やロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約破棄を主導し、米朝首脳会談では北朝鮮への強硬姿勢を貫いた。

ワシントンは、ボルトン解任に安堵しています。彼はイラク戦争の悲惨な侵略から何も学ばなかった攻撃的な介入主義者で、すべての軍縮管理と、敵対国との話し合いに反対し、既存の軍事同盟の維持にだけ熱心だった。
(抜粋)

ジェームズ・マティス前国防長官の「悪魔の化身」の意味は、『オバマ大統領やヒラリー・クリントン国務長官のことだった』

二日続けてトランプによるボルトン電撃解任を解説したニューズウィークは、いずれの記事にも2011年『ボルトンが北朝鮮に望んだ「リビア方式」の末路(反政府派に捕らわれ殺されたリビアのカダフィ大佐) 』とのビデオを添付していた。(★注、アルカイダになぶり殺しにあうリビアの最高指導者カダフィの凄惨極まる画面には、防弾チョッキ姿のNATO軍兵士、たぶん、フランス軍特殊部隊員まで写っている)

トランプ大統領、強硬派のボルトン大統領補佐官を解任。アメリカの対イラン、対北朝鮮政策は軟化か

トランプ大統領は元来、一国主義の孤立主義者で、中東からの米軍撤退を目指してきた。対イラン軍事行動も望んでいなかった。過激なブラフ(こけ脅し)とは裏腹に、北朝鮮への先制攻撃の是非を含め、多大なアメリカ人の犠牲者を出すことに何度も慎重姿勢を示してきた。

NY紙は、トランプ政権の安全保障チームはもともと型破りで突拍子もない予想外の言動の大統領を抑制する任務を負っていたが実際はトランプ大統領自身が抑制する事態にもなっていた。ボルトンがイランの体制転換をしばしば口にしてきたなか、トランプ大統領は「イランの体制転換は目指さない」とはっきり述べている。
(抜粋)

視聴率:米朝首脳、生中継31.02%

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3 コメント

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イスラエル総選挙 (セコイアの娘)
2019-09-19 06:54:01
ボルトン解任、サウジ油田攻撃、緊迫する米イラン関係とイスラエル総選挙。妙にタイミングが合う。
思いっきり『戦争だ!』と脅すトランプの何時もの手口 (宗純)
2019-09-19 11:54:03
高級官僚のお役所言葉である『前向きに検討する』の意味とは、『今は何もしない』なので慇懃で丁寧だが中身が何もないスッカラカン。

ところが、似ているようで外交の場合、
国際社会で、言葉使いが慇懃で丁寧など表面的には同じなのですが、逆に言葉の意味が極端に重くなる。
外国政府に対して『無関心でいることはできない』は『紛争に介入するぞ』という厳重警告。
『重大な関心をもって見守る』の意味は『強硬姿勢をとるぞ』。
『わが政府は自らの利益を考慮しなければならない』とか『行動の自由を要求する』は、『国交断絶を考えているぞ』という重大な威嚇である。
ですから、もしトランプのツイートが外交用語だったとしたらアメリカは100回以上も全面戦争に突入しています。ブラフ、ハッタリというか猫だましというか。

事実、2017年の時点では朝鮮戦争不可避の超危険な発言を繰り返していたが、2018年6月12日には歴史的な米朝首脳会談を行った。
まさに、手のひら返し。
しかも、トランプはわざわざG7を早退してまで2日前の6月10日にシンガポール入りしています。
同じく北朝鮮のキム・ジョンウンも2日前の6月10日にシンガポール入りする念のいれよう。
異例中の異例なのです。

朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)ですが屋上に巨大なプールがあることで知られるホテル「マリーナベイ・サンズ」をシンガポール外務大臣と訪れた。(金正恩氏、夜のシンガポールで「自撮り」。めっちゃ楽しそうと外信が報じるが、
会談場所のセントーサ島と共に、シンガポールに2ヶ所あるカジノだった。
この米朝首脳会談の日付けですが、実は韓国の統一地方選(6月13日)の前日なのですよ。
歴史的な米朝会談の影響は凄まじく旧パク・クネ与党は壊滅的な敗北(ムン政権の歴史的大勝利)
トランプの全面支援で、余りにも当然な結果に終わっている。

イスラエルは短期で終わる勝てる戦争は大好きだが、
イランとの戦争ですが、これはアフガニスタンのタリバンとの戦争と同じで、短期では終わらず延々と続くのでイスラエルは最終的に負けるでしょう。強きの口先とは別に、イランを恐れているのです。トランプは、このイスラエルの弱点を突いているのかも知れません。
トランプの方針 (ちくわ)
2019-09-22 11:51:40
基本的に戦争をしないという方向性はいいと思うのですが、軍産業の不満をそらすために、日本が爆買いさせられるのは残念です。

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