正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

味の素「エビ寄せフライ」弁当は健康の問題有り

2009-10-13 | Weblog
 味の素が新聞に「エビ寄せフライ」の広告をしていました。

 弁当に「エビ寄せフライ」をと言うことで消費拡大を計ろうということですが、その弁当の写真を見ますと問題があると思いました。私の提唱する「正しい食事」
から、大きく逸脱しています。

 弁当箱には小さなおにぎりが1個、ウインナーが1個、ゴボウ巻きみたいなのが2個、ゆで卵の半分、エビ寄せフライが1個、プチトマト1個、ウインナーを切ったようなもの4個が入っています。少しスペースがあってそこにもう1個「エビ寄せフライ」を詰めようとしている写真が載っていました。

 この「エビ寄せフライ」2個を合わせるとおにぎりより大きくなりそうです。それに卵やウインナーやゴボウの肉巻き、を考えると、ごはんは四分の一ぐらいが、肉、卵、フライがほとんどで、野菜は小さなトマトとゴボウで1割り位、子供たちは美味しく食べるでしょうが、これでは栄養バランスがよくありません。

 主食・副菜・主菜の割合は3:2:1が栄養バランスが良いと言われています。
食事バランスガイドでも主食や野菜を多く摂るように指導しています。

 味の素は「財団法人味の素食の文化センター」を持っていて
「食文化研究への協力と有益な情報の社会への提供を目的として1989年に農林水産大臣の許可を得て設立されました。」とあります。

 この味の素の弁当の写真の内容は食文化研究の結果なのでしょうか。
この弁当では脂肪やタンパク質が過剰でこんなものを子供に食べさせてはいけません。

 会社が利益を上げるためには国民の健康、子供の健康なんてどうでも良いのでしょうか。
 
 味の素ほどの大会社なら企業の社会的責任があるはずです。国民の健康に資する食料会社であるべきですが、「エビ寄せフライ」をどんどん食べさせようと言う魂胆でしょうか。

 宣伝文を読むと「天然エビであること、美味しさ、よく洗っていること、異物チェックをしていること、自社の基準合格等を強調、白身魚のすり身に入れて混ぜていること、それだったら”白身魚のすり身エビ入り揚げ”の筈ですがそこを誤魔化して「エビ寄せ」とエビが多いように誤魔化していると思います。機械で作っていることを、検査を強調」しています。

 そして「お子さまの健康を支える毎日の弁当づくりを」味の素は安心な美味しさで応援していますとあります。

 衛生管理は食品会社は当然やるべきことで改めて言うものではありませんが自慢することは他に無いので広告代理店がいろいろ考えたのでしょうが、一読して誤魔化しの広告と思います。

 「お子さまの健康をささえる毎日の弁当づくり」という文言、これにも誤魔化しがあります。お昼には昼飯を毎日食べることが健康のために必要という意味にも取れますが、真意は健康な弁当にするためには味の素の冷凍食品をと読ませているようにとれます。

 このエビ寄せフライは健康食品かどうか検証しますと、子供たちにはできるだけ避けた方がよいと私は考えます。

 先ずエビ寄せフライの中味ですが、エビと白身魚と言うことはたんぱく質です。
ころも小麦粉、多分このころもには美味しく感じさせるように味の素(ニセのだし)等で味付けしてあるでしょう。
これにパン粉をつけて、何故パン粉なのでしょう。それはパン粉はをつけると油の吸収が良くなり、油は美味しさの元ですから、フライにすることで美味しさが増すのです。そうなるとどんどん食べられ、それがどんどん売れることになり、会社はどんどん儲かると言うことになるのです。

 しかし、これの健康面を見ますと、たんぱく質に小麦粉の炭水化物、これに油という高カロリー食となり脂肪摂取過剰になるのです。

 今、子供たちは味の素の冷凍食品のような食の氾濫でたんぱく質、脂肪の過剰、野菜不足で、ビタミン・ミネラルの不足を招き肥満傾向で健康を害しているのです。

 味の素おすすめの弁当を見て下さい。味の素には栄養士はいないのでしょうか、栄養のバランスが良い弁当はごはんが弁当箱の半分の3、野菜等の副菜が2,肉類等の主食が1の3:2:1の割合です。これは弁当の常識と思います。

 他にも食卓は「ごはんと一汁三菜」で揃えることが栄養バランスがよいと昔から言われています。一汁三菜とはみそ汁に二皿の副菜、一皿の主菜です。ここからも3:2:1がでてきます。こういう常識も知らずに栄養バランスの悪い弁当を示すとは非常識も甚だしいものです。

 次にフライにするのですから油を使います。
油にはそれ自体がカロリーが高いので要注意食品で、これを使うと美味しくなるものですから、家庭でもいろんな商品でも美味しくするために油を多く使う傾向にあるのです。ですから現代の食生活は油過剰、たんぱく過剰状態になるるのです。

 さて、その油ですが、油にはいろんな種類があって、健康によいとものから避けるべきものまであるのです。

 その避けるべきもの、飽和脂肪酸が加工食品によくつかわれるのです。
なぜ飽和脂肪酸なのか。
飽和脂肪酸は、油の炭素がすべて酸素と結合しているのでそれ以上酸化しないのです。と言うことは品痛みがしないので賞味期限が長くなるのです。

 この飽和脂肪酸は体の中に入って必要性は少ないのです。必要だと言われているのがオメガ3とかnー3とか言われている青魚にふくまれている油でDHAとEPAといわれているものです。しかしこの油は酸化しやすいので日持ちがしないので商品には使われないでしょう。
ということで商品化されているフライものは飽和脂肪酸がつかわれるのです。ヤシ油は植物油ですがこれがフライに多く使われている油です。

 油一番悪いのがマーガリンやショートニングに代表される人造油です。これはそのまま屋外に長期間置いていてもほとんど変質しない油で、アメリカでは学校給食には禁止されているという代物です。昔はマーガリンは植物油ということでバターよりよいともてはやされましたが、私も騙されてよく使ったものです。今ではその危険性が知られるようになって使用料も減少していますが、でも学校給食ではバターより安いとまだ使われている可能性があります。

 白身魚を使っていると自慢げですが白身魚は美味しくないので一般的にフライにしています。これをエビに巻いたように使っているのでしょう。一種のエビの増量、似せエビつくりの手法と見ます。そして油の力を借りて美味しくしているのです。

 味の素の「エビ寄せフライ」の広告には以上のような問題点がありと思います。
どだい、味の素というのが誤魔化しの商品ですよね。いりこや昆布、鰹節や椎茸などでだしをとるところ、そのニセだしグルタミン酸を抽出したもので基本的に偽物商品です。

 そう言うことでしょうか、インターネット検索すると味の素、評判悪いんですねー。
「味の素 世界の食文化を侵す“白いインベーダー”
 諸外国で「味の素」すなわちグルタミン酸ソーダ(MSG)の毒性、有害性を指摘する学術論文が多いことに、驚かされる。「生後10~12日目のマウスに体重1㎏当たりMSGを0.5g経口投与すると、その52%に、1g投与で100%に神経細胞の損傷や破壊が起こった」(70年、ワシントン大学オルニー博士)。「味の素」が「脳細胞を破壊する」という衝撃的報告だ。脳生理学の分野ではMSGを「神経興奮毒物」(ニューロ・トクシン)と呼ぶ。」というのもありました。

 昔、味の素の商法を本で読んだことがあります。もっと消費が増加するように考えたことが一振りで出る量を増やすために取った手段が穴を大きくすることで、グッドアイデアという事例で載っていましたが、これってインチキ商法ですよね。

味の素、社の体質が誤魔化し精神に満ちています。理念がないと思います。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-03-04 07:48:16
>飽和脂肪酸は体の中に入って必要性は少ないのです。必要だと言われているのがオメガ3とかnー3とか言われている青魚にふくまれている油でDHAとEPAといわれているものです。しかしこの油は酸化しやすいので日持ちがしないので商品には使われないでしょう。
ということで商品化されているフライものは飽和脂肪酸がつかわれるのです。

揚げ油に不飽和脂肪酸を使えってことですか?
不飽和脂肪酸を加熱した際の有害性をご存じないのでしょうか。
飽和脂肪酸を使った方がまだマシだと思うんですが・・・。
Unknown (Unknown)
2018-07-19 09:11:19
必死過ぎて草生えるww
じゃあ食うなよw

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