正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

食事教育ー食事によって性格が変わるー切れる子供の食事

2009-04-04 | Weblog
 「衣食足りて礼節を知る」と言う言葉があります。食が足りると言うことは量が足りると言うことではありません。食の原則にあった「正しい食事」をして、体にあった食事で栄養バランスの良い食事をすることです。美味しい物、好きな物を食べていては偏食で栄養失調になってしまい、病気になったり、性格が異常になったりします。
 肉類を多く食べたりリノール酸が多い油を多く摂取しているとアラキドン酸を多く摂取する食事になります。アラキドン酸とEPAの比率が悪い食事をしていると、暴力をふるったり人を傷つけたり、切れやすい子供になります。
 EPAを無くしたらどうなるかという実験が動物を相手に行われました。普通に食事を与えたグループとEPAゼロのグループはEPAゼロのグループは学習能力が無くなったそうです。
 脳の発達では、脳が発達し始める妊娠6週目くらいが一番重要で、脳細胞の数はこの時期と出産後の短期間で増加し、もうそれ以上は増えないのです。脳細胞が増えなくても、その後の学習や食事によって重量や容積は増えます。脳細胞を増やす時期に脳細胞づくりによい材料の脂肪酸である、EPA、DHAを摂取する事は大切です。妊娠中や出産直後は、脳細胞にとって一番大切な時期ですが、その後の食生活によっては学習能力をつけさせるような環境さえ整えば脳は発達するわけです。
 そこで、理想的なバランスのとれた食事の内容はどんな物かと言うことになります。
 理想的なアラキドン酸とEPAの比率は1:3と言われています。EPAを多く摂取すると言うことは魚を沢山食べなければなりません。それから野菜等からいろんなビタミン・ミネラルを摂取しなければなりません。そのような食事は、1日分として、ごはん大体500g、野菜200g、魚150g、豆類100g、その他海草・キノコ類50gという昔の日本の食事パターンです。重量比で5:2:1.5:1:0.5の割合になります。肉より魚という食事です。自然食の先生方はごはん、野菜、魚、大豆の割合を5:3:1:1としています。ごはん半分以上、野菜たっぷり、魚と大豆で肉がない所が共通しています。この食事と現代の欧米化の食事を比較すると、私の推測ではごはん半減の2.5、野菜も半減の1、魚は1/3の0.5、大豆はそこそこの1、肉や油脂が増えて1.5、乳製品が増えて1.5パン・メン等小麦粉製品2というような状況ではないでしょうか。
 油で揚げるフライ物や肉類・乳製品をを多く食べるようになって、アラキドン酸の摂取が増加の傾向にあります。その上、最近は加工食品が種類も多く出回りこれの摂取量の増加、逆に穀類の摂取量の減少も目立っています。バランスの良い理想的な食事に戻すためには、加工食品を止めて、魚を多くして、野菜をたっぷりにして、50近くある栄養素が過不足なくとれる食事に切り替えなくてはなりません。

ロジャー・ウィリアム博士が食事によって気性がどう変わるのかの実験をイギリスでしました。
 実験の対象になったのは11~15歳までの少女達で、お互いが攻撃的で口論ばっかりし、何事も反抗的で、また、何事に対しても興味を抱かず無関心、顔にはニキビがいっぱいと言うような少女達でした。その食事は、白パン、マーガリン、添加物が多いジャム、多量の砂糖入りの紅茶、缶詰の加工食品と言うような物でした。アラキドン酸が多くEPAはほとんどない食事をしていたのです。
 この少女達の食事を変えて、多種類の新鮮な野菜と多種類の果物をたっぷり、乳製品と肉、焼きたてのパンに変えました。これだけ変えただけで、少女達のニキビはなくなり、頬はバラ色に、行動も積極的になり、口論も余りしなくなったそうです。
 この実験結果、博士は加工食品の代わりに新鮮な野菜や果物を摂取したことで、アラキドン酸とEPAのバランスが正常になったためと考えました。(魚を入れていればもっと劇的に変わったのではないでしょうか。その実験は成されていません)
 博士は少女達が食べていた食事をラットに与えてみました。すると毛がぼさぼさになり、性格も非常に神経質になり、凶暴になってかみつくようになり、攻撃的になって殺し合いまで発生しました。このように短期間で性格を変えてしまうことが食事で起きるのです。特に妊娠中、出産直後、成長期に影響を及ぼすことが分かりました。今日(2009,4.6)スNHKのタジオパークで「発達障害」の解説していましたが、これなども、或いは切れる子供の増加、いじめの増加していることなども、食事がどうであったかを検証する必要があるのでは無いでしょうか。

 食事は体のためばかりでなく大脳皮質を成長させたり、機能させたりするためにも非常に重要なのです。現代の手軽で好きな物ばっかり食べる食生活、加工食品過多の食生活では、人格が破壊され攻撃的な人間を生み出しているのです。そこからモンスターピアレンツという攻撃的な父兄も出てくるのです。多分にこういう人の食事は身勝手な食事でそこから何事も身勝手な行動をとるようになっているのではないかと考えられます。
 
 頭の良い子にするためには、また、穏やかな気性を持ち積極性を持つそう言う子供にするためには、肉や牛乳、加工食品を減らし、昔から日本人が食べてきた物を食べることです。ごはん、野菜、魚、大豆、きのこ、海草、・・・どなたかが言っています。
コマゴワヤサシイ(コメ、マメ、ゴマ、ワカメ、ヤサイ、サカナ、シイタケ、イモ)そして、出来るだけ新鮮な物を火を通さずに生でエネルギー源はごはんをしっかり、できれば玄米か3分搗きで、新鮮ないわし、あじ、さば等青魚を毎日摂ることです。今日我が多の夕食にはキビナゴの煮付けがでました。EPAが摂取出来るのではないかと考えてしっかり食べました。美味かったです。

 正直なところこの記事を書いている私の家の食事は、野菜魚は多のですが、肉も多くリノール酸を使った炒め物、揚げ物、小麦粉食品(うどん、やきそば、お好み焼き、・・・)が多く理想の食事が出来ていません。
 
どうしてかと言うとき、食事を作る奥さんが「食事の教育」を受けていないと言うことにぶち当たります。私は時々教えますが、あまり言えないのです。作るものがない等と言われるのです。油と肉と小麦粉を使うことでメニューが増えるのです。何故、主婦が伝統的な食事を教えられていないかと言うことになりますが、それは、戦後、アメリカは自国の農産物を日本に売り込み長期に輸出できるように戦略を立てました。そのために食の欧米化が正しいのだとあらゆる手段を使って日本を教育したのです。学校給食もその教育手段の一つで未だにパン食牛乳が続いています。アメリカの作成による日本国憲法を変えずにいるのと同じです。アメリカは日本の伝統や文化を破壊し、またこれに日本の官僚・役所がのせられてしまい、日本はアメリカの農産物の大量輸入国になって食糧自給率は最低に、そして欧米の病気も輸入した状況になっています。
 日本人にとっての正しい食事はどんな物かを明らかにし、教育するシステムを構築する必要があるのです。
 食事ガイドピラミッド、よく見て下さい。パン食、めん食の粉食を勧め肉を勧め乳製品を勧めています。そんな中で純和食などと言っても理解されないのです。しかし、欧米は和食の方向に舵を向けているのは確かです。そして子供の飽和脂肪酸の摂取は日本とアメリカが逆転しているとまで言われています。
日本の食事教育の改革を徹底してすべきなのです。



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3 コメント

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はじめまして (太郎)
2009-04-07 05:08:56
確かに、日本人にあった日本人のための正しい食事教育が無いのはおかしいですよね。
我が家では幕内秀夫さんの著書を読んでから伝統的な和食に切り替えていますが、体調がよくなったのを実感しています。
ありがとう (やすべぇ)
2012-06-09 09:05:22
参考になりました。
最もでした (嫁)
2015-08-20 12:38:14
食を見直して(単に洋食を排除しただけ)みたところ、半年もしないうちに本当に自分の人格が変わりました!!
それまでは、異様なまでの怒り(いわゆるキレる状態)の制御に手を焼いてきました。
当方40代ですが、小学生の頃から給食で洋食生活が始まり、強烈な洋食摂取のせいで家庭料理が不味く感じるようになり(味覚障害のようなもの)、食のバランスが崩壊しました。それまで嫌いだった、パン(小麦)や乳製品、油や砂糖の中毒になっていた事を強く実感して鳥肌が立ちます。

完全和食中心となった今は、別の人生が始まったかのように心が落ち着いています。

発達障害系の遺伝子を持っているかたに、特にこの食の見直しが有効ではと感じています。発達障害という言葉に偏見がある社会ですので、こう捉えて欲しいです。「特に個性的な人には更に良い食の見直し」

毎日の魚料理が大変な方には、缶詰めが便利かと思います^^

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