『つうかあ』第二話

ああ、なるほど。これからエキジビション決勝に至るまでの展開を回想でやるわけなのか。しかしそれなら一話は回想とレースを細かく繋がずに、普通にレースを中心に描いても良かったんじゃないですかねえ。ゆりとめぐみ、そしてコーチとの関係を描くと一話でレースが入らない。世にも珍しいサイドカーレースアニメという事もあり、一話からレースシーンを入れたかったのでしょうけれども、結果的に分かりにくくなってしまった所はありますな。
こういう展開ということは、一話で明日葉号が最後尾からぶっちぎったレースシーンも、いずれちゃんとやってくれると期待して良いのでしょうか。

そんなわけで一話のエキジビションから遡って、来島直後のフリー走行から。どうやら各校とも色々な事情を抱えているようです。またゆりとめぐみの三宅女子も他のチームから警戒されているようで、それなりの実力はあるみたいですね。
作中でも解説しておりますが、タイヤは冷えたままではスペック通りの性能を発揮しないので、コースに出た直後はタイヤを温めなければならないのですよね。タイヤが温まることにより、表面のゴムが溶けて路面と密着するのです。またその溶けたゴムが路面に着くことで、さらに滑りにくくなるので、後半になるほどタイムが上がる可能性があります。
そしてもう一つ、作中では触れられなかった点ですが、新品のタイヤは表面に剥離剤が残っていたり、空気との反応で堅くなっていたりするので、一度コースに出て走り、表面を削っておく必要があります。これがいわゆる「タイヤの皮を剥く」ですね。実際の決勝レースでは、それをやっている余裕がない場合が多いので、大抵の場合、決勝、予選レース前のフリー走行でやっているのです。
タイヤを温めるのは直前でないと意味が無く、Ｆ１などではタイヤウォーマーというタイヤを温める電気毛布のようなブランケットを使用してますが、他のカテゴリーではどうなってるのかよく知りません。Ｆ１もタイヤウォーマーを禁止しようと動きがありますな。

三宅女子にはメカニック担当がいるのに、他の学校はライダーやパッセンジャーがメカニックも兼任してるんですね。これは大変そうですなあ。

それにしても他のカテゴリーには出来なかったんですかねえ。やはり先に三宅島とのタイアップがあったんでしょうか。女の子同士でバディを組ませるならドライバーとナビで、ラリーという選択肢もあったとは思うのですが。実際、私もラリーネタは考えた事があります( =ﾟωﾟ)ﾉ。

ここからまたエキジビションまで遡るとなると、大体何話使うんですかね。全国大会はいきそうですが、マン島ＴＴまでやるのかどうか。それによってコーチの生死も決まりそうです(;´Д`)。まさかの分割という可能性もありそうですが、はてさてどうなるか。そうなると全国大会優勝で、マン島ＴＴ招待が決まると同時に、コーチに関する急報が届いて二期へ何てことになりそうです。