空に続く坂道

長崎在住の宗雲征吾(そううんしょうご)が
喰ったり呑んだり、好き勝手に語ります。
時々短編小説も書きます。コメント歓迎。

楽しいランタン愉快なランタン♪

2012-01-29 21:53:12 | 行動の日々
 昨日の事なんですが、ランタンフィスティバルに行って来ました。

 イキナリ余談なんですけど、フィスティバルとカーニバルの違いって知ってます?

 飾り付けされたものやアトラクションなんかを見て楽しむのがフィスティバルで、参加して一緒に楽しむのがカーニバルなんだそうで。

 うろ覚えなんで間違ってるかもですが。(だったら言うな)



 行って来たと言っても、時間なくてケッコウばたばただったんで、ホントに行って来ただけなんですけどね。

 それでも賑町会場から中島川沿いを通って、浜の町アーケード、湊公園会場となかなかに見ごたえがありました。


 こちらは月をモチーフにしたランタン。

 中国の伝説の仙薬を盗んで月に昇った美女「姮娥(こうが)」とこちらは有名な餅をつくウサギでしょうか?

 中国の昔話とかだと、月ってーのは桂の木が生えていたり仙人やウサギやカエルがいてみたりとたいそうにぎやかなイメージなんですね。


 こちらはアーケードで見つけた龍馬とおりょう。

 長崎は大河ドラマ以降コレばっかしだなーとか思ってましたが、今気付いたけど辰年だから龍馬なのかな?



 しっかし去年行った時はそれほどでもなかったと思うんですが、今年はまぁ人出の多いこと。

 県外からの観光客も多かったみたいだし、ランタンフィスティバルの認知度も高まってるって事なんですかねー。

 来年はもちょっとすいてる時間帯を狙ってみようっと。

 行列嫌いの長崎人なもんで。笑。

夜中に何を・・・。

2012-01-24 00:06:48 | 料理の日々
 イキナリ思いついてケーキ作りを始めてしまった・・・。

 製菓用チョコの買い置きと前に買ってた生クリームがあったんで、ガナッシュクリームを作って、チョコを溶かして混ぜ込んだパウンド生地を丸型で焼いて、

 ブランデーで風味付けしたシロップを塗ってガナッシュでサンドして全体にもコーティング。

 冷やして固めてからカットしてなかない粉糖を振る。



 ザッハトルテもどきのチョコケーキの完成~!!

 って、日付け変わっとるがな! こんな夜中になにをやってるんだか。

味が違う!

2012-01-20 22:41:02 | 買い食いの日々
 前に「しるこグルメ」と題して色んなメーカーの缶しるこを飲み比べたことがありまして。

 その時に伊藤園のおしるこは8位だったり9位だったりとあまりいい評価ではありませんでした。

 端的に言ってマズかったんですね。アクがあるし変にとろみがあるし。

 ところが今年、自販機に並んだおしるこを見てみると。

「あれ? デザイン変わってね?」

 前にUPした写真と比べるとわかりますが、「北海道産粒入り」の文字が入っています。

 裏書きにも原材料「砂糖・小豆・食塩・・・」。記憶が確かなら前は小豆じゃなくてインゲンとかささげじゃなかったっけか。(意外かも知れませんが多いんです)

 これは飲んでみないと・・・ゴクゴクゴク・・・・・美味い! 味が変わってる!!!

 アクやエグみがないし、ドロッとしてない、なのに薄味でなくむしろ味は濃い。

 伊藤園のおしるこは原材料を缶に詰めてから熱を加えて調理するという特許製法を使ってて、前はそれが逆に味を悪くしてるんじゃないかと思ってたんですが、今回は同じ製法であるのに美味い。

 不思議だ。やはり原材料が良いのでしょうか?



 今年の伊藤園のおしるこ、ちょっとオススメです。

最近読んだ本などを。

2012-01-16 22:11:07 | 読書の日々
『しあわせのパン』 三島有紀子・著 ポプラ文庫

 北海道の月浦にあるちいさなパンカフェ。失恋した女性、母に捨てられた少女、生きる希望をなくした老夫婦、いろいろな寂しい人たちをカフェ「マーニ」では若い“夫婦”が温かなパンと料理、一杯の珈琲で優しく迎えてくれます。でもこの二人にも何か事情があるようで・・・。


 ハッキリ言って表紙買いです。笑。草原の中の小さなカフェの前に立つ原田知世と大泉洋。そら買うでしょ。
 1月28日に全国ロードショーされる映画の監督自身による書き下ろし小説です。
 三島有紀子にとっては初の長編映画で初の小説執筆になるのだそうで。
 ストーリーは大きく4つに分かれていて、それぞれ違う視点や手法で書かれています。1話目は彼氏に約束の旅行をすっぽかされ、やけで予定の沖縄とは反対方向の北海道に来た女性 香織の視点からの一人称。
 2話目は母が出て行った家で寂しさのあまり父を避けてしまう少女 未久を主人公に三人称で書かれ、3話目では神戸で銭湯を営む阪本史生が新聞記者のインタビューに答えているていで書かれたしゃべり口調のもの。
 この3つの話で原田知世演じる「りえ」と大泉洋演じる「水嶋」の関係というか距離感が少しずつわかってきて、そして4話目、水嶋の日記形式で書かれたこの章でりえとの関係が明かされます。
とりあえず公開されたら観に行こう。覚えていたら。




『警視庁特捜班ドットジェイピー』 我孫子武丸・著 光文社文庫

 国民からのイメージアップのために警視庁は美男美女ぞろいの五人組戦隊「ドットジェイピー」を結成した!
 格闘・射撃・コンピュータなどの達人でもある彼らは広告塔として脚光を浴びるがその知名度が仇となり、隊員に恨みを持つ者が復讐を企む。
 やがて重大な事件に巻き込まれる「ドットジェイピー」は、自らの手で犯人を逮捕出来るのか?


 我孫子武丸といえばオレの中では「殺戮にいたる病」や「弥勒の掌」など(ちょっと猟奇な)本格ミステリのイメージが強いのだけども、この作品は完全なエンターテイメントな娯楽作品です。
 警察がイメージアップを図るために警視庁内部に「ゴレンジャー」的な戦隊を作り上げるという、どちらかと言えば我孫子武丸よりも吉岡平あたりが書きそうな気がする・・・。あ、既にあるか。(『セコポリ―SECONDO POLICE―』ソノラマ文庫)
 5人の隊員それぞれが個性的というか、警察官として問題アリな設定なのだが、よく考えてみると5人の上司にあたる隊長、警視総監、都知事と他の面々もみんな肩書きに対して問題アリな人々だったりするのでちょっと驚く。まともな人間が一人もいないとゆー。個性が強すぎてキャラが回りきれていない感が否めないのが残念。
 あくまで今回は結成にいたるまでの紹介編で、次回作からもっとキャラを掘り下げてくれればいいのだけども。続くのかな? コレ?





 最近、あんまし文章を読んでないなー。もっといろんな人の本を読んで、ボキャブラリーの引き出しを増やさねば。

ロバート・ハインデル展

2012-01-09 21:54:44 | 観賞の日々
 長崎県美術館に「ロバート・ハインデル展」を観に行ってきました。

 前評判とか、ハインデルの存在すらも全く知らず、某所でチラ見した広告が良かったからって言うだけの理由で行ったんですが、実になかなか良かったです。

 バレエに強いインスピレーションを受けて多くの作品を遺した画家なのですが、極めて近代(つーかつい最近)の人なので作風が新しく、天野善孝や山岸涼子あるいは深谷陽のイラストを近い物を感じました。

 そしてハインデルが「現代のドガ」と呼ばれている事から、特別展示としてエドガー・ドガの「ばら色の踊り子」もあったのですが、これもまたある種宗教画を感じさせる神々しさと言うか、変な表現ですが観音様がバレエの衣装を身に着けているような印象を受け、人間の動きの美しさを突き詰めて行くと宗教に通じるのかなぁなんて妙なことを考えてみたり・・・。



 いろいろと見ごたえのある絵ばかりだったのですが、オレ自身バレエに対する知識や素養が全くないので例えば山岸涼子の「アラベスク」「テレプシコーラ」を読んだり(ちなみにオレは未読)、映画「ブラックスワン」を観てたりするとこれらの絵もまた違った印象を受けるのかなと思っていたら、なんでも今度の14日には「ブラックスワン」の上映会もあるのだとか。考える事は一緒だなー。