Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ドイツワインの会 ・・・・そして久々のイタリアン・バール

2010-07-20 23:59:19 | Wine
連休明けの火曜日に参加いたしましたのは、
ドイツワインの大手インポーターが協賛の
少人数ワイン会@祥瑞さっぽろ。

8名定員で6名参加でした。
ワイン5種類って前情報だったのですが8種類出ました。


ブロイヤー リースリング ゼクト05
ゲオルグ・ブロイヤー / ラインガウ

リースリング・ゼクトって、
だいたいリースリングの特徴がやや消え気味なこと多いんですが、
これはもう、まるで典型的リースリングです。



シュヴァイゲナー09
フリードリッヒ・ベッカー / ファルツ

強い酸とミネラル!
貝殻石灰岩の土壌で育ったブドウなのだそうです。


「エステート」ラウエンタール07
ゲオルグ・ブロイヤー / ラインガウ

樽熟成が60%くらいの比率ということで、
やや落ち着いた感じ。



シュティーガー ザンクト ヨースト06
ラッツェンベルガー / ミッテルライン

グローセス・ゲヴェックスです。
このワインの宣伝文句が「特級畑のワインです」。
インポーターさんも特級畑って連呼してたなあ・・・。
VDPグローセス・ゲヴェックスって
いつからグラン・クリュとかいうようになったんでしょう?
確かに畑に対する規定だけど、グランクリュって・・・。
今年あたりからそういう呼び方になったのかしら?
それともただドイツワイン普及のために宣伝的に
フランス風に言ってるだけなのかしら。
聞こうかなと思ったけど
参加者のお一人があれこれしゃべりまくっていたので
タイミングを逸する

まあそれは置いといて・・・
このワインはミネラルと樽80%の濃厚リースリングです。



フーバー マルタディンガー ビーネンベルク
ベルンハルト・フーバー バーデン

ヴァイサーブルグンダーです。
非売品で、
このインポーターがこの作り手さんに
特別に作ってもらってるんだそう。
申し込めば1口16000円で共同オーナーになれたりするらしいです。

コーンの香りがする、意外にボディが厚いワイン。



ベッカー シュペートブルグンダー06
フリードリッヒ・ベッカー ファルツ

シューペートブルグンダーで有名な作り手さん。
香りはカカオのニュアンスで新世界的。
味はまさに北ヨーロッパって感じ。



フーバー シューペーブルグンダー 「アルテレーベン」06
ベルンハルト・フーバー バーデン

早い時間から開けてデカンタージュもしたそうです。
これはもうブルゴーニュですね。
コート・ド・ボーヌって感じ。
1本1万円・・・・
そんだけ出すならやっぱブルゴーニュ買っちゃうけどね



ミュンスターラー ダウテンプレンツァー94
クルーガー・ルンプ ナーエ

最後はシューペートレーゼ。
やや甘口のワインです。
とはいうものの、まだまだ辛口って感じです。
うまい。




これらにマリアージュするお料理・・・


道産野菜のラタトゥイユ
サンマの自家製スモーク
タコのマリネ


あれ・・・・?
確かに全部写真撮ったんだけどな・・・・見当たらない。
しようがないので料理名だけ。

魚介と野菜のエチュベ 昆布だし風味
当別産豚の塩漬バラ肉のロースト 胡麻風味
フォアグラのソテー フルーツソース
小林牧場手作りブルーチーズ 道産のそば蜂蜜がけ

まあ料理は、ふうん・・・って感じで。
いずれもおつまみ程度の一口サイズの提供でした。





なんだかもうちょっとお腹に入れたい気分だったので、
すぐ隣のビルにあるカンティネッタ・サリュへ。
一月半振りかしら。
5月までは毎週行ってたのにね

「最近日本酒しか飲んでなくて
 今ドイツワイン飲んできて、
 あ~イタリアってうまいなあって思いたい気分なので
 お願いします」
という曖昧なリクエストに
尊敬するソムリエールさんが出してくれたキアレット。
細胞に染み渡るのを感じながら、
それに合わせて出してくれた穴子のフリットをいただく。

バルサミコが効いてる。

もうちょっと食べたい気分だったので
炭水化物・・・
お!本日のおすすめにリゾットかある。
ここのリゾットはうまいんだ~

ホワイトアスパラのリゾット。
うまいなあ~。

これに合わせてもう1杯!
とのリクエストに
「キアレットのあとだからなあ・・・赤でいい?」
とこちらを。

Alna Rosso / Langhe 2006

「ブラインドで」って。
いつものように私のM心をくすぐるお言葉いただき、
むむむ~っと品種を考える・・・。
メルローが入っているのはわかった。
あとはなんだろ。
ランゲだからネッビオーロかな。
でもあんまり優しすぎる。
バルベーラ?
って感じで、
「メルロー主体でバルベーラ混醸」のファイナルアンサー。
答えはMe90%、ネッビオーロ10%。
あれ、やっぱネッビオーロか。
メルローは当たりましたね
こうなると
バルベーラとネッビオーロの飲み比べとかしたくなるんだけど
ぐぐぐっとがまんで日本酒とドイツワインの枠から外れないよう
ここでさよなら。
でもまた刺激を受けに行きますよ~


栃木の郷土料理  しもつかれ、 ニラ蕎麦&大根蕎麦

2010-07-19 22:43:49 | Food
栃木の郷土料理、「しもつかれ」です。

荒く摩り下ろした大根と人参、
大豆と油揚げと鮭の頭と酒粕を煮込んだもの。

この料理専用の目の粗いおろし金みたいなのがあるようですが、
今回はプロセッサーで荒めに砕きました。
鮭の頭もいま時期手に入りにくいので
普通の切り身を使いました。

お味は、切干大根の煮物みたいな・・・・。
ご飯にのせたらおいしいかも。
明日の朝ごはんでやってみよう。

ちなみに
今回開けた栃木のお酒とこのお料理はあまり合いませんね。
このお料理には本醸造か純米酒か・・・ってかんじです。



これは教科書には載ってないけど
「秘密のケンミンSHOW」で紹介していたので。
ニラ蕎麦は以前もやってみましたが今回は大根蕎麦も。
そして今回は蕎麦も手打ちです。
そば粉は北海道の新得産。
うまいです。





実はこのまえの土曜日、
私が打った蕎麦を食べてみたいとおっしゃるワイン仲間がいて
いそいそと蕎麦を打ってそちらのお宅にお邪魔しました。
が、
そちらのお宅には鍋がホントに小さなものしかなく、
蕎麦を入れてから茹で上がりに時間がかかり、
また、茹で上がった蕎麦を冷水にさらそうにも
水圧が低くて水がじゃーっと出なくて、
いつまでも蕎麦がぬるま湯に浸かっている状態・・・。
結果、お皿にのった蕎麦はのびのびでボロボロの短いものになってしまい、
なんだかとっても悲しくなりました

今日は同じ粉で同じように打って大きな鍋で茹でて
じゃーっと冷水で一気に冷やしたら、
まあいつもの感じのそこそこの出来でした。

やっぱり料理には
道具っていうか環境っていうかが大事だなあと実感。
例え整っていなくても、
整っていないということを前もって知っておいたら
対処の使用がありますが、
それを確認しなかった私が甘かったのです。
勉強になった出来事でした

日本酒  鳳凰美田 No.14 しずく絞り斗瓶取り 純米吟醸生酒

2010-07-19 22:29:08 | Sake


鳳凰美田 No.14 しずく絞り斗瓶取り 純米吟醸無濾過生酒
栃木県 小林酒造株式会社

鳳凰美田は栃木でも一番人気の銘柄。
その蔵元が新しい米にチャレンジしたのがこちら。
栃木県オリジナルの酒米「とちぎ酒14号」を用いた純米吟醸です。

生酒と書いてありますが、
バックラベルには「瓶燗にて火入れ、貯蔵」とある・・・。
瓶燗ってことは2回目の火入れのみしているってこと?
だったら正確には「生貯蔵」ということになるでしょうか。
瓶詰めが今年の5月ってことになってるから、
まあ生貯蔵で間違いないでしょう。


しずく絞り、斗瓶取り・・・もろみを入れた酒袋を吊るして
             自然にしたたり落ちる液体を採集する手法。
             袋吊り、雫酒、斗瓶囲いなど呼び方いろいろ。
             少量しか得られないので限定品扱いされる。
             華やかで繊細な香味が特徴。             


使用米 とちぎ酒14号
精米歩合 55%
酸度 1.5
アルコール分 16~17
日本酒度 +3

色 うっすらと黄味がかった透明
香 イチゴ味のドロップ
味 アタックはフルーティ、熟したイチゴのような甘い香り
  甘み中~強め 酸味弱め 苦味弱め~中 旨み中等度 alc.16%
  アフターはイチゴ 余韻中等度でイチゴのようなすっきりした甘み
  複雑性中等度 辛口


あ~これおいしい!
イチゴドロップ!

ワインでもピノノワールとかガメイとか
イチゴ系に例える品種があるけど、
このお酒は酸味がかなり低いし
ワインみたいにタンニンがないので
ほんとに甘いイチゴフレーバーです。

火入れ2回してたらもう1本買って置いておくのになあ・・・。

栃木には他に、
天鷹
惣誉
開幸
などのお酒があります。

晩ご飯 夏のスタミナ料理 第2弾

2010-07-18 23:54:57 | Food
前回韓国料理と日本酒を合わせたので
今回は中華で。

しかも、カレー味と日本酒を合わせてみたい!
と、こちらを作ってみました。


豆腐とエビのカレー風味炒め

中華味ベースですがカレー粉で風味をつけました。
これは、
にごり酒のような甘めのお酒じゃなくても
スッキリ系の爽酒なら何でも合いそうです。



手作り餃子
皮も手作り。
かじると汁が溢れ出るジューシー餃子です。
これも爽酒なら何でも合う感じで。

土曜ブランチ 伊勢うどん

2010-07-17 12:22:37 | Food
3連休。
ゆっくり起きてブランチです。



先日、三重県の郷土料理ということで
てこね寿司つくりましたが、
それつながりで、もう一つ三重の郷土料理。

伊勢うどん。

汁なしでたまり醤油をかけていただきます。

たまり醤油って、
色は濃いけど普通の醤油よりしょっぱくないように感じる。
おいしいですね~

三重の郷土料理  てこね寿司

2010-07-15 21:07:22 | Food


酢飯にカツオの漬けを混ぜて薬味をトッピング。

職場に三重出身の人がいるので聞いたら、
「さかなの漬け汁を甘くするのがポイントです。
 甘くて子供が大好きなお寿司なんです。」と。

おお~!
確かに、甘いつけ汁が酢飯に染みてうまい!


他に何か酒のつまみになるような郷土料理はないかと調べましたが、
なにやら高級食材の産地なのですね、三重県。
手に入らないものばかり。

しようがないので、
ご飯が炊けるのとカツオが漬かるのを待つ間こちらを頂きました。

アボカド、クリームチーズ、酒盗の和え物。
普通に酒の肴です

日本酒   三重錦 超辛純米 +10 生酒

2010-07-15 21:03:09 | Sake

三重錦 超辛純米+10 生酒
中井仁平酒造場 三重県

こちらの杜氏さんは元プロボクサーなのですって。

少量生産にこだわり、丁寧にお酒を作っています。
純米酒クラスで、もろみ日数はなんと34日間。
大吟醸と何ら変わらない「長期低温発酵」にて
ゆっくりと発酵させます。

使用米 八反錦
精米歩合 60%
アルコール 16.4度

色 やや緑がかった薄い黄色
香 もも なし 柑橘
味 アタックはフルーティ 
  甘み中等度 酸味中等度 苦味少なめ 旨み中等度
  alc.16%
  アフターはももや米の甘さ 
  余韻は中等度で米の旨み すっきりフィニッシュ
  複雑性中等度 辛口

あう~
これはもうわからないっ!
この香りは確実に吟醸だよ。
でも純米酒なんだよね実際・・・・。

超辛+10ってことですが
フルーティで米の甘さも強いのでそんなに辛く感じない。
でもフィニッシュはすっきりしているからどんどん飲めちゃいます。

おいしいお酒ですが
試験には出て欲しくないですね

三重県には他に
瀧自慢

而今
妙の華
などのお酒があります。

夏のスタミナ料理と日本酒のマリアージュ

2010-07-14 23:15:28 | Food
日本酒の教科書に
「夏になると韓国料理やエスニック料理など
 辛味の効いたスタミナ料理が人気になります。
 このような料理には発泡性タイプの甘口の爽酒や
 うすにごりタイプのまったりした味わいの日本酒が
 辛味を優しく和らげてくれて女性などには好まれます」
と書いてあるので、

木戸泉の夏にごりに合わせて、
韓国料理の本から2つほど作ってみました。


焼き茄子の冷製
焼きナスに薬味たっぷりの辛味ソースをかけて。


タコとキムチの炒め物
ヤンニョムジャン(薬念醤)が隠し味。

これらの料理と一緒だと、木戸泉の夏にごりは
まさにマッコリ(韓国のお酒)みたいですね。

そりゃあ相性いいでしょう

千葉県の郷土料理 なめろう

2010-07-14 23:00:17 | Food


なめろう・・・・
漁師の料理とは知っていましたが
房総半島の郷土料理とは日本酒の教科書ではじめて知りました。

今回はアジを使って、
大葉、茗荷、ネギ、生姜、味噌と一緒に
ただひたすら粘りが出るまでたたきました。

これはうまいな~。

実は今回買った千葉のお酒、木戸泉の夏にごりと
千葉の郷土料理なめろうは
合う組み合わせではありません。
なめろうに合わせて、
木戸泉の普通の純米酒とか買おうかとも思ったのですが、
夏にごり飲んでみたくてね

ということで、なめろうは
他のきりっと系の爽酒と合わせておいしく頂きました

日本酒 木戸泉「自然舞」 発泡純米生 夏にごり

2010-07-14 22:40:37 | Sake


木戸泉「自然舞」
発泡純米生 夏にごり
木戸泉酒造
千葉県

千葉県には自然派の蔵元が多いような気がします。

こちら木戸泉酒造の醸造法は
高温山廃□と言う天然の生の乳酸菌を用いて高温で酒母を仕込む方法。
調味薬品類を使用せず自然醸造による
「旨き良き酒」をモットーにしているそうです。

もちろん普通の純米酒とかも作っているんですが
今回は自然酒っぽくて夏にぴったりの夏にごりを買ってみました。

岩手の契約農家が
農薬はもちろん堆肥も動物性のものは一切使用せず
植物性の切りワラなどのみを使用した
土壌本来の持つ力を発揮させる農法で
手間隙かけて米を作っているそうです。

使用米 五百万石100%
精米歩合 60%
アルコール 16.5%
高温山廃仕込


軽くキャップを捻っただけですごい炭酸ガス発生!

締めたり緩めたりを何度も繰り返してガスを逃してから
ようやく飲めました


色 白く濁っている 発泡性
香 ヨーグルト カルピス
味 アタックは泡の刺激 甘酒 ヨーグルトの風味
  甘さは長引かずにキリッとドライな飲み口となる。
  甘さ・中等度 酸味・中~多め 苦味少なめ 旨み少ない 
  alc.15~16%
  アフターはヨーグルトの風味 余韻中等度で甘酒(麹)
  複雑性低い 甘口

甘いけどダラダラ口の中に残らず
すっきりしていて飲みやすいです


千葉県には他に
岩の井
五人娘
などのお酒があります。