あさ開・夢灯り 純米吟醸
株式会社あさ開 岩手県
実家近くのイオンでゲットして担いで帰ってきた1本
「漕ぎ出る」にかかる枕詞である「あさ開」。
南部藩士であった七代目・村井源三が武士を辞め、
酒造りを始めたのが明治4年。
侍から商人として人生の再スタートを切ること、
また、明治という新しい時代の夜明け、
そういったものにかけて「あさ開」の名前がつけられたといわれている。
岩手は古くから南部杜氏の里として知られた酒どころ。
米、水、技に恵まれたこの地で、豊かな自然に磨かれ、
愛すべき人々にはぐくまれて130有余年、
昔ながらの製法でぬくもりの酒を醸してきた。
この酒の里岩手を代表するブランドは、
全国新酒鑑評会において18年連続入賞、うち15度の金賞受賞。
南部杜氏自醸造清酒鑑評会51回の優等賞受賞など、
華々しい受賞歴によってその品質は証明されている。
そしてこの「夢灯り」は
第21回特選街全国日本酒コンテスト第1位
第8回ロンドン酒祭りグランプリ受賞
2001年モンドセレクション ゴールドメダル受賞(6年連続)
と輝かしい評価を得ている。
使用米:岩手県産ひとめぼれ
精米歩合:55%
酵母:9号系
日本酒度:-1
酸度:1.3
アミノ酸度:1.0
alc.:14~15%
<テイスティング>
外観:清澄度、透明性ともに高く健全。
ほぼ無色透明に近い。粘性低い。
香り:控えめ りんご 米の風味 アルコール
味わい:アタックはマイルド、さらりとしたテクスチャー
すっきりした甘さ、穏やかな酸味
苦味はハーブのように爽やかではあるがやや強い
軽やかな旨みを感じたあとのどの奥でピリッと刺激を感じる。
フレーバーは軽い米の風味とアルコールの揮発、
余韻は中等度の長さでで苦味とほんのり米の甘みを感じる。
サンプルの特徴:
香り味わいともに軽やかでシンプル。
アルコールの刺激がやや強く感じられる。
味わいは爽酒に近いが
香りがややフルーティなので薫酒の要素もある。
適したシーン:
軽い酒質なので若い人や日本酒を飲みなれていない人に。
夏に気のおけない仲間とのガーデンパーティなどで。
日々の晩酌などに気軽に飲むにも適している。
飲用温度:5~10℃
シンプルな酒質を生かすように、
アルコールの刺激が強いのでそれを抑えるためにも
低い温度で飲用したい。
適した器:爽やかで気軽に飲めるお酒なので、
シンプルなガラスの酒器がよい。
または低い温度を保つ錫のような素材のもの。
器を冷やして提供するのも良い。
温度が上がる前に飲みきれるよう比較的小ぶりなものを。
アルコールの刺激が強いので
口がやや広い器で硬さを和らげる効果を狙うのも良い。
相性の良い料理のイメージ:
シンプルな酒質で気軽に飲めるタイプなので
味付けの濃いものや脂肪分が多いもの以外は
広く合わせることができる。
特に淡白な料理とは好相性。
和食:ざる蕎麦、イカの刺身、冷奴、野菜のおひたし
洋食:カプレーゼ、白身魚のカルパッチョ、
冷製パスタ・トマトソース、スパニッシュオムレツ
中華:バンバンジー、エビとグリンピースの炒め
つぶやき
日本酒度-1.0?
もちょっと辛口に感じるなぁ。
9号酵母?
にしては地味な香りだなあ。
・・・といろいろ納得いかないテイスティング結果でした。
親切なことに、このお酒の箱にはこんな情報が。
おすすめ料理、作って合わせてみようかな
今までウチで飲んだ中で一番爽酒っぽいお酒でした。
これ、8月に瓶詰めしたみたいなんで、
きっとできたてのほやほやのお酒なんだと思います。
あさ開って大きな会社なので年中醸造してて、
4月とか5月に作り始めたのが8月にできて
すぐ瓶詰めして出荷したとかそんな感じ。
だから純米吟醸のクセに全体的に薄いし粘性低いし
アルコール度数低い割にはビリビリ刺激強いしね。
なーんて勝手に思っているだけですが
岩手県には他に、
南部美人
七福神(菊の司)
浜千鳥
などの銘柄があります。