夢の中まで 純米吟醸
千徳酒造株式会社 宮崎県
蔵元から直接じゃなきゃ取り寄せられなくて、
送料のほうがお酒より高くついちゃうので、
実家に帰省中に発注し、持ち帰りましたよ。
本州のほうが送料安いのでね
宮崎県内には2蔵しかない清酒蔵元。
その一つ、延岡で醸す「千徳酒造」。
17年度全国品評会で見事金賞受賞。
使用米:高千穂産山田錦
精米歩合:50%
酵母:自社培養酵母
日本酒度:+0.5
酸度:1.4
alc.:15%
<テイスティング>
外観: 艶のある、軽く緑がかった薄い黄色 粘性中等度
香り: 洋梨 オレンジ色の柑橘
味わい:アタックはマイルド ややとろりとしたテクスチャー。
炊き立ての米や洋梨を思わせる柔らかな甘みが口内に広がる。
その中に穏やかな酸味と爽やかな苦味を感じる。
厚みのある炊き立ての米のような旨みを持つ。
フレーバーは米の甘みとアルコールの揮発、
余韻は中等度の長さで
米の甘みとアルコールの軽くぴりぴりした刺激。
甘みをアルコールが洗うように
すっきりとドライなフィニッシュ。
サンプルの特性:
控えめだが爽やかで華やかな香りと
米の甘みを十分に楽しめる酒質。
軽い旨みを持つ薫酒と位置づけたい。
適したシーン:
爽やかで華やか、甘みもあることから、
どちらかというと女性向き、若い人や日本酒ビギナー向き。
春から初夏にかけて、親しい仲間や恋人同士の語らいに。
セミカジュアルの和食店や野菜料理中心の洋食店などで、
前菜や軽いメインディッシュとともに。
飲用温度:8~15℃
華やかさを生かすために低めの温度で飲用したい。
控えめな香りを引き立てるように冷やし過ぎない温度で。
香りが消える恐れ、アルコールが立つ恐れから
温めることは好ましくないと思われる。
適した器:低めの温度ならガラス、15℃付近の温度なら磁器でも。
控えめな香りを引き立てるようにラッパ型で、
低い温度のまま飲みきれる小ぶりな器。
相性の良い料理:
爽やかさと軽やかな旨みを持つお酒なので
前菜や、野菜や魚を使った軽めのメインディッシュと。
和食:白身魚の刺身(塩で)、野菜の炊き合わせ、
茶碗蒸し
洋食:カプレーゼ、白身魚のカルパッチョ、魚介のサラダ、
パスタ・ペスカトーレ・ビアンコ
中華:白身魚のザーサイ蒸し、白身魚の甘酢あんかけ
シュウマイ
その他:野菜のセイロ蒸し(温野菜サラダ)
つぶやき
宮崎って日本酒的にはマイナーなので
沖縄の黎明のときみたいに
昔の日本酒的なマッタリをイメージしていたのですが
意外や意外、
上品な純米吟醸でおいしかったです。
高い送料払って取り寄せた甲斐がありました
もう一つの蔵元は
綾錦(雲海酒造)
です。