看護師になりたい！？

私が看護師になりたいと思ったのは、まだほんの小さな頃です。

なぜか、医療系のドラマとかみるとゾクゾクわくわくしていました。
当時は、医療系ドラマといっても今とはまったく違って、いい加減な設定でしたが、「ありがとう」病院偏なんか大好きでしたね。（石坂こうじと、水前寺清子ですよ。もうびっくりなキャスティングですよね。今思えば…）
外国ものでも、何かありましたよね。わすれましたが・・・

今でこそ、救命病棟とか、コードブルーとか、医龍とか、ドクターコト―とか、すごくリアルで内容も濃いですが・・・

とにかく、物心ついたときから看護師にあこがれていました。
だから、病気になって親から「お医者さんに行こう。」って言われると、変に緊張したり照れくさいような気持ちになったことを覚えています。
取り立てて大きな病気もしなかったのに、なんででしょうね？？

だから、「大きくなったら何になりたい？」ってきかれると「看護婦さん！」って答えていましたよ。ずっと。

今日車の中で、看護学生さんに「何で看護学校に入ったの？」って聞いたらやっぱり、中学生の時からずっと看護師になりたかったと言っていました。

もう一人の子は、音大まで行ってて、やっぱり看護師になりたくて、音大中退して看護学校に入ったそうです。
前回の実習の子たちも、社会人になって「どうしても看護師になりたい。」と思って学校に入りなおしたと言っていました。
すごいですね。その一念。

今回来ている県立の看護専門学校は、社会人枠があるので、そういう人たちが多いようです。

でも、私たちの時もそうだったけれど、一度社会に出てから看護師を目指す人たちは、本当によく勉強しますね。
社会を知っているだけに、真剣だしポイントをきちんと理解できます。
本当に好きで好きで、看護師になるんだっていう意気込みを感じます。

実は、私は中学生の娘に看護師になってほしいと思っていました。
だから、「看護学校めざそうよ～。いいよー看護師は。結婚しなくても生きていけるよ～」などという不埒な勧誘をしていました。

娘も実は医療系ドラマばかりを、夢中になってみています。
「救命病棟」はDVD　BOXまで持っているし、「ドクターコト―」は全巻持っています。さらに職場体験で２年連続看護師体験もやっていますが、私には「絶対いやだ。」っていうんですよ。
「好きな癖に―」とか思うのですが、それって私が勧める事じゃないんですよね。

今の学生さんたちを見ていて、本人が「看護師になりたいから頑張る！」と思わなければ、駄目なんだと思いました。
「やりたくもないけど、給料そこそこだし、定職につけるからとりあえず資格とろうかな。」位の気持ちで入学しても、何にも身に付かない世界なのだと改めて実感しました。

「いまさら何言ってんの！？」って怒られるかもしれないけど、親馬鹿っていうんですよ。こういうの。
とにかく、もうきっぱりと無理に娘に進めるのはやめました。

自分で、決めてすすめばいいです。