もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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媚魅 (3) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-22 15:22:17 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*



一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。


媚魅 (2)




         媚魅 (3)



御堂と霧島がMGNの営業部のオフィスに着くと昼時でオフィスには人がおらず閑散として静かであった。幾人か居て御堂と霧島の姿を見ると何事と思い近づいて来ようとする。

営業部の社員が営業部の責任者は不在でと御堂に話そうとするので霧島が相手をする。御堂はすたすたと営業部のオフィスを歩く、そんな事態を気にもせずデスクのチェアーに悠然と座ってい居る男… 佐伯克哉。

「佐伯君。」

御堂に名前を呼ばれて御堂を見る佐伯。

デスクには食べようとして弁当を広げていた。佐伯はその手にデジカメを持っていて名前を呼ばれて御堂を見たが弁当に視線を戻しデジカメで弁当の撮影をした。

「先程、君に電話で頼んだ件だか…」

御堂の話しを聞くそぶりもなく佐伯はデジカメからメモリーカードを抜きパソコンに繋いだカードアダプターにメモリーカードを差し込みデジカメで撮影した画像を転送している。

「なんで俺に??御堂部長が無理なら霧島副主任が行けば良い事じゃないですか??霧島副主任が都合つかないなら開発部の人間に行かせれば良い。」

「佐伯君、君の言うとりだ。開発部の主任は今日は休みで私と霧島はこれから急遽の商品開発会議に参加する。大半の開発部の社員が会議に出席するので接待には行けない。」

「だから俺に頼む??こっちの予定を構わず言うなら断れば良いだけです。」

「言っただろ??急遽の開発会議に私と霧島は参加すると。接待をしてくる相手は開発部で使用する物品を納品する会社だ。せっかくの好意を無駄にしてはならない。」

御堂を睨む佐伯。

「私の命令だ。」

「俺は営業部の人間です。」

そんな会話をしていると営業部の責任者に電話したらしく営業部の責任者が慌て営業部のオフィスに戻って来た。御堂と佐伯が座って居るデスクにやって来る。

責任者は先に霧島に会釈をして御堂に愛想よく挨拶をする。

「御堂部長さんに直々にこの様な場所にお出で頂きましてご不便をおかけし申し訳ございません。御用が何かありましたらこの私がお受け致します。」

「貴方ではなく佐伯君に頼みたいのだか、貴方から佐伯君に接待を受けてくる様に頼んで貰えるかな??佐伯君の上司である貴方の命令なら佐伯君も引き受けてくれるはず。」

営業部の責任者も不思議がるが御堂に何故でですか??は言える訳がない‥ 長い物には巻かれろのことわざの通りに責任者は判断を下した。

「佐伯君、御堂部長さんがお忙しいのにわざわざこちらまでお出でになり直々に佐伯君に頼んでいるんだよ。接待を受けるなんて名誉な事だ。佐伯君行って来なさい。私からもお願いする。」

ムッとして終始不機嫌な佐伯も了解せずにはいられない。佐伯は御堂を睨む。そんな佐伯を見て御堂は勝者の笑みを浮かべた。佐伯は渋々と返事をした。

「承知致しました。接待は引き受けました。」

佐伯の返答に満足し御堂は佐伯のデスクに広げられた弁当を見ながら佐伯に話しかける。

「君のその弁当は私が貰おう。無駄にもならい心配はないだろ??」

そう言うと御堂は弁当の蓋をし弁当を包んでいたクロスをきちんと包み直し弁当を弁当用の携帯バックに入れて御堂は手に持った。

「それでは佐伯君、宜しく頼んだ。霧島、執務室へ戻る。」

すたすたと営業部のオフィスから出て行く御堂の後ろ姿を殺気立ち睨む佐伯の肩を慰める様に肩を叩く霧島。

「すまないね、何度も止めたんだが君の弁当がそうとう気になってしまい申し訳ない。」

営業部のオフィスの出入り口から御堂が振り返り霧島を呼ぶ。霧島は営業部の責任者と挨拶し営業部のオフィスを後にした。



媚魅 (4)
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