セバスチャンの性格の軸(じく)をズレさせた、お互いを利用しあう契約なんか交わすから変になっちゃう。
後、ディナーとか言うのも後々になると宜しくないです。せめて私の坊ちゃんを汚すとは赦(ゆる)さんて言って欲しかったナリ。
あくまでもぐ菜の一個人な身勝手(みがって)なセバシエ妄想劇場となります。
お互い利用しあう契約を交わさなければと思うけど、それは紛(まぎ)れも無く現実なので逃げちゃダメだぁぁぁぁ。(EVAのシンジ君の様に)
※この小説はアニメ黒執事Ⅱを基に、二次創作として執筆しております。一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
黒執事Ⅱ ■ 転結執事
クロードとの闘いでハンナの希望によりのアロイスの魂とシエルの魂を引き離す事が出来た。シエルの魂を取り戻し身体に魂を還(かえ)した。
*2010.9/5の現在あくまで妄想予想なので今の段階ではどうなるか分からないので、クロードとハンナさんは消滅した事にしてください*
トランシー家の屋敷と共にクロードとハンナは消滅し、焼け跡に残されたのはシエルとアロイスにセバスチャンだけ。
消滅と共にセバスチャンが聞いた最後のハンナの声───────
お願い…… 旦那様をお願い────────
ズタズタになりながらもセバスチャンはシエルとアロイスを担(かつ)ぎどうにか、ファントムハイヴ家のタウンハウスに帰還(きかん)した。
いつになっても戻らぬ主人であるシエルとセバスチャンが、幾日(いくにち)ぶりに帰宅したのを待ち侘(わ)びた様にメイリン達が玄関から飛び出し出迎えた。
メイリンは燕尾服が所々(ところどころ)切れ負傷(ふしょう)しているのを見ておろおろし慌てる。
「セバスチャンさん、どうしただす??そんなボロボロで大変ですだよ!!早く手当を。」
「私ならこれ程度は大丈夫です。メイリン、バルド、フィニ、お連れしたこの方の手当をしなさい。坊ちゃんは私がお世話を居たします。」
フィニは深い眠りに落ちたシエルを見つめ大きな瞳から、今にも泪(なみだ)が零(こぼ)れ落ちそうなのをぐっと堪(こら)えた
バルドはセバスチャンに理由を聞かずとも察知(さっち)し無言でアロイスに両腕を差し出すと、セバスチャンはアロイスをバルドに引き渡すとバルドは客室へ向かう。その後を追いかけメイリンとフィニは大慌(おおあわ)てで客室へ向かった。
「お疲れでございましたね。お身体を清めながら、お身体を綺麗に致しましょう。」
シエルは深い眠りに誘(いざな)われて居て規則正しい寝息が聞こえ、セバスチャンは瞳(ひとみ)を細目愛しいげにシエルの柔らかな頬にそって手をやりシエルの寝顔を見つめた。
(貴方(あなた)と言う方はいつも、私の予想を超えられる。貴方(あなた)にお仕(つか)えしたいと申したら────────)
誰にも見せた事のない柔和な瞳でセバスチャンはシエルを見つめ、ふっと自分自身の身勝手(みがって)な意志を笑いシエルを抱きかかえ寝室へ連れて行く。
─────どんな時でも主人である、シエルを優先させる。それが執事である自分の役目である事を────────忘れてはいけないと。
次の日の朝……
シエルは目覚めるとそれはいつも見慣れたファントムハイヴ家の、タウンハウスの自分の寝室のベッドだった。見慣れた天井を見つめ窓辺を見るとセバスチャンがいつもの様に窓のカーテンを開けて居た。
「坊ちゃん、おはようございます。」
シエルはベッドから上半身を起こし寝癖がついた髪の毛を右手でぐしゃぐしゃと掻(か)き上げ小さな欠伸(あくび)を一つ。カーテンが開けられた窓辺から差し込む優しい陽射しにシエルは包まれ眠たげに見渡しの良い窓から景色を見つめた。
「あぁ、長い間眠って居た気もするが、夢にしては随分(ずいぶん)とふざけた夢を見させられていた。なぁ、セバスチャン。」
シエルは毛布を手で捲(まく)りベッドに腰掛けると、燕尾服を音もなくなびかせベッドに近づきセバスチャンは跪(ひざま)ずきシエルにルームシューズを履(は)かせた。
「お前は、あの変態とは違うな。」
セバスチャンはシエルを見つめ言う。
「変態??」
「下僕(げぼく)の存在であるお前が、僕で遊ぶからだぞ!!」
セバスチャンは深刻な面持ちで、それはあたかも敬謙(けいけん)深い殉教(じゅんきょう)者が神の目の前で命を絶(た)たれるその者である。
セバスチャンは頭(こうべ)を深々と下げシエルに告げた。
「申し訳ございませんでした。私の手違いで坊ちゃんの魂を戴(いただ)く時に邪魔が入り込みまして、坊ちゃんの魂を取り戻す為に私は契約違反をしてしまいました。お許しください。」
──────貴方(あなた)が私に死ねと言えば、私は遵(したが)いましょう───────
そんなセバスチャンを勝ち気な瞳で満足げに見つめシエルは口許(くちもと)で笑う。
「そうだな、主人である僕に違反するとは……お前に罰を与えてやる。その身を持って贖(あがな)え。僕が良いと言うまで僕に従(したが)え良いな。それが、お前との契約更新の約束だ。」
セバスチャンは頭(こうべ)を上げて驚きの眼差(まなざ)しでシエルを見つめると、いつものシエルの笑顔。
坊ちゃん、私は二度と坊ちゃんから離れたり致しません。
「Yes,My Load」
黒執事Ⅱ ■ 転結執事 the end.
後、ディナーとか言うのも後々になると宜しくないです。せめて私の坊ちゃんを汚すとは赦(ゆる)さんて言って欲しかったナリ。
あくまでもぐ菜の一個人な身勝手(みがって)なセバシエ妄想劇場となります。
お互い利用しあう契約を交わさなければと思うけど、それは紛(まぎ)れも無く現実なので逃げちゃダメだぁぁぁぁ。(EVAのシンジ君の様に)
※この小説はアニメ黒執事Ⅱを基に、二次創作として執筆しております。一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
黒執事Ⅱ ■ 転結執事
クロードとの闘いでハンナの希望によりのアロイスの魂とシエルの魂を引き離す事が出来た。シエルの魂を取り戻し身体に魂を還(かえ)した。
*2010.9/5の現在あくまで妄想予想なので今の段階ではどうなるか分からないので、クロードとハンナさんは消滅した事にしてください*
トランシー家の屋敷と共にクロードとハンナは消滅し、焼け跡に残されたのはシエルとアロイスにセバスチャンだけ。
消滅と共にセバスチャンが聞いた最後のハンナの声───────
お願い…… 旦那様をお願い────────
ズタズタになりながらもセバスチャンはシエルとアロイスを担(かつ)ぎどうにか、ファントムハイヴ家のタウンハウスに帰還(きかん)した。
いつになっても戻らぬ主人であるシエルとセバスチャンが、幾日(いくにち)ぶりに帰宅したのを待ち侘(わ)びた様にメイリン達が玄関から飛び出し出迎えた。
メイリンは燕尾服が所々(ところどころ)切れ負傷(ふしょう)しているのを見ておろおろし慌てる。
「セバスチャンさん、どうしただす??そんなボロボロで大変ですだよ!!早く手当を。」
「私ならこれ程度は大丈夫です。メイリン、バルド、フィニ、お連れしたこの方の手当をしなさい。坊ちゃんは私がお世話を居たします。」
フィニは深い眠りに落ちたシエルを見つめ大きな瞳から、今にも泪(なみだ)が零(こぼ)れ落ちそうなのをぐっと堪(こら)えた
バルドはセバスチャンに理由を聞かずとも察知(さっち)し無言でアロイスに両腕を差し出すと、セバスチャンはアロイスをバルドに引き渡すとバルドは客室へ向かう。その後を追いかけメイリンとフィニは大慌(おおあわ)てで客室へ向かった。
「お疲れでございましたね。お身体を清めながら、お身体を綺麗に致しましょう。」
シエルは深い眠りに誘(いざな)われて居て規則正しい寝息が聞こえ、セバスチャンは瞳(ひとみ)を細目愛しいげにシエルの柔らかな頬にそって手をやりシエルの寝顔を見つめた。
(貴方(あなた)と言う方はいつも、私の予想を超えられる。貴方(あなた)にお仕(つか)えしたいと申したら────────)
誰にも見せた事のない柔和な瞳でセバスチャンはシエルを見つめ、ふっと自分自身の身勝手(みがって)な意志を笑いシエルを抱きかかえ寝室へ連れて行く。
─────どんな時でも主人である、シエルを優先させる。それが執事である自分の役目である事を────────忘れてはいけないと。
次の日の朝……
シエルは目覚めるとそれはいつも見慣れたファントムハイヴ家の、タウンハウスの自分の寝室のベッドだった。見慣れた天井を見つめ窓辺を見るとセバスチャンがいつもの様に窓のカーテンを開けて居た。
「坊ちゃん、おはようございます。」
シエルはベッドから上半身を起こし寝癖がついた髪の毛を右手でぐしゃぐしゃと掻(か)き上げ小さな欠伸(あくび)を一つ。カーテンが開けられた窓辺から差し込む優しい陽射しにシエルは包まれ眠たげに見渡しの良い窓から景色を見つめた。
「あぁ、長い間眠って居た気もするが、夢にしては随分(ずいぶん)とふざけた夢を見させられていた。なぁ、セバスチャン。」
シエルは毛布を手で捲(まく)りベッドに腰掛けると、燕尾服を音もなくなびかせベッドに近づきセバスチャンは跪(ひざま)ずきシエルにルームシューズを履(は)かせた。
「お前は、あの変態とは違うな。」
セバスチャンはシエルを見つめ言う。
「変態??」
「下僕(げぼく)の存在であるお前が、僕で遊ぶからだぞ!!」
セバスチャンは深刻な面持ちで、それはあたかも敬謙(けいけん)深い殉教(じゅんきょう)者が神の目の前で命を絶(た)たれるその者である。
セバスチャンは頭(こうべ)を深々と下げシエルに告げた。
「申し訳ございませんでした。私の手違いで坊ちゃんの魂を戴(いただ)く時に邪魔が入り込みまして、坊ちゃんの魂を取り戻す為に私は契約違反をしてしまいました。お許しください。」
──────貴方(あなた)が私に死ねと言えば、私は遵(したが)いましょう───────
そんなセバスチャンを勝ち気な瞳で満足げに見つめシエルは口許(くちもと)で笑う。
「そうだな、主人である僕に違反するとは……お前に罰を与えてやる。その身を持って贖(あがな)え。僕が良いと言うまで僕に従(したが)え良いな。それが、お前との契約更新の約束だ。」
セバスチャンは頭(こうべ)を上げて驚きの眼差(まなざ)しでシエルを見つめると、いつものシエルの笑顔。
坊ちゃん、私は二度と坊ちゃんから離れたり致しません。
「Yes,My Load」
黒執事Ⅱ ■ 転結執事 the end.