*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
微熱 (4)
その週の金曜の昼下がり小田原と函南は片桐をマジマジと見つめている。何と無く最近、片桐はポォとして何かを思い考えているが片桐に聞くと特にも無いと言うだけで答えはない。
「片桐さん、何か変だよね。もしかして、具合でも悪い??」
「何かなぁ~あのポォとした表情が気になるな。」
片桐は食事の後片付けをしているので居ないここはHOUSE-Rの社員用の休憩室である、小田原と函南はソファーに座り話していた。
「おい、函南、今日は習い事はないんだよな??本人に聞いてもあんな調子で要領を得ない。あー言う純情な人が思い込むと大変な事になる。函南、片桐さんのアパートに行け。」
「うんん、でも…‥良いんじゃないの??」
「お前はそう言うがな、良いか??俺はな遊び半分のやっかみで言っているんじゃないぞ。何かあってからは遅いんだ。恋愛は人間にとって安定剤もあり劇薬ともなり得る。」
「そうだっけどさぁ、そんなにしなくってもイィんじゃない。片桐さんは大人だよ。恋愛の一つぐらいは普通と思うけどね。」
「未成年の癖にして、見据えた事を言うなぁ。」
「僕はもうハタチになりました。」
小田原と函南がそう会話して居ると片桐が洗い物を済ませて、ワゴンを押してソファーに戻って来た。
「どうも、終わりました。」
そう言うと片桐はメイドワンピースをそっと摘みスカートを整えて、小田原と函南に向き合う様にしてソファーに座る。
穏やかに片桐はいつもの様に変わりなく微笑んでいる。 函南からすると1人で淋しく生活しているのが良く分かるので、片桐に幸せになって欲しいと思っている。
「ねぇ、片桐さん、最近、恋愛中??」
「おい、函南…そんな単調短絡に聞くなよ。」
「えっ………」
「小田原にぃがね、なんか心配しているんだよね。片桐さんが、最近ポォとしているから大丈夫かなって。」
「やっかみとかじゃないんだ、だから、誤解しないでくれ。もし、片桐さんに何かあったら心配なんだ。」
「その……‥」
「恋愛中は気をつけてねって、小田原にぃからお願いだよ。」
「はい…‥気をつけます。」
そんな午後を過ごし緩かに過ぎて行く、ワゴンを小田原が押して厨房に降ろす。小田原はそんな片桐を見てやや不安でもある、恋愛に慣れてない片桐は相手にのめり込み、何もかも相手に差し出すのではないかっと危惧する。
「おぅ、小田原、どうした??」
厨房には飯窪が居て小田原に声をかけて来た。
「特になにもない。」
「最近さぁ、片桐さんがなんか色っぽい気がするんだけど~ そう思わんか??」
「あぁ、その件は余り言いたくない。そっとしておく事だな。」
「そうだな、片桐さんはHOUSE-Rの看板メイドなんだからな。」
飯窪は1人心地で納得し小田原から、ワゴンを受け取り洗い物を流し台のシンクに持って行くと他のスタッフがおり一緒に洗う。
何とも小田原は心に引っ掛かる気がしてならない。でも、片桐にはきちんと意思表示はしたので気をつける事と思うが…‥ 何も無ければ良い大人になってからの恋愛は激しい痛手を負う恐れがある。
余計なお節介で済めば良いと思う小田原だった。午後の来客を出迎えに行く前に小田原はトイレに行く。
そんな事もあり、遅番であったが小田原は酒の席を一席を設けた。函南を誘うとなんだか片桐まで参加すると言いうので片桐も行く事になった。
渋谷で飲む事にした。いつものフランチャイズの居酒屋で、個室へ案内されて行くゆったりとしていてこないだに来た個室と違う雰囲気な装飾である。
「遅いから軽くな。」
「僕は休みだから大丈夫ナリ。」
「僕も明日は休みなので大丈夫です。」
「そうか、明日、出勤は俺だけかぁ。俺は明日も遅番だからゆっくり出来るぜ。」
小田原はそう言うとオーダーを取り、ボタンを押して店員を呼ぶと直ぐに来て注文を取り去って行く。暫くして店員が注文したメニューを持って来て置いて行く。
各々が頼んだグラスを持ち乾杯をする、たわいない会話をしながら食事を取り時間が過ぎて余り遅い時間になると終電が心配なのでお開きとなる。
「今度は、ゆっくりと飲もうな。」
「うん。」
「はい、今日は楽しかったです。」
小田原は函南と片桐に別れて他の私鉄に乗り帰って行く、函南と片桐は同じ電車に乗り帰宅した。
駅に着き電車から函南と片桐は降りると、終電間近かなので人は多くないポツポツと居て2人でゆっくりとホームを歩き改札口へ向かう。
いつもの様に帰宅徒に着き、函南は片桐と別れてアパートのいつもの如く郵便ポストを確認すると何もない。アパートの階段を上がり自室前に行く。
鞄から鍵を取り出し辺りの気配を伺い様子を、見るが佐伯は来てないらしく足音もしない。
(やっぱり…‥もう…)
そう片桐はそう思いハッとする。佐伯を来る事を心の何処かで期待している自分に気づく。
微熱 (5)
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微熱 (4)
その週の金曜の昼下がり小田原と函南は片桐をマジマジと見つめている。何と無く最近、片桐はポォとして何かを思い考えているが片桐に聞くと特にも無いと言うだけで答えはない。
「片桐さん、何か変だよね。もしかして、具合でも悪い??」
「何かなぁ~あのポォとした表情が気になるな。」
片桐は食事の後片付けをしているので居ないここはHOUSE-Rの社員用の休憩室である、小田原と函南はソファーに座り話していた。
「おい、函南、今日は習い事はないんだよな??本人に聞いてもあんな調子で要領を得ない。あー言う純情な人が思い込むと大変な事になる。函南、片桐さんのアパートに行け。」
「うんん、でも…‥良いんじゃないの??」
「お前はそう言うがな、良いか??俺はな遊び半分のやっかみで言っているんじゃないぞ。何かあってからは遅いんだ。恋愛は人間にとって安定剤もあり劇薬ともなり得る。」
「そうだっけどさぁ、そんなにしなくってもイィんじゃない。片桐さんは大人だよ。恋愛の一つぐらいは普通と思うけどね。」
「未成年の癖にして、見据えた事を言うなぁ。」
「僕はもうハタチになりました。」
小田原と函南がそう会話して居ると片桐が洗い物を済ませて、ワゴンを押してソファーに戻って来た。
「どうも、終わりました。」
そう言うと片桐はメイドワンピースをそっと摘みスカートを整えて、小田原と函南に向き合う様にしてソファーに座る。
穏やかに片桐はいつもの様に変わりなく微笑んでいる。 函南からすると1人で淋しく生活しているのが良く分かるので、片桐に幸せになって欲しいと思っている。
「ねぇ、片桐さん、最近、恋愛中??」
「おい、函南…そんな単調短絡に聞くなよ。」
「えっ………」
「小田原にぃがね、なんか心配しているんだよね。片桐さんが、最近ポォとしているから大丈夫かなって。」
「やっかみとかじゃないんだ、だから、誤解しないでくれ。もし、片桐さんに何かあったら心配なんだ。」
「その……‥」
「恋愛中は気をつけてねって、小田原にぃからお願いだよ。」
「はい…‥気をつけます。」
そんな午後を過ごし緩かに過ぎて行く、ワゴンを小田原が押して厨房に降ろす。小田原はそんな片桐を見てやや不安でもある、恋愛に慣れてない片桐は相手にのめり込み、何もかも相手に差し出すのではないかっと危惧する。
「おぅ、小田原、どうした??」
厨房には飯窪が居て小田原に声をかけて来た。
「特になにもない。」
「最近さぁ、片桐さんがなんか色っぽい気がするんだけど~ そう思わんか??」
「あぁ、その件は余り言いたくない。そっとしておく事だな。」
「そうだな、片桐さんはHOUSE-Rの看板メイドなんだからな。」
飯窪は1人心地で納得し小田原から、ワゴンを受け取り洗い物を流し台のシンクに持って行くと他のスタッフがおり一緒に洗う。
何とも小田原は心に引っ掛かる気がしてならない。でも、片桐にはきちんと意思表示はしたので気をつける事と思うが…‥ 何も無ければ良い大人になってからの恋愛は激しい痛手を負う恐れがある。
余計なお節介で済めば良いと思う小田原だった。午後の来客を出迎えに行く前に小田原はトイレに行く。
そんな事もあり、遅番であったが小田原は酒の席を一席を設けた。函南を誘うとなんだか片桐まで参加すると言いうので片桐も行く事になった。
渋谷で飲む事にした。いつものフランチャイズの居酒屋で、個室へ案内されて行くゆったりとしていてこないだに来た個室と違う雰囲気な装飾である。
「遅いから軽くな。」
「僕は休みだから大丈夫ナリ。」
「僕も明日は休みなので大丈夫です。」
「そうか、明日、出勤は俺だけかぁ。俺は明日も遅番だからゆっくり出来るぜ。」
小田原はそう言うとオーダーを取り、ボタンを押して店員を呼ぶと直ぐに来て注文を取り去って行く。暫くして店員が注文したメニューを持って来て置いて行く。
各々が頼んだグラスを持ち乾杯をする、たわいない会話をしながら食事を取り時間が過ぎて余り遅い時間になると終電が心配なのでお開きとなる。
「今度は、ゆっくりと飲もうな。」
「うん。」
「はい、今日は楽しかったです。」
小田原は函南と片桐に別れて他の私鉄に乗り帰って行く、函南と片桐は同じ電車に乗り帰宅した。
駅に着き電車から函南と片桐は降りると、終電間近かなので人は多くないポツポツと居て2人でゆっくりとホームを歩き改札口へ向かう。
いつもの様に帰宅徒に着き、函南は片桐と別れてアパートのいつもの如く郵便ポストを確認すると何もない。アパートの階段を上がり自室前に行く。
鞄から鍵を取り出し辺りの気配を伺い様子を、見るが佐伯は来てないらしく足音もしない。
(やっぱり…‥もう…)
そう片桐はそう思いハッとする。佐伯を来る事を心の何処かで期待している自分に気づく。
微熱 (5)