もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

二次創作@オジサマ専科 Vol.2 Memories BLver(24)

2012-07-23 23:55:05 | 腐女子の御伴
オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv




         曇りのち??(24)




古川は舞い降りて来たアイディアを、余す事なく全て書き留めた。深呼吸をし一仕事を終えた。どれも、大変良いと満足した。

書斎の壁に掛けられた時計を見ると、かなりの時間が経過した事を古川は気がついた。時刻は16時30分で無我夢中になると、時間があっという間に過ぎてしまうと。

書斎机の横のサイドボードに置かれた電話が鳴った。 ディスプレイには、斉藤剛士と表示されて電話の受話器を手に取り出た。

「もしもし、透??」

「あぁ、私だ。どうした剛??」

「携帯電話に何度も電話したのに、出ないから心配した。もしかして自宅で仕事してた??」

「あぁ、終わったさ。つい無我夢中だったから。」

「ねぇ、透は今夜、身体空いてる??暇ならさ、俺に付き合ってよ。」

「空いてるさ。松も一緒か??」

「松は居ないよ。透の御尊顔を、どーしても拝(おが)みたいヤツが居るんだ。あっ、痛てぇ、叩くなよぉ。まぁ、来てからの楽しみな。落ち合う店の情報は携帯電話のメールに送信しておくわ。じゃ、待ってる。」

そう言うと斉藤はさっさと電話を切ってしまった。

もし藤宮に一緒に行きたいと言われたら、連れて行っても良いのか尋ねたかった。古川はとりあえず、自室へ向かった。


自室の前に着きドアノブを握り、扉を開けようとすると鍵がかかっていた。

「悠紀、居るのか??」

古川はホッと一安心した。また、何も持たずに外へ、飛び出してしまったのか不安だった。返事は無にもない。ふて腐れて寝てるのかも知れない。

今、着てる着物の上に羽織(はお)りを着れば外へは出掛けられるし、財布と自宅の鍵に携帯電話はリビングにあるので特に困る事はない。

古川は紙にメモを書きセロテープで自室の扉に貼り付けた。



古川は17時に外出した。



藤宮は古川の寝室の敷(し)き布団で狸寝入りをして居た。

部屋は二間続きで寝室ともう一部屋ある。藤宮の部屋と同じ間取りだっが、古川の部屋に居ると心が落ち着く特に寝室の敷(し)き布団。

時刻を見ると17時30分だった。仲直りしょうと思い布団から起き出し部屋の外へ出た。扉にはメモがセロテープで貼り付けられていた。

ジーパンのポケットに入れておいた電源を切った携帯電話を、藤宮は取り出し携帯電話の電源をオンにした。

オンにすると同時に、着メロが鳴り、着信ディスプレイには斉藤剛士さんと表示された。

電話に出ると斉藤が挨拶して来た。

「今晩わ、藤宮君。俺だよ、斉藤。」

「はい、藤宮です。透さんは??」

「透は、まだ到着してないんだ。もう、家は出たよね??ほんと悪いね、透をお借りしちゃいまして。用事済んだら、ちゃんと帰すから心配しないで。用事??あぁ、俺の仕事の事で話しするだけだからさ。大きなプロジェクトがあってさ、透に相談したいんだな。午前様はさせないし、透を妖しい場所に連れ込む様な事しないから安心して。ご飯はちゃんと食べるんだよ。じゃ、ちょっとだけ、透を借りるから宜しく。」


斉藤は一方的にまくし立てる様に自分の用件を、藤宮に伝えるとさっさと電話を切った。

藤宮はやられたっと思った。斉藤は遠回しに藤宮を来ない様に先手を打って来た。要するに古川と二人きりで会いたいので、藤宮が来ると面倒で邪魔になるから来るなと言う意味である。

優しい顔して腹黒い斉藤に腹立った藤宮は、古川の寝室へ戻る。敷(し)き布団で寝て待ってれば、古川は絶対帰宅するので敷(し)き布団で横になった。





初体験(25)

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