※この小説はアニメ黒執事を基に、二次創作として執筆しております。
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード28
異府(いふ)へ手紙を届ける、者により一通の手紙がシエルに届けられた。
それは死神派遣協会からの公的な謝罪の文書であり、後日にシエルとセバスチャンに会い謝罪を正式に申し出るとの内容であった。
シエルはその手紙に返信した、死神派遣協会から公的な謝罪文書を送られたのでそれで良いと手紙を書いたが─────
再び手紙が死神派遣協会からシエルに届けられ、 どうしてもシエルに会いたい人物がおり渡したい物があると言う懇願(こんがん)の手紙であり、手紙の署名(しょめい)はウィリアム・T・スピアーズ。
シエルは渋々(しぶしぶ)と承知し、スピアーズに手紙を書き一つだけ条件付けた。
魂を狩る道具は一切持ち込まないと言う条件なら良いと書き手紙を、死神派遣協会のスピアーズ宛に送ると後日に手紙が届きスピアーズはその条件を承諾(しょうだく)したとの事だった。
門の前に馬車が到着し、呼び鈴が鳴らされる。
門は開き馬車は城に続く道を走り出す。
客室の椅子(いす)に座り、シエルは来客者を待って居ておりセバスチャンは、シエルの後ろに立って控えて居る。
フレイアが来客を出迎え、客室に案内するらしくフレイアの姿はない。 客室の扉が五回ノックされ声がする。
「シエル様、お客様がご到着されました。」
「あぁ、通せ。」
客室の扉が開くと、フレイアが先導して居る後ろには見慣れた人物が─────────
「久しぶりだねぇ~ 元気だったかい~伯爵。ぃぃひひ。」
葬儀屋のいつもの服装のアンダーテイカーと、黒のスーツ上下のスピアーズ、そして真っ赤な衣裳に身を包んだグレル。
「セバスちゃん♪」
「静かになさい、グレル。」
「アンダーテイカー、何しに来た?? 用事を済ませたら早急に帰れ。」
「私の用事ではなく伝説の死神である、アンダーテイカー殿が、シエル様にお会いし是非ともお渡ししたい物があるとの事で、今日は異府(いふ)まで来たのです。」
「小生(しょうせい)の、特製の棺桶を伯爵に──── 」
「僕には必要ない。もう良い、帰れ。」
「セバスちゃん、私は貴方(あなた)にお別れを言いに来たのよ。大好きだから、貴方(あなた)を諦めるわ。愛してるわよ!!セバスちゃん。」
「セバスチャン、フレイア、アンダーテイカーとグレルを摘(つま)み出せ。」
「伯爵は安眠がないと思ってねぇ~ 小生(しょうせい)が特製で造ったのさ。棺桶(かんおけ)ベッドだょぉ。伯爵がねぇ、寂しくない様に添い寝が出来るキングサイズなんだぁねぇぇ。小生(しょうせい)も特製棺桶(かんおけ)ベッドで寝て居るけど、そのまま永眠したくなるい眠り心地だぁよぉぉ。 早速、寝てみるかぁい~??」
フレイアは真剣な表情で、アンダーテイカーを見つめ言う。
「特製棺桶(かんおけ)ベッドで眠ると、人間の言う夢が見れますか??私は夢を見たいのです。」
「小生(しょうせい)に、極上の笑いをくれるかぁい?? なら、教えて上げても良いぃょぉ。」
フレイアはアンダーテイカーの身体に両手を触れると、身体を擽(くすぐ)り始める。シエルとスピアーズと会話をして居る間、フレイアはアンダーテイカーをひたすら擽(くすぐ)る。
「良いねぇぇ、良いょぉぉ~ 極上な笑いとは違う快感だぁねぇ。いひひぃぃぃぃ。小生(しょうせい)は、安眠し過ぎて夢を、見た事はなぁいねぇ。あぁ、もっとぉ小生(しょうせい)におくれぇ~」
「セバスちゃん…… 」
セバスチャンにグレルは近寄ろうとするが、セバスチャンはグレルを相手にもせずシエルの後ろに控えスピアーズと会話をして居る。
スピアーズは眼鏡(めがね)の、フレームをすいと上げてシエルに返答をする。
「─────なので、その時はお手紙でシエル様に、ご連絡を致しますが…‥ 」
「僕に誠意ある謝罪と、言うならそれで構わない。」
「分かりました。それでは、その様に致します。グレル…‥みっともない事は止(よ)しなさい。」
アンダーテイカーは客室の床に笑い転がり、フレイアはそれでもアンダーテイカーを擽(くすぐ)って居る。
「坊ちゃん、来客のおもてなしをせずに、申し訳ありません。」
「人間界に戻りしだい私とグレルは、仕事なので結構です。グレル、帰りますよ。」
グレルは床に転がった夢心地なアンダーテイカーを引きずり、名残惜しそうにセバスチャンを見つめ別れがたい。
「フレイア貴方(あなた)は、何をしてたのです。お茶も出さずに、これでは困ります。」
「私は夢を、見たいのですよ。セバスチャン貴方(あなた)は夢を、見た事はありますか??」
セバスチャンとフレイアの、やり取りを聞きグレルは言う。
「ほんとうの夢はねぇ、だぁい好きな人と観(み)るものなのよ!!貴方(あなた)はそんな事も、知らないの?!」
「大好きな人……と観(み)るもの────」
フレイアは考え込む。
そう言うとスピアーズ達は、去って行った。
黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード29
一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。
その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
■黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード28
異府(いふ)へ手紙を届ける、者により一通の手紙がシエルに届けられた。
それは死神派遣協会からの公的な謝罪の文書であり、後日にシエルとセバスチャンに会い謝罪を正式に申し出るとの内容であった。
シエルはその手紙に返信した、死神派遣協会から公的な謝罪文書を送られたのでそれで良いと手紙を書いたが─────
再び手紙が死神派遣協会からシエルに届けられ、 どうしてもシエルに会いたい人物がおり渡したい物があると言う懇願(こんがん)の手紙であり、手紙の署名(しょめい)はウィリアム・T・スピアーズ。
シエルは渋々(しぶしぶ)と承知し、スピアーズに手紙を書き一つだけ条件付けた。
魂を狩る道具は一切持ち込まないと言う条件なら良いと書き手紙を、死神派遣協会のスピアーズ宛に送ると後日に手紙が届きスピアーズはその条件を承諾(しょうだく)したとの事だった。
門の前に馬車が到着し、呼び鈴が鳴らされる。
門は開き馬車は城に続く道を走り出す。
客室の椅子(いす)に座り、シエルは来客者を待って居ておりセバスチャンは、シエルの後ろに立って控えて居る。
フレイアが来客を出迎え、客室に案内するらしくフレイアの姿はない。 客室の扉が五回ノックされ声がする。
「シエル様、お客様がご到着されました。」
「あぁ、通せ。」
客室の扉が開くと、フレイアが先導して居る後ろには見慣れた人物が─────────
「久しぶりだねぇ~ 元気だったかい~伯爵。ぃぃひひ。」
葬儀屋のいつもの服装のアンダーテイカーと、黒のスーツ上下のスピアーズ、そして真っ赤な衣裳に身を包んだグレル。
「セバスちゃん♪」
「静かになさい、グレル。」
「アンダーテイカー、何しに来た?? 用事を済ませたら早急に帰れ。」
「私の用事ではなく伝説の死神である、アンダーテイカー殿が、シエル様にお会いし是非ともお渡ししたい物があるとの事で、今日は異府(いふ)まで来たのです。」
「小生(しょうせい)の、特製の棺桶を伯爵に──── 」
「僕には必要ない。もう良い、帰れ。」
「セバスちゃん、私は貴方(あなた)にお別れを言いに来たのよ。大好きだから、貴方(あなた)を諦めるわ。愛してるわよ!!セバスちゃん。」
「セバスチャン、フレイア、アンダーテイカーとグレルを摘(つま)み出せ。」
「伯爵は安眠がないと思ってねぇ~ 小生(しょうせい)が特製で造ったのさ。棺桶(かんおけ)ベッドだょぉ。伯爵がねぇ、寂しくない様に添い寝が出来るキングサイズなんだぁねぇぇ。小生(しょうせい)も特製棺桶(かんおけ)ベッドで寝て居るけど、そのまま永眠したくなるい眠り心地だぁよぉぉ。 早速、寝てみるかぁい~??」
フレイアは真剣な表情で、アンダーテイカーを見つめ言う。
「特製棺桶(かんおけ)ベッドで眠ると、人間の言う夢が見れますか??私は夢を見たいのです。」
「小生(しょうせい)に、極上の笑いをくれるかぁい?? なら、教えて上げても良いぃょぉ。」
フレイアはアンダーテイカーの身体に両手を触れると、身体を擽(くすぐ)り始める。シエルとスピアーズと会話をして居る間、フレイアはアンダーテイカーをひたすら擽(くすぐ)る。
「良いねぇぇ、良いょぉぉ~ 極上な笑いとは違う快感だぁねぇ。いひひぃぃぃぃ。小生(しょうせい)は、安眠し過ぎて夢を、見た事はなぁいねぇ。あぁ、もっとぉ小生(しょうせい)におくれぇ~」
「セバスちゃん…… 」
セバスチャンにグレルは近寄ろうとするが、セバスチャンはグレルを相手にもせずシエルの後ろに控えスピアーズと会話をして居る。
スピアーズは眼鏡(めがね)の、フレームをすいと上げてシエルに返答をする。
「─────なので、その時はお手紙でシエル様に、ご連絡を致しますが…‥ 」
「僕に誠意ある謝罪と、言うならそれで構わない。」
「分かりました。それでは、その様に致します。グレル…‥みっともない事は止(よ)しなさい。」
アンダーテイカーは客室の床に笑い転がり、フレイアはそれでもアンダーテイカーを擽(くすぐ)って居る。
「坊ちゃん、来客のおもてなしをせずに、申し訳ありません。」
「人間界に戻りしだい私とグレルは、仕事なので結構です。グレル、帰りますよ。」
グレルは床に転がった夢心地なアンダーテイカーを引きずり、名残惜しそうにセバスチャンを見つめ別れがたい。
「フレイア貴方(あなた)は、何をしてたのです。お茶も出さずに、これでは困ります。」
「私は夢を、見たいのですよ。セバスチャン貴方(あなた)は夢を、見た事はありますか??」
セバスチャンとフレイアの、やり取りを聞きグレルは言う。
「ほんとうの夢はねぇ、だぁい好きな人と観(み)るものなのよ!!貴方(あなた)はそんな事も、知らないの?!」
「大好きな人……と観(み)るもの────」
フレイアは考え込む。
そう言うとスピアーズ達は、去って行った。
黒執事 StarRingSilver 白薔薇の揺り籠 エピソード29