豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

景気浮揚で給与をアップさせるには…北斗市

2010-08-27 18:00:27 | ファース本部
物価下落が続くと確実に失業者は増えて行きます。
安い買い物が出来る事は有り難いように思うものですが私達の生活に悪い影響を与えています。
ある有名衣料品メーカーと家具メーカーは、高品質の品物しか販売しません。

商品のクオリティーを損ねずに価格を安く出来る事は、消費する側にとって大きなメリットです。
しかしその皺寄せが何処かに出ているかを推察してみましょう。

安価な商品の殆どが人件費の安い外国で生産しています。
人件費の高い国内産業は、衰退し、その時点で国内の失業者を増やす要因となります。
海外で生産された商品は、船積みされて国内に持ち込まれ国内各地に搬送されます。
その運送費が価格競争に追い込まれ、価格で負けた運送業者は廃業する憂き目に遭います。

このように「良いものを安く売ろう」とのコンセプトは理想的に感じます。
しかしその裏側では各関連業者の死闘が繰り返されているのです。
これは衣料品、家具に限らず価格競争をしている限り本当の景気浮揚にはなりません。

発想を変えて「良いモノを高く買う」と言う概念が浸透すると必然的に国内企業が活性化されます。国内企業が活性化すると社員の給料がアップして消費が増えて行きます。
住宅産業も、地場の木を山林から切り出して製材すると山林価格がただ同然でも木材になると輸入材より高くなります。人件費が違うからです。

家づくりにおいては、全てを国内調達しても家の価格は15%ていどしか高くなりません。
その事で林業や国内企業がどれほど潤う事でしょう。
景気浮揚で皆が元気になるには、「良いモノを高く買う」と言う概念を浸透させるべきです。

今日は終日25℃の過ごし易い北斗市でした。
写真は社内敷地内にあるクルミの木です。秋を感じさせる風を受け気持ち良さそうに佇んでいます。今年は大きな実を付けそう…
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 利益を出す仕組みとは…函館~... | トップ | 民主党の代表選挙で見えるく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ファース本部」カテゴリの最新記事