豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

見た目の良い売り易い家とは…北斗市

2009-08-31 18:33:40 | ファース本部
外装のコーナーに幅広のカルチャーストーンが填められ、床から天井までの細長い填め殺しの窓が付き、その窓の縁には赤いレンガが交互に貼られています。
お伽の国の家のようのような佇まいは、見る人に住んでみたいと思わせるに充分な雰囲気を持っています。

地域の大工さんが社長の工務店には、専門のデザイナー設計士にでも依頼しなければ、このような家を設計する事など出来ない事でしょう。
このように外観に情緒性や雰囲気を醸しだすのも、家づくりにおいて大切な事なのです。特に売れる家、売り易い家の多くは、このような意匠に工夫を凝らしているものが多いのです。

この見た目の美しい家が、住んで必ずしも住み良い快適な家だと言えない場合があります。むしろ住んでから後悔する確率が高くなる傾向にあります。
「快適な家」とは、冷暖房費が少なく、夏涼しく、冬暖かく、カビやハウスダクトが発生しないなどの性能がある事です。

この住んでから快適な家とは、とても説明の難しいメカニズムが潜在しています。
大きな夢を持って家づくりをしようと思う建主さん人に、断熱材の熱伝導率とかサッシの熱還流率などを説明すると、一気に気持ちが引いてしまう場合が多いのです。ひと目で解る美観、情緒性、雰囲気の方が絶対的に売り易いのです。

私達が行なっているファースの家の全国展開は、住んでからでなければ解らない、とても売り難い家を扱っているように思います。
住んでから快適なのは、断熱材や気密層の素材、組成、窓ガラスの構成や断熱、遮熱性能などと細かい数値がいっぱい詰まっています。

写真は先週訪問した山形県のファース工務店、高梨建設㈱さんで専務の高梨順教(としのり)さんと撮りました。高梨さんは、情緒性や雰囲気よりも真に中身が大切なのだと懸命に家を科学する事に徹しておりました。
当然、彼のつくるホームページなどにもそのような苦労のあとが滲み出ております。建主さんを思えばこそなのですが…

今朝のテレビや新聞は、何処も政権交代のニュースで溢れ返っています。
自民から民主へ外観が変わっただけででなく、暮らす人々が真に満足するような中身に期待します。その中身を吟味するのも国民であり、建主でもあるのですが…

今日の北斗市は気温11℃と一気に寒くなりました。
明日は台風が心配ですが東京経由で富山に移動します。
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