豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

希望は他人から与えられるモノでない…北斗市

2011-04-11 18:26:07 | ファース本部
統一地方選挙の前半選挙戦が終了しましたが、直ぐに後半選挙を控えています。
震災最中の選挙戦は、有権者も立候補者や運動員も戸惑いの中で実践されています。
選挙戦では、「夢と希望を与えられる地域社会を構築します」との言葉が飛び交って…

被災地では、家を失い、家族を失い、職場を失い、仲間を失い、まさに夢も希望も持てないような被災者が多く存在する現実があります。そのような被災者に「夢と希望」を…
平素の生活では家族を1人、病気や事故で失っただけで失意のどん底に落ち込むものです。

今回の震災では、「全てを失い在るのは命だけ」と言う人が多くいるのです。
私達のような直接被災を受けなかった者が、悲惨な状態にある被災地の人に、軽々しく「頑張って!」の言葉は、とても虚しく思えてなりません。これ以上、何をどう頑張れと云うのか…

家も家族も職場も仲間も、そして自分の宝だった愛車を失い当方にくれる人がいます。
全てを失った被災者に、「自分の生命の生き残った事はとても貴重な事である」と言ったところで、これも虚しさを感じます。その事を自分自身で気付くのはいつなのでしょうか。
被災しなかった人が格言めいた言葉を云っても被災者は気付いてくれません。

生かされている事に気付き、生かされているからこそ、辛くて、哀しくて、身心が痛むのです。
生かされているからこそ、真っ赤な太陽が見られ、美味しい物が食べられ、新しい出会いがあり、他人から「ありがとう」と感謝される機会があります。

人生の95%は辛い事ばかり。その辛さの向こうに在る5%に至極の幸せが待っています。
その至極の幸福感を得るには、「夢と希望」を自分自身で見出す事が前提なのでしょう。

今日は家庭裁判所での調停業務で事件当事者と一緒に「夢と希望の見出し方」を話し合い、難しい調停が円満成立となりました。
沈む夕日(写真)は明日また必ず昇ります。

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