豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

賛否両論の中でTPP参加を表明…北斗市

2011-11-12 17:07:26 | ファース本部
野田総理は、反対論が渦巻く中でTPP参加に向けて協議に入ると表明しました。
この問題は、国を二分する大激論となり、いずれも我国の国益を鑑みればこその主張なのでしょう。
与野党入り乱れての激論は大きな意義を含んでいるようです。

高齢化と少子化が進んで経済活動がジリ貧状態となり先行きの不安視は、人々の消費意欲が減退し、老後のための貯蓄を取り崩そうとしません。
消費が冷え込むと経済活力が一層削がれ、景気回復の足を更にひっぱる事になるのでしょう。

少なくとも我国がアジア太平洋地域の成長力をリードするには、このTPP参加の必要があったのでしょう。
その面では、野田総理の決断を評価する声も少なくありません。
しかし、関税撤廃は原価16,000円の国産米に3,000円の外国米が入って来るため農業関係者の影響は大きく、また健康保険制度が崩壊すると医師会も大反対をしています。
日本で当り前の国民健康保険は、アメリカでは低所得者層への負担分を危惧して実施されていません。

少しの油断が「何でも自由で自己責任」のアメリカ式に取り込まれ、我国の相互利益、共同体国家体制が崩れてしまう恐れが付き纏います。
一方、貿易自由による消費者全体の利益は、一次産業生産者のマイナス分を上回って余りあると云う経済学も多くおります。

人的資源が豊富で貿易立国を国是とする我国でTPP参加反対がここまで支持を集めたのは、バブル崩壊で何の対策も打てなかったこの「失われた20年」。我国は、国際競争への自信喪失になったのか。
林産業は安価な輸入木材で悲惨状態になりました。
これは国産材活用のための喚起を促す工夫不足が要因であったと云う指摘を参考にすべきではないでしょうか。

経済学的に保護貿易では企業や産業が育つ環境にありません。
自由貿易の影響を受ける産業の育成こそが政治力なのでしょう。
さて写真は、秋空に飛び立つ飛行機(ネット画像)です。
何事も、遣ってみなければ、飛び立って見なければ是非を問う事もままならず…

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