豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

潰れない小規模地域工務店…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2014-12-01 17:23:53 | ファース本部
昨今は、マスコミに注目を浴びた新興企業が、あっけなく破綻するケースがあります。
企業の経営危機は、極めて直近の足元にある場合が殆どと言われています。
実績がなく期待感だけの企業にとっては、右肩上がりのデビュー時にこそ、忘れがちになる基本的な地力をつける努力が必須なのでしょう。

通常のコンプライアンスが確立されておらず、問題が具現化すると市場に根付いていない新興企業は、あっと言う間に姿を消してしまいます。
新興企業だけではなく、老舗の企業でもヒット商品をだして勢いにのり、いっそう強い企業になったと思っていたら、いつの間にか破綻していた企業もあります。
勢いと強さは、経営を傲慢し、肝心な足元に不安が出てくるものだと言われています。

私達の住宅業界全体は、今や根本的な大転回の過渡期を迎えています。
量から質を求め、無関心だった温熱性能が規準ではなく規制へ変わる変革です。
例えば家のQ値(熱損失係数)などは、みどころのなかった温熱性能が、指導要項から、規制に移行し、Q値の伴わない家を建築してはいけない時代になります。

これは住宅業界全体に関わる課題ですが、モンスターのように巨大になったハウスメーカーは高気密高断熱と、それに伴う対応がとても難しくなります。
家づくりを企業経営と捉えざるを得ないハウスメーカーは、市場が変われば撤退や業務シフトなどへと変革が必須となるのでしょう。

しかしながら地元密着の工務店は、その地で生まれ、その地に骨を埋める宿命を背負っています。
簡単に業種シフトや海外に営業拠点を移すことなどは出来ません。
地域に浸透し、地域住民に慕われ、育まれて行く工務店になるべきなのでしょう。

私達の仲間であるFAS加盟工務店は、あえて小回りの効く小規模工務店に拘っています。
Q値(熱損失係数)やU値をしっかりと覚え、工務店としてのコンプライアンスを遵守しつつ、経営者やスタッフ、協力業者さんも一緒になって人間力向上に取り組んでいます。
写真はファースグループが展開しているゼロ・エネルギー・ファースの家です。

地域工務店は華々しく脚光を浴びることがありません。地道にコツコツと地を這うように実践する地域活動を行っています。だから小規模工務店は潰れないのです。
さて、地域工務店の安定受注と安定経営を支援するための仕事は師走で佳境に入ります。
今日は東京から帰社しましたが、明日から青森県に出向きます。

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